日別アーカイブ: 2021年1月20日

とうきょうのおとしもの

レンコンホンポ・ハスだっぺの空き箱に長期保管されていたチラシ『とうきょうのおとしもの』は、平成16年の1年間に警視庁遺失物センターで処理された「落し物」についての報告及び広報のリーフレットである。この観音開き状の警視庁チラシを読むと西暦2004年落し物トレンドが見えてくる!それではさっそく17年前のウッカリ傾向を見てみよう。

〈とうきょうのおとしもの〉
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「遺失物センター」はここ警視庁飯田橋庁舎内にある。

〈遺失物トレンド〉
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★多い落とし物ベスト5 (平成16年中)
1位:傘 (33万本)
2位:衣類 (25万枚)
3位:財布類 (18万個)
4位:カード類(16万枚)
5位:有価証券(15万枚)

1位は納得の傘 (私も頻繁に電車内に忘れる)。5位は意外にも有価証券。普段から手形/小切手/株券などを多量に持ち歩いてる人がいることに驚く。携帯電話がランクインしてないのは当時の普及率が今ほどでなかったからであろう。

〈落し物がこんなに!!写真〉
右:21世紀初頭には携帯電話の主流がまだ二つ折りだったことがわかる。ズラリと並べられたその様はまるで甲虫の標本のようだ。鞄は中年サラリーマン愛用の茶色いビジネス鞄と男物セカンドポーチが多いことが特徴的 (落とした男のポッカリ空いた小脇に隙間風吹くだろう)。
左:ザックリ編みセーターが散見される衣類写真 (流行してたっけ?)『傘、傘、傘…….▼一雨3,100本。』一回の雨でこれだけの大量の傘が!それにしても木の柄の雨傘が多く、ビニ傘が少ないのは驚きだ(既にゴミとして処分されたのか?)。私も今年はビニ傘を廃止しサステナブルな木の把手傘を持とうかな?(高価な傘を持つ緊張感で落し物防止)

★落し物処理状況
遺失物品半数以上(58%)を拾った人がもらってることにビックリ!現金ならわかるけど。(私は封筒入り4万円を拾って届けその後もらった)

。。観音開き内側は次号ご紹介!