クリスタル神社

先日、あいの風とやま線・東滑川駅で下車し日本海沿岸を歩行中、ガラス張の小さな神社を見つけた。骨組みに板ガラスがきっちり嵌められた温室のような神社に近づいてよく見ると、美しいクリスタルパレスは木造の社殿を保護する雪囲いだった。
中学の修学旅行で中尊寺金色堂を見物し「意外と地味だなぁ」と思ったら、外から見えた渋いお堂は金色堂の格納庫で、ギラギラと輝くゴールデンパレスはその内部に鎮座してたのでビックリ!という思い出がある。(建物の中に建物があるのはおもしろい)

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いろいろ告知

本日16日より金沢21世紀美術館にて同時開催『ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で』&『フェミニズムズ』の後者フェミニズムズ展に参加しています。
M.シュティルナーから出された創造的虚無の公案〈己の外を無に置く〉をここ10年 (どういうことなのか)考え続け、〇〇イズムや特定の宗教への傾倒を否定してきた私がなぜフェミニズムと銘打つ展覧会の参加に至ったか?それは既刊「美術手帖8月号」に掲載のフェミニズムズ座談会で話しているので参考にされたし。

また、30日からは無人島プロダクションで『ディスリンピアン2021』なる個展を開催予定。長らく放置状態にあったディスリンピック九軍神の残り6柱を完成させます。アルミ箔をパネルに貼る作業の辛さで円形ハゲが三つもできた!作品が一つもできてないのにハゲが先にできるとは是如何に?

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既刊・美術手帖8月号『女性たちの美術史』の座談会に参加。
本日より開催!金沢21美『フェミニズムズ』展に旧作で参加。
展覧会詳細はコチラ→ フェミニズムズ/FEMINISMS

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BT同号巻末の書評コーナーに『未來のイヴ』推薦文を寄稿しました。

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6月に終了した都現美でのTCAA受賞記念展についてのインタビュー記事を木村奈緒さんが書いてくれました!写真は本文より(木村さん撮影)
是非読んでください→
「Magic Mountain」レポートとインタビュー 

土偶木偶

前夜は安ワインで悪酔したので、2泊目の富山駅前ビジホの夜は飲酒せずコンビニ購入のインスタントコーヒーとアップルパイでくつろぐことにした。ところが客室には湯沸器が無くコーヒーが作れないことが判明。というのも、この部屋はTVその他備品が無いことで通常料金より800円も安い特別室だからなのだ!とりあえず最上階の大浴場で一風呂浴びてから館内の自販機で缶コーヒーでも買うか、と思ったが何故か「冷た~い」しか無くホットコーヒーは諦めた。代わりに「最上階自販機限定」の富山産牛乳を買って部屋に戻る。(牛乳瓶には地図のような線で「おわら風の盆」を踊る女の姿が描かれミステリアスな風情がある)
TV無く無音の部屋はなんとなく居心地悪いので、今まで聴いた中で最も騒々しく長いバージョンのG.アンタイル『バレエ・メカニック』をスマホで視聴しながら牛乳でパイを頂く。普段は豆乳しか飲まないので新鮮な牛乳が美味い!
おやつタイム終了後、無いTVは見れないので携行した文庫本(幸田露伴)の続きを読むとそこには、家財を売り払って放浪の旅に出た中年男が、旅先の骨董屋で偶然入手した掛軸に貼られた悲しい女の手紙の虜になり、突然の宿の出火にも掛軸のみ持って逃げ出し手荷物と財布を失ってしまう(・・)という恐ろしいお話『土偶木偶』が書かれていた。もし、いまこのビジホで火災発生したならば、私は眼前にある魅惑的な牛乳瓶だけ持って避難しちゃうかも?…旅のみちづれは掛軸や牛乳瓶では無いということを大凡の人間は知っている。

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牛乳瓶は持帰ると決めた(お前とみちづれに)

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2年前に宇奈月ダム資料館「大夢来館(だむこんかん)」で見た風の盆人形は、地元住民が流木のかたちを利用して制作した木偶だ。

