眼鏡屋でフレームを物色していると、女性店員さんが「在庫を探して来ます」と言って壁をよじ登り始めた。「いや大丈夫です」と私が止めるとスタっと着地し「また壁に穴を開けちゃいました」と照れ笑い。よく見ると壁には爪先で蹴られた陥没箇所が無数にあるのだった。
次にふらっとムサビ(美大)に行くと学祭の準備中だった。学生達が銀箔を手際よく貼っていく作業を見物してから一緒に昼食を食べる。皆さんが出前でとった海鮮丼のご飯と刺身を少しづつ寄せ集めミニ海鮮丼を作って私にくれた。
帰りに寄ったデパ地下で、生きたエゾホトケドジョウを挟んだサンドウィッチを購入。生存確認のため紙袋の中を覗くと、コッペパンからはみ出たマヨネーズまみれの尾っぽがパタパタ…「もうすぐ水槽に放してあげるから頑張って!」と声をかけたところで目が覚めて夢は終了した(ドジョウ救出は未遂に終わった)。
カテゴリー別アーカイブ: 出来事
おめでとう!⚾️✨
兵庫県在住の旧友に便乗して応援してた阪神タイガースが日本一に!おめでとうございます。泣きながら感動を報告してくれた友人は、連日のTV観戦で手を叩きすぎて手首を壊したという…さすが本物虎党!しかし即席応援団の私は(よくわからないから)普通に楽しませてもらいました。
珍しい代打の代打・不思議な申告敬遠×2の奇策をとった中嶋監督の度胸。決戦最終回9回裏で檜舞台を経験させるためにルーキーを登板させ、満を持してベテランクローザーに交代という岡田監督の粋な継投プラン。そしてベンチの選手たちが作る花道を通り威風堂々といわざき登場!だがアッサリ初球を打たれてホームラン…と最後まで面白かった。ありがとう関西対決!また来年もオリvs阪神でお願いします。
来たれ嵐
体感ではまだ8月。しかし現実にはあと3日で10月になるとカレンダーは教えてくれる。「新作は個展に間に合うだろうか?」という焦りは夏休みの宿題が全く終わってないのに9月1日が近づく恐怖に限りなく似ている。
夏から秋にかけての恐怖といえば、宿題以外に台風があるが、今年は大家さんに屋根の修繕をしてもらったので、雨漏りの心配はすっかり払拭され安寧に過ごしているのだ。壁と睨めっこしながら台風が過ぎるのを待つ、あの不安な夜はもう来ないだろうと思うけど、それでもほんとうに雨漏りしないのか確認したくて、なんとなく台風を待っている。
施工業者さんに雨漏りの現場数箇所を案内
この壁には雨漏りで逆三角形のシミが出現し、雨水受け容器を置く場所に現在はピラミッド3体が飾られている。(私はとても気に入っている)
疲れている(かも?)
いっぺんに複数の案件がこなせないので、予定が複数あるだけで憂鬱になってしまう私は近頃お疲れ気味(かも?)。
よし、酸っぱいシュワシュワ飲み物で疲労回復だ!と思いつき、ザクロ酢の強炭酸水割をこしらえようとしてコップに注いだ液体は「白だし」だったし、辛い食べ物でボーっとした頭に刺激を与えよう!と思って作ったペペロンチーノには肝腎要の唐辛子を入れ忘れた。疲れているのか、元から粗忽者だったのか、おそらくその両方だろう。
木版画とリノカットを同時進行(激狭三角形で食事)
乾燥黒舞茸/ツナ/茄子/オリーブ/ドライトマト/ニンニク大量とゴテゴテ具沢山なのに肝心の唐辛子を入れ忘れた!(仕方なく激辛台湾辣油をトッピング)
夢の乾燥野菜
〈カップヌードルの乾燥具材を少しづつ集めて、お雑煮の具に転用する〉というアイディアを夢から得たことを6/22の記事にて報告しましたが、その後も乾燥具材夢「古いアルミ鍋から乾燥具材が発見される夢」「人目を忍んでコッソリ乾燥具材だけをつまみ食いする夢」の2本を見ました。
これらの夢によって100%どうでもいい己の潜在意識 (乾燥具材への執着)を知ることになった私は、現実世界で願望を充足するべく、また憎たらしい太陽光線への報復を兼ねて乾燥具材を自作しました。そしていよいよ完成品を実食してみたよ!
干からびた野菜たち(万能ネギ/にんじん/タマネギ/ゴボウ/黒舞茸)
今や高級品となったカップヌードルではなく、お手頃価格の西友〈みなさまのお墨付き〉シリーズのカレーヌードル(¥109)を選択
熱湯で戻された乾燥野菜は食感が良く香り旨味が凝縮されて美味しい!
