w杯おわった、さぁ働かう!

2006年W杯独大会グループ予選で、チュニジアのブアジジ選手の演じたシミュレーションが忘れられない。敵選手に足をかけられたように大転倒し、普通ならここで「足が痛いよ〜」と叫ぶところブアジジ選手はなぜか「クチビルをヤラれた!」と審判に猛アピールを始めた。自分の厚い唇を指差しながらファウルを懇願する姿は滑稽かつ斬新!おそらく足ばかりだと真実味にかけるので(無傷だったが)クチビル負傷演技に賭けてみたのだと思う。
先日終了した露大会でも、国際的一流選手たちによる、狡っ辛い大袈裟アピールが期待以上に楽しむことができた。ビデオ判定で嘘がバレた時のネイマールのごまかし笑い。遅延行為に怒ったデンマーク選手からド突かれたときのエムバペのずっこい半笑い….。このように狡猾な表情を数多く生み出した大会も、狡っ辛い強さを証明したフランス軍の優勝で幕を閉じた。もう4年先まで見れないのでツマラナイが…祭りは終ったのだ、さあ働こう!

(制作中)
IMG_8962
8月から担当する朝日新聞『歌壇俳壇』欄の挿絵のために制作したリノカットは (今は黒くて見えにくいが) 歌や句の世界観に配慮した作品に。

秋には森に

ぐんまちゃんのイラストがかわいい「5/15 高崎〜前橋行軍」と書かれた紙は、ちょうど2ヶ月前に中途半端に実行された遠足のしおりです。当日は5月なのに夏のように暑い日だったので、長距離歩くのを断念し、群馬の森に行くのをヤメました。高崎市内にある群馬の森はブルターニュの森よりずっと小さい森林公園です。もとは帝国陸軍岩鼻火薬製作所の敷地で、森に点在する弾薬庫のような建物、工場が爆発した際に延焼を防ぐ土塁が見学できます。ここのお散歩は中止して、前橋で文学散歩でもゆっくりしようと主要施設を訪ねたら(なんと!)朔太郎記念館も前橋文学館も電気系統の故障で臨時休館!ああ、追えば逃げる詩人の幻影よ…なぜかしら?
不完全燃焼だった遠足の思い出よ(待つがよい)わたしは再び群馬の地を踏み、幽霊に出会うかもしれない森で弾薬庫を探し、古墳を見てから手打ちうどんを食べ、あまり面白くなさそうな記念館に行くであろう。それは(暑いから)今ではなく秋に!

(計画は分刻み)
IMG_8923
今度は完遂できるかな?

(ひもかわ最高)
IMG_8648
ぐんまちゃんオススメの麺類

どこへ?

暑いので扇風機を回していたら、本棚の雑誌がパラパラと風に煽られてハガキ大の紙片が一枚、畳の上にペロンと落ちた。
拾い上げてみるとそこには「お詫びとお願い 製本上の手違いから目次のあいだに広告4頁がはいってしまいましたが、この広告4頁を切り取って目次をご覧ください。読者のみなさまにはたいへんご迷惑をおかけいたしますことをお詫びいたします。思潮社・現代詩手帖編集部」とお詫びが印刷してある。そして裏面にはこの紙をメモがわりにした読者による「この気違いじみたすばらしい世界の、この気違いじみたすばらしい子供たち、哀れな燃えるみなしごよ ー我が名はアラムー」との走り書きがあった。
裏と表どちらが詩的かというと、走り書きは通俗的で好ましくない。むしろ編集氏からの「お詫びとお願い」に詩的レトリックを感じる、なぜなら(この詫び状には罠があり)指示どおり広告4頁を切り取ったところで…消滅した目次は戻って来ないのだ!「失われた誌面を想像してください」という真の指示に従い、消えた広告内容と尻切れトンボの目次の行方を四次元に探すことは、文章を詩的に作ること同様に難しい。(わたしにはそれができない)

〈現代詩手帖は風に煽られ〉
IMG_8907
中村宏先生の土星は揺れる

IMG_8878
「お詫びとお願い」

IMG_8879
どこへ?天沢退二郎…………..と辿っていくと
右ページには頁を示す数字ではなく、ミショー詩集の広告文がある。在るべき対のページを探してもこの本の中には存在しない。目次はどこへ?