金沢の味

前々回の金沢出張では香箱蟹を、前回はオシャレ古民家で変わった寿司を頂いた。魚介類の美味しい金沢は最高の場所だが、今回は対コロナ警戒続行で宴会は無し。一人でご馳走を食べてもつまらないので金沢と無関係なタイ料理屋で米麺をすすりながらマリブ牛乳をすすって満足し、美術館が用意してくれたオシャレホテルに帰る。
普段の格安ビジホとは違う広い部屋には立派な応接セットが置かれており何だか優雅な気分。ソファに寝そべりコンビニで買った乾燥チーズをつまみに安スパークリングワインを飲みながらEテレ.クラシック音楽館を視聴すると結局は東京と同じ日曜日の夜の気分になる。TVでは今季でN響を去る指揮者パーヴォ.ヤルヴィがバルトーク『中国の不思議な役人』を演奏後『管弦楽のための協奏曲』について「20世紀の最高傑作だ」と熱く語っていたが、私は厳格な感じのこの曲がさほど好きではなく、何回聴いてもどんな曲だったか忘れる。

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(素泊まりだから)朝食はコンビニ購入の香箱蟹をイメージした〈香り箱の寿司〉と納豆巻き。
お店で見つけた時は「凄い!!145円なのに本物のカニが乗ってる」と金沢人の気前の良さにビックリしたが、食べて見たら非常に精巧にできたカニ足そっくりのカニカマだった!金沢在住の作家さんによると「金沢産カニカマの写実性は日進月歩」だという。しかし〈香り箱の寿司〉製造元は富山なので、おそらく摸造カニだけは特別に金沢から仕入れているに違いない。

落下と転倒

実家で入浴中に地震発生!入浴剤で黄緑色に染まった湯が右に左にザブンザブンと波を立てるのを見ながら、素っ裸では外に出られないので落ち着くまで風呂場で待機。千葉が震源地で東京は震度5だって!と騒いでる両親に「いや〜参ったね、肝を冷やしたよ。お湯が地震再現の実験みたいだったよ!」と浴室内の様子を報告。
鉄骨造の実家よりも揺れる木造かざまランドの状況が心配なので急ぎ戻ると、案の定、多数の物品が落下&転倒していた。落下してたのは、石炭人形(タンコサブロウ)/変電室の看板/極小サメの歯/電気石/鉱物画の額縁/レジデンツのCD(エスキモー)/ムー特製.火星の人面岩ストラップ。転倒は、メガロドンの歯化石(本物)/ベンキマンのシール/フェラーリ(ディーノ)のマッチ/はらたいらトランプ/縄文土器、とバラエティーに富んだ品々に被害が!みなさんのお宅は大丈夫でしたか?

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前回はタンコタロウが落下し、今回はタンコサブロウが!
鼻先が少し欠けてしまった。置き場所を変えなければ…

出張みやげ(1)

今月16日オープン金沢21世紀美術館・フェミニズムズ展の設営作業を済ませ、黒部市美術館に立ち寄って3日間の出張から戻ってきました。
金沢で仕事&観光をしてから高速バスで富山市に移動しオニギリ自慢のビジホ投宿。明朝あいの風とやま鉄道で魚津市へ。日本最古の水族館〈魚津水族館〉と古代森林の神秘〈埋没林博物館〉を見学後、黒部市美術館の尺戸さんと合流し『蜃気楼か』展を鑑賞…と充実した旅程でした。
2000年前の巨木の根っこを巨大プールで保存展示している〈埋没林博物館〉では「秋の味覚クイズラリー」実施中。これは館内各所の設問に答え全問正解すると「まいはく特製ガチャ」が一回できるという子供の物欲をくすぐる魅惑のイベント。子供ではない中年の私もむろん参加し「イモといえばサツマイモ?ジャガイモ?」「あなたが好きなカキは柿?牡蠣?」など主観に左右される正解のない難問の数々と(カンニング行為も辞さず)格闘する。当てずっぽうが当たる幸運にも助けられ、どうにかガチャガチャに投入するメダルをゲットしました。さて…どんな景品が出てくるでしょうか?

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「こりゃすげっー!ゲームに参加してガチャをしよう」
博物にちなんだ模型、木の実セット、光る石ころなどのオモチャ以外にも魚津名産品の引換券などもカプセルに封入されてる。

「何が出てくるかな?」
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じゃーん!私が手に入れた幸運は「巨大ザメの歯」
あまり似ていないメガロドンの歯化石(1/2スケール模型)でした!なぜ似てないと断言できるかというと私は既に本物を持っているから。実物化石は鋭利で、ギラギラと黒光りし不気味(このように新幹線の座席で開封できない危険物)

