国際社会の不毛な争いも、年内に終わらせるはずの作業も何もかもが終わらない2023年がいよいよクリスマスを迎える。忘年会にも出席できず目出度い気分0%で、新年というものはただ数字の更新でしか無い。
非情な悪魔が打ち鳴らす2024年へのカウントダウンに恐怖し、コタツに足を突っ込んだままガタガタと震えている私だった。(時間よ止まれ!)
実家の手作りデコレーション(老母作)
国際社会の不毛な争いも、年内に終わらせるはずの作業も何もかもが終わらない2023年がいよいよクリスマスを迎える。忘年会にも出席できず目出度い気分0%で、新年というものはただ数字の更新でしか無い。
非情な悪魔が打ち鳴らす2024年へのカウントダウンに恐怖し、コタツに足を突っ込んだままガタガタと震えている私だった。(時間よ止まれ!)
実家の手作りデコレーション(老母作)
どこかの野外音楽堂でキャンディーズの復活コンサートが開催され、私は4人目のメンバーとして舞台に上がることになった。亡くなったスーちゃんもいて不思議だったが、それよりも急に出ろと言われた私の混乱は酷かった。
衣装は黒い長袖肌着に重ねたワンピース水着で「わ…こんな恰好で人前に立てないよ〜」と動揺していると、懐かしいドレス姿のランちゃんから「ねえ、袖の糸を切ってくれない?」と声をかけられた。私は震える手にハサミを持ちチョロっと出た糸を切ろうとして、誤ってランちゃんの手の甲に傷をつけてしまった(ど…どうしよう憧れのランちゃんに傷を!!) 。
変な衣装、覚えてない歌詞、踊れない踊り…突然課せられた不条理な要求により極限に達した私は、大泣きしながら平伏し「わーーーん!許して下さい!」と謝罪するが、大仰な私の様子に呆れたランちゃんの目は冷ややかだ…。これ以上は耐えられず、逃げるように目を覚ました。
ミキちゃんの思い出(実話)
近所のリサイクルショップで慈善活動をしてるミキちゃん(本人)がレジを打ってくれた大量の激安CD(ワーグナー/ベートーヴェン/シューベルト)。「クラシックが好きなのネ。外は寒かったでしょう?手がとても冷たいわ…」と慈悲深いミキちゃんは永遠のアイドル。
すっかり下描き迷子となってしまい、下絵の向こう岸にある版木作業まで越すに越されぬ大井川となってしまった!(これでは川どころか年も越せない)
そして今日もまた東海道ミニ古文書を眺め、江戸時代の人が半月をかけて歩いた一本道をなぞってみたりしている。(そんなことより下絵を描こう)
日本橋-品川-川崎までフワフワ重傷(判読不能)
ここは【保土ヶ谷】↑の先にある∩型の変な場所は金沢八景の平潟湾と思われる。本当にこんな形なのか行ってみたい(来年に!!)
難所【箱根】も楽勝に見える!
実際は紆余曲折あるはずの道のりも一本道でしか書いてないから難なく歩けそう!箱根の山も楽勝(ではない)
東海道最大の難所といわれる駿河【島田】の大井川。大金を支払って人足の肩、馬や輿に乗せてもらい渡るのだから、旅には体力はもとより財力が必要だ。
(何故ゴールしなかったのか? )
朱色点線で辿る徒歩旅は京都鴨川に架かる三条大橋で終了!と思いきや、京都に向かう途中の近江【大津】にある分岐点(髭茶屋追分?)で初めて道を曲がりゴールせず、この旅人はどこかへ行っちゃった…
ニュー松島も近美コレクション展も終わり季節はもう師走。新作を年内に刷り上げないといけない私だが、燃え尽きた炭に火は付かず、一刻一刻を無駄にして過ごしているのだった。
〈時間の無駄遣い促進本を紹介〉
かざまランドで流行中の古文書収集で、こんな旅の本を見つけたヨ!現代のサインペンで表紙に『道中絵圖』と書かれたミニ和書の中身は、53ページに渡る1本道(日本橋〜鴨川三条大橋)で、ページ数と宿場名から一本道は東海道だろう。492㌔の長い道中、旅人の懐を出たり入ったり繰返したはずの本はボロボロというよりフワフワな塵紙のよう…。ポケットティッシュみたいになったロード53が徒歩旅の夢に誘うのであった。
ミニミニ道案内
本当の書名と出版年不明(誰かが後で付けた仮の表紙)
(脇道は不要!!)
武蔵→相模(ここは戸塚)
朱墨の点線が徒歩ノルマ達成の足跡を残す
(どこだろう?)
