カテゴリー別アーカイブ: 活動関係

なぜか忘れる

10年前に初めてきた時から道に迷い、昨日は辿り着くまで20分も彷徨ってしまいました。最初に迷った日は、このナディッフビル開店を祝う(chim↑pomたちが地下室に汚水を溜める)記念展初日でした。そしてこのたび再度、地下室に汚水を溜めて開店10周年を記念しています。
また書籍売場では『美術手帖 創刊70周年フェア』が開催されバックナンバー(古本)の展示販売中。20年前に「モータースポーツ」という版画が目次ページ裏に掲載されたことをふと思い出し、この中にあるかな〜と探してみたのですが残念ながらありませんでした。何月号で何特集だったか全く覚えてなく、ただ表紙が紫っぽい色だったような記憶しか残っていません。たった20年で風化する脆弱な記憶力…。お、おそろしい!

(車戦士いずこ?)
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この作品をもとにして目次ページ用に制作した(原画も掲載誌もどこかに消えちゃった)

【謝辞】
昨日8日〈ディスリンピア2680展〉が無事終了いたしました。暑かったり雨天の中、遠い会場まで足を運んでくださった皆様に感謝です。本当に有難うございました!

本日閉会

現在・過去・未来と時間をごちゃまぜにして絵を描く私は、昔のことも今のことも訊かれれば何でもお答えする(インタビューの席でなくても酒席でも)。そして未来のことはいい加減な憶測で語る。そのような質疑応答を記録した『美術手帖8月号』は昨日発売とお知らせしたが一昨日発売だった。このすでに刊行されている掲載誌での問答は、近年アート界における社会性をちっとも尊重しない、私個人の主観のお話がほとんどなので読んでも勉強にならない(と思う)。

(BT情報まちがえたけどコレは本当)本日をもって埼玉ディスリンピックは閉会です。ディスリンピック興行の次回開催は未定。原爆の図と併せて鑑賞できる機会は今回だけです。お見逃しのなきようご観覧くださいませ!

〈ハダリーと四次元ボーヤと私〉
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ダズル効果で背景に紛れたこの衣服は、独逸人が意匠した現代の服で、古代神官の衣装ではない。

〈横にある絵葉書は何だ?〉
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M.エルンスト『慈善週間、または七大元素』
〔元素ー水 例ー水〕の絵葉書

問 ー 何が見える?     答 ー水だ.
問 ーその水は何色だ? 答 ー水だ.

明日発売(かも?)

棟方志功『板極道』にちなんで、かつて私のことを「女・版極道」と呼称した人がいた。板画の道を極めた先人に対し畏れ多く、私の場合はアウトローの意味合いが濃い。そして最近発行された府中市美術館公開制作(昨年2月終了)のパンフレットには、「風間サチコは現代のサムライ、いやニンジャか」と新しい説が書かれている。武士か忍者かと問われれば、もちろん忍者がいいが、残念ながら私は風魔党の末裔ではなく、忍者の血は流れていないのだった。
〈宣伝〉
おそらく明日発売の『美術手帖8月号』には16ページにわたり私のインタビュー記事が掲載されている。もちろん私は預言者ではないので、大半は昔のことをしゃべっている。未来に関しては「不発弾になる」と自分が超文明の遺物か不発弾のような存在になりたいと力強く宣言しているが、これは中村宏先生とのちょっとイイ話で…。この詳細を知りたい人は、購読するか図書館での閲覧をお勧めする!

(たゆまぬぼくらの報告書)
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「1月22日(日)彫りは予想以上に時間がかかり、完了しなかった…」
このように学芸員・武居氏の記した観察日誌(観察対象の私は日誌の存在を知らなかった!)によって、公開制作室内での私の行動が細かく報告されている。

《《ディスリンピア埼玉展は8日までです。お見逃しのなきよう!》》

マニフェスト

『こころに縄文、みつめる未来』これは私が23歳ごろに作成したマニフェストに掲げた第1スローガンで、提唱者の名は草間彌生ならぬ風間縄文です。当時の私は、非合理的な観念世界〈黒=あの世〉と合理的な可視世界〈白=この世〉が、同等に存在することを意識しよう!という原始的死生観の復権(それは第三者には理解しがたい思想…)を願っていたので、縄文人が一番正しくかっこいいと思い込んでいたのです。(本当にそうなのかは不明)
去る1日に東松山市長選立候補者が公示され、周知のとおり安冨歩先生が現職知事の対抗馬としてただ一人出馬されました。その声明の一つに『なつかしい未来』という言葉で表現された理想郷の実現があり、これを聞いて私の古い声明を思い起こしました。この二つの声明に共通するものは、経済発展オンリーの近代悪との対峙かな?
「なつかしい未来」のイメージが、どれほどの東松山市民の心に共鳴し支持されるか、7月8日の投票日と開票に注目です。そして同じく7月8日はディスリンピア2680展の最終日!投票を済ませたら丸木美術館にお立寄りを!よろしくお願いいたしま〜す。

【チハとウラヌス】
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わたしは安冨歩さんの武運を祈念する!

