日別アーカイブ: 2021年1月11日

夢のフィヨルド

ピッケルの代わりに彫刻刀を持って挑んだツァウバーベルクは、幾つものピークを越え昨日やっと湖畔の針葉樹林帯まで下りてきた。転げ落ちそうな急峻を彫るときはグッと息を殺して刃先に集中!この連続で脳に酸素が足らなくなったのか(頭がおかしく)就寝中に変な寝言を発し、さらに血行不良で発症した足の凍瘡(シモヤケ)の痒みで目が覚める。(私は山に登らずして山の病になった)
先日の夢では〈キール湾〉について誰かに解説してて、日常では話さないようなドイツ地理の知識を寝言で発表してる自分にびっくりした。「キール湾とはバルト海の最西端にある湾で、氷河時代の最後に生成されたフィヨルドの一つ。鰻の寝床のように細長い形をしている。」

(分け入っても分け入っても)
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どの山がアイガー/メンヒ/ユングフラウ/ヴァイスホルンだか分からぬまま登る。

(人面魚船は謎のまま)
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キール運河沿いにあるズックスドルフという町のノートゲルト。これを調べていてキール湾を知り、そして寝言を言った(ノートゲルトは勉強にも寝言のネタにもなる)。
人面魚船の腹に第一次世界大戦時代の軍艦の名が書かれているので、キール軍港で勃発した「水兵反乱」とドイツ革命に関する図かと早合点したがそうではなかった。このシリーズ16枚全部を見ると、どうやらデンマークvsプロイセンの抗争の物語らしい。