小惑星☆斥候

ハワイ語で「戦闘斥候」を意味する名をつけられた小天体オウムアムア。太陽系をブーメラン型の軌道で横切るこの棒状の小惑星は、私が三日と空けずオヤツに食べるミノちゃん印の黒糖麩菓子の形状にそっくりです。そしてこれは、中が空洞になっている珍しい麩菓子個体を発見した時の記念写真で、私がかじった断面を、Zライトにかざした瞬間に現れたコズミックな光景です。空洞の向こうに小さな穴が空いていることで、そこから黒糖の蜜が侵入し「表も裏も黒糖がかかっている」という奇跡が起きました。

(惑星型麩菓子)
IMG_8747
地球の空洞からみる陽光も、このように美しいに違いない。

(事前通告:不吉な兆候)一昨日またしてもアイホン画面が突如真っ暗に!6時間いろいろ試みて暗黒宇宙から生還したものの、だんだん字が小さくなる変な症状もあり不安定。なので連絡が途絶える可能性を斥候兵伝達のように事前にお知らせしまーす。

なぜか忘れる

10年前に初めてきた時から道に迷い、昨日は辿り着くまで20分も彷徨ってしまいました。最初に迷った日は、このナディッフビル開店を祝う(chim↑pomたちが地下室に汚水を溜める)記念展初日でした。そしてこのたび再度、地下室に汚水を溜めて開店10周年を記念しています。
また書籍売場では『美術手帖 創刊70周年フェア』が開催されバックナンバー(古本)の展示販売中。20年前に「モータースポーツ」という版画が目次ページ裏に掲載されたことをふと思い出し、この中にあるかな〜と探してみたのですが残念ながらありませんでした。何月号で何特集だったか全く覚えてなく、ただ表紙が紫っぽい色だったような記憶しか残っていません。たった20年で風化する脆弱な記憶力…。お、おそろしい!

(車戦士いずこ?)
IMG_8882
この作品をもとにして目次ページ用に制作した(原画も掲載誌もどこかに消えちゃった)

【謝辞】
昨日8日〈ディスリンピア2680展〉が無事終了いたしました。暑かったり雨天の中、遠い会場まで足を運んでくださった皆様に感謝です。本当に有難うございました!

本日閉会

現在・過去・未来と時間をごちゃまぜにして絵を描く私は、昔のことも今のことも訊かれれば何でもお答えする(インタビューの席でなくても酒席でも)。そして未来のことはいい加減な憶測で語る。そのような質疑応答を記録した『美術手帖8月号』は昨日発売とお知らせしたが一昨日発売だった。このすでに刊行されている掲載誌での問答は、近年アート界における社会性をちっとも尊重しない、私個人の主観のお話がほとんどなので読んでも勉強にならない(と思う)。

(BT情報まちがえたけどコレは本当)本日をもって埼玉ディスリンピックは閉会です。ディスリンピック興行の次回開催は未定。原爆の図と併せて鑑賞できる機会は今回だけです。お見逃しのなきようご観覧くださいませ!

〈ハダリーと四次元ボーヤと私〉
IMG_8870
ダズル効果で背景に紛れたこの衣服は、独逸人が意匠した現代の服で、古代神官の衣装ではない。

〈横にある絵葉書は何だ?〉
IMG_8869
M.エルンスト『慈善週間、または七大元素』
〔元素ー水 例ー水〕の絵葉書

問 ー 何が見える?     答 ー水だ.
問 ーその水は何色だ? 答 ー水だ.

明日発売(かも?)

棟方志功『板極道』にちなんで、かつて私のことを「女・版極道」と呼称した人がいた。板画の道を極めた先人に対し畏れ多く、私の場合はアウトローの意味合いが濃い。そして最近発行された府中市美術館公開制作(昨年2月終了)のパンフレットには、「風間サチコは現代のサムライ、いやニンジャか」と新しい説が書かれている。武士か忍者かと問われれば、もちろん忍者がいいが、残念ながら私は風魔党の末裔ではなく、忍者の血は流れていないのだった。
〈宣伝〉
おそらく明日発売の『美術手帖8月号』には16ページにわたり私のインタビュー記事が掲載されている。もちろん私は預言者ではないので、大半は昔のことをしゃべっている。未来に関しては「不発弾になる」と自分が超文明の遺物か不発弾のような存在になりたいと力強く宣言しているが、これは中村宏先生とのちょっとイイ話で…。この詳細を知りたい人は、購読するか図書館での閲覧をお勧めする!