告知☆ディスリンピア音楽祭の動画UPされました。
興味のある方は閲覧して下さい↓

皇紀2680祝典曲→https://youtu.be/M2Fxpk22Z6k
ディスリンポスの歌→https://youtu.be/ASYirE_XrT8

(そして愈々…)
〈ディスリンピア2680展〉閉幕7月8日が近づきつつある!

皆で「原爆の図丸木美術館」に行こう!

埼玉のツバクロ

旅のつばくろ淋しかないか?おれもさみしいサーカスぐらし…と淋しいさみしいといった細やかな情緒は麻痺し、暑いという感覚のみが体を支配する埼玉の暑さよ!タクシー運転手さんの話では正午の気温35℃だという。そんな猛暑の中でも丸木美術館の(いちおう)最寄駅である森林公園駅駅舎では、ツバメ達がビュンビュン飛行しながら子育ての真っ最中。二十日前はまだ巣で抱卵してたお母さんが、今日は親指ほどの頭にホワホワの毛の生えた可愛い赤ちゃんツバメに給餌で大忙しで、何か虫のようなものをせっせと運んでいる。
夏を追いかけて北半球広域を旅するツバメほどの長旅をしない私だが、この2ヶ月間、ちょっと遠い北関東埼玉県中部
を東武東上線でたびたび往復した。その目的である「ディスリンピア2680」展も7月8日で終了となる。ツバメの巣立ちを確認する前に、私の興行は東松山市を後にする。東松山よさらば!(あと8日)

(森林公園駅のツバクロ)
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駅構内に多数営巣するツバメ達は手厚く保護され歓迎されている。
なので可愛いホワホワ雛を間近に見物ができる。

ディスリンピア奉祝曲

先日予告したとおり、丸木美術館に於ける『ディスリンピア2680奉祝曲・序曲』発表会は、無事決行され成功裡に終了!リヒャルト・シットマウスこと安冨歩教授による作曲『〜2680奉祝曲・序曲』は、「ストラヴィンスキー・春の祭典を想起させる野蛮な祝祭感を」という私の要望を汲んで頂き、奉祝式典の雅さをベースに、生贄儀式の血なまぐさい興奮に転じていくような禍々しい典礼の曲となりました。来るべき未来でもあり過去。祝福し且つ呪う。ディスリンピア黙示録の到来を告げる第一のラッパとして相応しい旋律と騒音!(数少ない)参加者の皆様ありがとうございました。残念ながら聴けなかった諸君には今後ユーチューブでみれる機会がある(かも?)乞うご期待!

〈みんなで歌おう〉
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『ディスリンポスの歌』作詞:風間サチコ
私が作詞した国民歌謡を、会場にて共同作曲し列席者一同で斉唱す。
高校野球の歌のように、青少年の心を鼓舞するマーチングソングに仕上がった。(ワンダーフォーゲルのお供にもお薦め)

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トランペットの乙女に用意されたスコア
イントナルモーリみたいなスピーカーは片岡祐介さん作で、ダンボールの外見とは裏腹に高音質!

☆丸木美術館《ディスリンピア2680展》〜7月8日迄
会期は残すところあと11日です(埼玉県は暑いけど)是非ご高覧くださいませ〜

店じまい

チリチリ事故パーマを施した美容師のお兄さんが「あ、治ってきてますね」と指摘したのは、当該チリパーではなく10円ハゲのこと。ディスリンピック事業で新規出店したニュー10円ショップ3店舗は、夏の到来とともに静かに閉店しつつある。気がつけばディスリンピック(愚民の祭典)の開催も残すところ1ヶ月。すでに黒いサポーターは外され、サボる口実はもうない。
5月21日付毎日新聞夕刊のディスリンピック記事には「右手首には黒いサポーターが巻かれていた。けんしょう炎になったそうだ」と記述され「そこまでしないと人をぎょっとさせるものは作れない」と私のコメントが書いてある。ぎょっとさせるための代償、その証である黒サポーターは、スタン・ハンセンみたいでかっこいいけど、あせもになりそうだから夏は巻かない。

〈10円ショップ実店舗も閉店〉
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私が最後に見た10円ショップの商品陳列(エンドーマメ双葉)
その後、オモチャ/雑貨/植物等の品々と料金箱、手書き看板も撤去され閉店す。

〈5/21毎日新聞夕刊より〉
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「偉大な事業は狂気に端を発し、狂気によって完成する」とニュルンベルクの歌の親方も歌ってる。社会の狂気照らす私自身も狂気と無縁ではない。
(毎日新聞記事はネットで閲覧可能です→「アートの扉」


【告知!!!】
安冨歩さんと対談『過去、そして未来ー幻のオリンピックをめぐって』は
明日6/9(土)午後2:15より開催
丸木美術館にぜひいらしてください!(展覧会は7/8まで!)

ディスリンポスのYはヘソ

夏に刊行予定の作品集では、出版界で活躍するハイセンスなデザイナーさんとお仕事するので、私の不気味な作風もオシャレ偽装できるかも?と淡い期待を抱いていたのですが、打合せで「表紙の文字は手書きレタリングの版画でいいでしょう」という流れになり、まだまだ暗黒路線続行の予感。そして本のタイトルはまだ決定していないけど予約受付継続中〜(注文書をかざまランドに送付してくれる友人もいるが私も処置に困っているよ…どうにかする)

〈3つの秘密〉
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「ディスリンピック2680」中央部
ディスリンポス・トレーニングセンターのサイン〈DYSLYMPOS〉の秘密とは?

