日別アーカイブ: 2020年10月6日

東京近郊

S市在住の知人から「町を案内するから来なよ」と誘われ、S市駅に集合し早速案内されたのは古い寺院で、小振りな山門をくぐって境内に入ると一面真っ白の銀世界である。しかしこれは雪ではなく、寺の隣にある巨大セメント工場の石灰石置場から飛んでくる粉塵が堆積したものなのだ(と知人は言う)。寺の奥庭の斜面には粉塵で白く化粧された五百羅漢が無数に並んでいる。ひとつひとつ顔を見ると、全てが苦痛に歪んだ形相をしている。これは日露戦争の戦没兵士に似せた羅漢なのだ(と知人は言う)。なんだか恐ろしくなり足早に裏門から出ると、そこは住宅地の入り組んだ小路だ。畝畝と曲がる路地を進むと、博多にわかの面を模した無数の瓦に覆われた変な民家を発見する。この家には人が通りそうな箇所にパイプ雲丹の風鈴が無数に下げられており「侵入者に対しての警戒心が異常だ」(と知人は言う)。やっと細い路地を抜け国道沿いに出ると、急に小雨が降って来て、知人の着ているブロード生地のワイシャツの所々が円形に透けて見えるのだった。これは雨粒が落ちた箇所が濡れてそう見えるだけだ(と知人は言う)。色々と珍しい名所を案内してもらい、私は感謝の念を伝えて知人と両手で握手を交わし、待ち合わせたS市駅で解散した(という夢を見た)。

(君も絶対ほしくなる夢のミニ文具)
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これらの魅惑的なミニミニ文具は、小学児童から支持されている近所の文房具屋で入手した。
マジックインキの姿をそっくりそのまま縮小した「マスコット消しゴム」には大型タイプと明記してあるが見てのとおり大型ではない(1個50円)
手榴弾を模したミニボールペンは、1個100円ではなく8個100円とお買い得!無造作に貼られた[ボールペン][100円]の札が大変に好ましい。