日別アーカイブ: 2021年10月10日

金沢の味

前々回の金沢出張では香箱蟹を、前回はオシャレ古民家で変わった寿司を頂いた。魚介類の美味しい金沢は最高の場所だが、今回は対コロナ警戒続行で宴会は無し。一人でご馳走を食べてもつまらないので金沢と無関係なタイ料理屋で米麺をすすりながらマリブ牛乳をすすって満足し、美術館が用意してくれたオシャレホテルに帰る。
普段の格安ビジホとは違う広い部屋には立派な応接セットが置かれており何だか優雅な気分。ソファに寝そべりコンビニで買った乾燥チーズをつまみに安スパークリングワインを飲みながらEテレ.クラシック音楽館を視聴すると結局は東京と同じ日曜日の夜の気分になる。TVでは今季でN響を去る指揮者パーヴォ.ヤルヴィがバルトーク『中国の不思議な役人』を演奏後『管弦楽のための協奏曲』について「20世紀の最高傑作だ」と熱く語っていたが、私は厳格な感じのこの曲がさほど好きではなく、何回聴いてもどんな曲だったか忘れる。

IMG_1614
(素泊まりだから)朝食はコンビニ購入の香箱蟹をイメージした〈香り箱の寿司〉と納豆巻き。
お店で見つけた時は「凄い!!145円なのに本物のカニが乗ってる」と金沢人の気前の良さにビックリしたが、食べて見たら非常に精巧にできたカニ足そっくりのカニカマだった!金沢在住の作家さんによると「金沢産カニカマの写実性は日進月歩」だという。しかし〈香り箱の寿司〉製造元は富山なので、おそらく摸造カニだけは特別に金沢から仕入れているに違いない。