(その1)   造語 DYSLYMPOSの語源であるオリンポスの本当の英語綴りは~POSではなく~PUS。でも読みやすいと思い(勝手に) UをOにした。
(その2)  DISではなくDYS。俗語のディスる、ではなくディストピアのディスだから。
(その3)  正確な左右対称の構図を描くために、9文字奇数の真ん中に当たる「Y」の字(垂直棒部分)を中心を示す標柱にして、そこを基準に測りながら下絵を作成。

〈ダンケシェーン!〉
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これは丸木展初日の朝に撮られた写真。不眠不休のせいで酔っ払いみたいに上機嫌でヘロヘロの私とマリオさん。母国ドイツの文化はもとより、日本の歴史と文化にも造詣の深いこの友人が、ディスリンピア展をネットで紹介してくれました。

〈アート-カルチャー〉↓展覧会紹介コーナーはこちら!
http://art-culture.world/articles/kazama-sachiko-dislympia-2680-hiroshima-panels-maruki-museum/

注文書

丸木美術館に入館するとまず物販コーナーがあり、丸木夫妻の画集や平和を希求する図書が多数販売されています。ディスリンピア会期中はその一隅に、ぼんやり階級トート/高級創作コケシ/絵葉書2種など黒い悪意を発するグッズが陳列され、その傍らには(すでにお気づきになられた方もおられよう)注文書という用紙の束も置かれています。この注文書が何かというと、「なんと!」苦節20余年の画業を収めた本が7月下旬(予定)に刊行の運びとなり、その(タイトル未定)作品集の予約申込み書なのです。まだタイトルも発売予定日もはっきりしない本の注文書は、記入後どこに預けたり送ったりすればいいのか、それもはっきりわからない謎の注文書で(私もどうすればいいか知らない)それでも注文してくださった方に感謝!
…で、この作品集に、漫画ディスリンピックを「すこしだけ掲載しても良い」と編集者さんから許可を得たので、図々しくも載せる気満々でいるわけです。(野望というのはこのことでした)

ディスリンピア開催中〜!
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会場入口の文字は窓黒題字と同様、手書きでレタリングしてリノカットで制作したロゴです(なのでバランスがちょっと変)

解説コーナー(3)

悪夢の内容が進展し、昨晩は彫りの作業から刷りに進んだ!がしかし、接合箇所のインク濃淡が合わずに焦っている辛〜い場面が再現され、悪夢であることに全く変わりがない。故障した手はペンを持つとしびれるので暫し休養(サボる)。その諸悪の根源『ディスリンピック』解説は愈々第三弾!

★モニュメントと祭り★
ディスリンピック開幕式典におけるモニュメントと祭りを説明しよう。
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●高架橋
左右対称に配置された高架橋は、国家建設の厳格な秩序を表し、また建設途中の高架橋は高度成長期における成長神話のシンボルでもある。(しかし分断された形体は去勢を予感させる)

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●左側高架橋の弓兵
古代武人(弓兵)の英雄的彫刻三体は、1940年前後に皇紀2600年を奉祝した美術作品の流行スタイルを模している。バードセレモニーで放たれた白鳩の群から灰色の土鳩を見つけては射落し駆逐するゲームを演じており、これは単一民族の堅持をアピールするプロパガンダの一つ。

●左下の人間大砲
戦前の博覧会で催された「人間大砲」と同様のもの。ここでは最優秀遺伝子に選ばれ「国民の弟」と称される日出鶴丸クンが弾丸となり、国家秩序と栄光を象徴する太陽(=卵子)に向かって男性的な大砲から発射された瞬間が描かれている。太陽神への生贄『血の祝砲』はストラヴィンスキー「春の祭典」のように観衆の原始的な興奮を呼び覚ます残酷なお祭りだ。

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●二六八〇人文字
1940年、皇紀2600年のこの年に奉祝行事として開催予定された「東京オリンピック」は、日本の国際的立場の悪化から頓挫し「幻のオリンピック」となった。奇しくもあれからちょうど80年経つ2020年(皇紀2680年)に東京オリンピック開催!これを祝してディスリンピックの同時開催が決定された。1940年は「国民優生法」が制定された記念の年でもあり、2020年は「国民優生法」制定80周年にあたる。

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●石女の像
この像はパルテノン神殿の破風に飾られていた「アテナ神誕生」の石像が元になっている。子供を産めない女性のことを「石女(うまずめ)」というが、その字のとおり石にされた女たちの姿である。石灰岩で造られた手足、首の欠損した石像は、強制的に不妊手術を施され「石女」となった人たちを象徴する。アテナ神の持つメドゥーサの盾の中の行き場を失ったヘビ、メドゥーサの表情が石化の慟哭を代弁し、石灰岩のコロシアムはギリシア悲劇の題材「子殺し」を上演する劇場のようでもある。