「ごんげんの人穴 富士ト公?」の謎。上に書かれた「追分大山八王寺」をヒントに探すと、八王子市の富士森公園内にある浅間神社に辿り着いた。人穴とは何か?現存するのか?行ってみたい(来年に!!)
一昨日3日をもって『ニュー松島』は無事に終了しました。わざわざ遥か墨東の無人島までいらして下さった皆様、誠にありがとうございました!私は制作中のため会場に居ることが少なく、御来場の皆さんにご挨拶できず、すみませんでした。次の無人島個展は未定ですが、また次回も(御足労)よろしくお願いいたします。
※素敵なお土産持参の皆様ありがとうございました。食べ物は美味しくいただきました。
この展示準備で今年は既に電池切れですが、僅かな残量エネルギーを搾りだし、シドニービエンナーレ用新作を年内に完成させるつもり!
(なんと私は)先日の夜、かざまランド前の歩道を高速で疾走するタヌキを見た!初めて目撃したモフモフ狸ちゃんは何か良い報せに違いない(幸運の獣・もしくは「もっと早くしろ」という何者かの催促)。珍しい世田谷タヌキにまた遭遇したい。
開催中『ニュー松島』展の最終日は12/3まで!かざまランドに蟄居しつつ残り僅かな会期を思うと寂しさが胸に迫るが、先日TVの宗教番組でみた無量の不思議「216億年かけて阿弥陀仏になった法蔵」の途方も無い時間感覚から比べると全く瑣末な感情だといえる。
しかし、この展覧会を再現することは今後一切無いだろうから(二度同じものは見れない)流転する無常の現実に生きる皆様はぜひとも御高覧いただきたい!チャンスは12/3まで!よろしくお願いいたしまーす。
FLOW(雄島/誰まつしまぞ)
雨垂れ滴る巌窟でわたしたちは貴方の御来場を待っている。(わたしは在宅し石の五輪塔を購入しようか毎日悩んでる)
無人島プロダクション詳細情報→https://www.mujin-to.com/exhibition/%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e6%9d%be%e5%b3%b6/
無人島プロダクションで開催中『ニュー松島』展の会期は12/3まで!休日を除く営業日は残すところ8日となりました。駅から遠い…と来場を躊躇する皆様にも「来てよかった」とご満足いただけるよう、木版画/ドローイング/ペン画/消しゴムはんこ/写真など多種多様な作品をご用意しております。是非ともご高覧のほどよろしくお願い致します!
作品解説ファイルの他、松島絵葉書集や皿宇宙ファイルなどの見物も可能です。ご希望の方は窓口にいるスタッフにお声掛けください。
〈おすすめ徒歩コース〉
都現美の裏手に流れる運河〈大横川〉に沿って墨田区方面に歩くと約24分で着くよ(途中どこかの橋で右岸に渡り真っ直ぐ)
住所: 墨田区江東橋 5丁目-10
(最寄駅:住吉/菊川/錦糸町)
注意!本日23:勤労感謝の日は休廊です!!
11/24・25・26・29・30・12/1・2・3
残る8日間がニュー松島鑑賞のラストチャンス!会場内では変な風景画の数々と大横川旧堤防が皆さんのお越しを待っている。詳細はコチラ↓
https://www.mujin-to.com/exhibition/%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e6%9d%be%e5%b3%b6/
月末木曜日の朝日新聞朝刊〈論壇時評〉挿絵は、現在「氷河と凍土シリーズ」で展開中です。先月で3回目で今後2回で終了予定。どんな絵かというと、こんな絵(写真参照)です。
凄まじく暑い夏の時期に掲載だったので、目から涼感が得られそうな寒い絵柄にしてみたのだが、いつのまにか本当に寒い季節になっちゃった!この急激な気候の変化と締切に気持ちは焦るばかり…なのに一日中眠いのは何でだろう?それはきっと冬のせい。
8月『寒冷期通行止め』
最初のタイトル『休火山』は、編集部から「富士山は休火山ではない」という指摘を受けたのでこの題名に変更(ついでに噴煙も追加)。スヤスヤ眠る恐竜はステゴサウルスくん。
9月『氷の博物館』
冷徹なマンモス人事部長から不採用と非正規雇用の通達。私は就職活動をしたことがないので、このようなお手紙をもらったことがない。
10月『ジークフリートと凍土の怪物』
永久凍土の壁と戦うジークフリート。火炎放射器で凍てつく土をドロドロに溶かし、埋没する太古の秘宝を強奪するつもりだ…この続きは11月30日(木)の朝刊で!