夏がおわる

この夏も数え切れないほど冷やし麺を食し気がつけばもう秋。「今日は蕎麦か?素麺か?」と己の気分と対峙し正確な答えが出るまで悩んでたら、お昼というより寧ろオヤツの時間になってしまった日もある。そんなときにピッタリな乾麺が『黒部の糸』だ。これは蕎麦と素麺の特性を併せ持つハイブリット麺〈そばそうめん〉で、蕎麦の香りと細くてツルツルした素麺特有の喉越しが味わえる逸品。
来月は久しぶりの出張で金沢・富山へ。美味しいオニギリ食べ放題が素晴らしい富山駅前のビジホにまた泊まれる!そして今度こそ、3年前に立山黒部アルペンルートを(乗物) 登山した際、山上の室堂駅で食べ損ねた立喰蕎麦『立山そば』を平地のJR富山駅構内で食べるのだ。(出張土産は白えびビーバーと黒部の糸で決まり)

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もり(そばそうめん)がおすすめ
ネギ & ワサビ必須☆

「い」からはじまる

動物を象った人形の四肢や腹に車輪をつけた玩具は、江戸時代より鯛車/鳩車/虎車/犬ころがし等、多様なものが日本各地で作られ、世界ではアステカ文明の遺跡から、犬ころがしに似た車輪付きの動物土偶が出土するほど移動可能な動物玩具の歴史は古い。いずれも紐をつけた動物車を曳回すことで、あたかも犬や虎をお散歩させてるような気分になる可愛い玩具だが、発明史的に見て車輪の原理の利用は、このような「お散歩ごっこ」が先なのか、それとも実用的な乗物として「物や人の運搬」が先なのか?どっちなのだろう。

私がこのまえ購入した4台(各80円)のプラスチック製くるま玩具はどちらの用途も満たしてない。自走はおろか指で弾いても数センチしか進まない車輪付属の理由は不明である。そして奇妙なことに品名は〈いぬのくるま〉〈いたちのくるま〉〈いかのくるま〉〈いるかのくるま〉と全て「い」から始まるのだった。

(異形のくるまたち) 大きさは1cm方眼を参照
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〈いぬのくるま〉
緑のダックスフント車は左右(裏表)の顔つきが違う
左はひょうきんな丸い目、右はクールな切れ長の目。

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〈いたちのくるま〉
赤いたちは蛇苺に似た質感をしている

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〈いかのくるま〉
赤いイカはイタリアの赤いスポーツカーのような趣き

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〈いるかのくるま〉
イルカを見たことがない人が想像で作ったような姿
尾ひれは可動する(すぐ外れる)

紙のさばき

(君はST廃止をご存知か?) 春の確定申告でレシートの山からST (=世界堂チケット)が多数発掘され、やったネと思ったら大多数が有効期限切れで使えるのはたったの3枚だった。
なんとこの希少なSTの使用期限が残5日!という重大事実に一昨日気付き、急ぎ新宿本店に行き、全てを使い切ることに成功。約1000円分のお得チャンス無効の危機を既のところで回避した!
(君は世界堂の紙棚中段の引出しが作業台になってることをご存知か?)黒いペンを購入後、上階の紙カウンターで純白ロール紙を20枚注文すると、女性販売員さんは改造引出し(作業台)の上に乗せた1m×80cmもある薄紙20枚をペコッと曲げることなく、難なくクルクルと丸めて筒状にした。楚楚と立ち回る販売員さんの後ろ姿を見ながら、どうして私はあのように上手く紙を扱えないのか?と今まで傷つけた高級和紙の数を想う。

ST(世界堂チケット)この世界ではもう発行されない
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5月に無効で使い損なったST
手元に残された記念STの額¥11

伝令者

〈君はピラミッドパワーを信じるか?〉現かざまランドは二等辺三角形の土地に建つ借家で、こちらに居を移してからは一度も発熱を伴うような風邪をひいたことがない。これは(たぶん)敷地が三角であることに起因し、東に突き出た頂点から上る朝日(太陽神)とピラミッドパワーの恩恵を受けて無病息災に過ごせていたのだと推測。その強力な不思議パワーをも上回るワクチンの情報伝達力に屈し私は二日間にわたって模擬風邪を発症。メッセンジャーRNAおそるべし!現代科学の凄さよ!亡霊のようなウイルスの構造がわかるなんて信じられな〜い。このような人類の進歩を巨大ピラミッドを建設した古代超文明人も夢想だにしなかったことであろう。

(熱のせいで変な夢をたくさん)
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旧かざまランドの残留思念(老女の霊)から、タミーちゃん人形(新品箱入り)や玩具のステレオセットなど遺品を大きなダンボールにまとめて供養しなさい。との指令を受け、怯えながらそれに従うと(あら不思議!) 家がきれいに片付いちゃった!という物凄く怖い悪夢で声にならない叫びを上げる。