(たゆまぬぼくらの報告書)
IMG_8861
「1月22日(日)彫りは予想以上に時間がかかり、完了しなかった…」
このように学芸員・武居氏の記した観察日誌(観察対象の私は日誌の存在を知らなかった!)によって、公開制作室内での私の行動が細かく報告されている。

《《ディスリンピア埼玉展は8日までです。お見逃しのなきよう!》》

マニフェスト

『こころに縄文、みつめる未来』これは私が23歳ごろに作成したマニフェストに掲げた第1スローガンで、提唱者の名は草間彌生ならぬ風間縄文です。当時の私は、非合理的な観念世界〈黒=あの世〉と合理的な可視世界〈白=この世〉が、同等に存在することを意識しよう!という原始的死生観の復権(それは第三者には理解しがたい思想…)を願っていたので、縄文人が一番正しくかっこいいと思い込んでいたのです。(本当にそうなのかは不明)
去る1日に東松山市長選立候補者が公示され、周知のとおり安冨歩先生が現職知事の対抗馬としてただ一人出馬されました。その声明の一つに『なつかしい未来』という言葉で表現された理想郷の実現があり、これを聞いて私の古い声明を思い起こしました。この二つの声明に共通するものは、経済発展オンリーの近代悪との対峙かな?
「なつかしい未来」のイメージが、どれほどの東松山市民の心に共鳴し支持されるか、7月8日の投票日と開票に注目です。そして同じく7月8日はディスリンピア2680展の最終日!投票を済ませたら丸木美術館にお立寄りを!よろしくお願いいたしま〜す。

【チハとウラヌス】
IMG_8807
わたしは安冨歩さんの武運を祈念する!

告知☆ディスリンピア音楽祭の動画UPされました。
興味のある方は閲覧して下さい↓

皇紀2680祝典曲→https://youtu.be/M2Fxpk22Z6k
ディスリンポスの歌→https://youtu.be/ASYirE_XrT8

(そして愈々…)
〈ディスリンピア2680展〉閉幕7月8日が近づきつつある!

皆で「原爆の図丸木美術館」に行こう!

円い窓

「円」の図像から生まれるイメージは、世界の完成あるいは宇宙、永劫回帰の普遍性である。もしくは禅的に、円相から悟りの抽象を見出すかもしれないし、円窓は私達に内在するミクロコスモスの入口にも、己をうつす鏡にもなりえよう。
私の頭部に出現しては消失する円形脱毛は、ディスリンピア帝国競技場の完成とともに快癒し、私の意識の外に消えたはずであったが、先日整髪中にニュー(ハゲ)競技場を発見する。ポジションで例えるならセンターバック(分け目に近いので露出しないように要注意だ)。そして最大級の面積を誇るハゲピッチは、私の心身状態をうつす鏡のように円く無毛だ。

IMG_8788
(勝利という大義のために)大袈裟に転んだり気怠く球を回したりの醜態を晒すことを厭わない。勝負の世界を苦汁で描いたようなF・クレメンテ画『優しい嘘』

埼玉のツバクロ

旅のつばくろ淋しかないか?おれもさみしいサーカスぐらし…と淋しいさみしいといった細やかな情緒は麻痺し、暑いという感覚のみが体を支配する埼玉の暑さよ!タクシー運転手さんの話では正午の気温35℃だという。そんな猛暑の中でも丸木美術館の(いちおう)最寄駅である森林公園駅駅舎では、ツバメ達がビュンビュン飛行しながら子育ての真っ最中。二十日前はまだ巣で抱卵してたお母さんが、今日は親指ほどの頭にホワホワの毛の生えた可愛い赤ちゃんツバメに給餌で大忙しで、何か虫のようなものをせっせと運んでいる。
夏を追いかけて北半球広域を旅するツバメほどの長旅をしない私だが、この2ヶ月間、ちょっと遠い北関東埼玉県中部
を東武東上線でたびたび往復した。その目的である「ディスリンピア2680」展も7月8日で終了となる。ツバメの巣立ちを確認する前に、私の興行は東松山市を後にする。東松山よさらば!(あと8日)

(森林公園駅のツバクロ)
IMG_8799
駅構内に多数営巣するツバメ達は手厚く保護され歓迎されている。
なので可愛いホワホワ雛を間近に見物ができる。