これまでの「もっと野菜が入ってたらいいのに…」という不満が解消された瞬間だった
今度はカップうどんor蕎麦に入れてみよう〜っと。
炎昼活用法
昔の名前が出ています
(古くて開閉困難な)スチール机抽斗から昔のコレクション箱が出てきました。
特に好きでもないピカソの絵がコラージュされたボロボロの仏壇用ローソク空箱の中身は…これまた古めかしいハンコの数々。これら昭和時代のイラストが可愛いハンコたちと、武蔵野美術学園在学中に彫った自作ハンコ「風間縄文」と再会するのは約7年ぶり、旧ランド引越しで机を移動させたとき以来だろうか?懐かしいのでポンと捺してみたよ。
縄文時代を理想とする意志の表明「風間縄文」
阿久悠へのオマージュ「不阿久悠(ふぁくゆう)」
そして現在も使用の「風間サチコ」は、文字が存在しなかった理想世界の言葉=音を表す記号として、本名(幸子)を片仮名に変換したもの。
…以上3種の偽名を名乗ってた武蔵野美術学園時代
家幽霊蜘蛛
〈イエユウレイグモ〉とは私が長年知りたかった蜘蛛の正式名称だ。
本物幽霊が出没する旧かざまランドにて、高速回転するくだんの蜘蛛を発見してから名前すら不明のまま9年が経った。それが一昨日の夕方。玄関の上がり框の隅でクルクルクルクルと高速回転するあの蜘蛛がいるのを見つけた。(いよいよ正体がわかるか?)
宙に浮きながら目にも留まらぬ速さで回転する蜘蛛の姿をカメラなら捉えることができるかも?と咄嗟にスマホで10連写し確認したが、どの写真にも残像すら写っておらず、100均購入の偽クロックスが脱ぎ捨てられた埃っぽい玄関の実録写真が10枚撮れただけだった!再び蜘蛛を見ると私の気配を察知しハイスピードで下駄箱の下に隠れてしまい、千載一遇の回転蜘蛛撮影チャンスを逃してしまう。
その後、一瞬だけ静止した姿を手掛かりに「高速回転する細い蜘蛛」で検索したら、糸のように華奢な脚をした同じ蜘蛛画像がたくさん出てきて、あいつの正体はイエユウレイグモだと判明。
ちなみに私の中学時代のあだ名は「幽霊」で、いるのかいないのか存在が薄かったことが命名の由来と推測するが、おそらくユウレイグモも同様の命名理由だと思われる(蜘蛛と私は仲間)。
ビッグウェーブ2023
2023年大杉栄ブームの到来は未確認だがシャインマスカット大流行の波は確実に来ている。実際に近所のスーパーの青果コーナーには果実が、冷蔵生菓子コーナーではシャインマスカット味の新商品(シュークリームやロールケーキ)が陳列棚を席巻している。
私は店頭に並ぶ黄緑色の瑞々しい葡萄を見て「フルーツサンドかショートケーキにしたらさぞかし美味かろう!」と想像するが、高級果物や高級スイーツを買うのは倹約家の自分としては気乗りせず、さりとて風味づけ程度の安価なお菓子で妥協すると余計に本物が食べたくなりそう…と甘い誘惑と堅実な金銭感覚の板挟みになってしまった。こんなツマラナイことで!
(そんなくだらない葛藤とサヨナラ) なんと昨夜、ご近所さん経由でシャインマスカット半房を頂戴し、早速その果実を利用したクリームサンドを実食。これぞ夢の味!昨年秋、神戸の立ヶ畑ダム湖畔で食べたイチジク生クリームサンドに匹敵するうまさ。執着すれば願いは叶う(かも?)
ふもれすく
本日9月1日は関東大震災100回目の震災記念日。そして、地震直後の騒乱に乗じて伊藤野枝と大杉栄とその甥っ子宗一くんが憲兵によって虐殺された甘粕事件から100年目でもある。そんなことからアナキスト研究界隈では「2023年は大杉栄ブームがくるのでは」ともっぱら噂されていた。(が、流行ってるだろうか?)
正直いうと私はカリスマ的存在の大杉栄よりも、大杉に野枝を略奪された辻潤の方に興味がある。辻潤は今で言うところのサレ夫として大正時代のゴシップにもなり、間抜けな男のように見受けられるがそうではなく、その正体は世を達観した大ニヒリストで碩学のインテリだ。いかにも風狂なフーテンといった振舞いは、世間の役に立たないことが最高の叛逆であることを体現しているのだと私は勝手に思っている。
文筆家としての才能は高く、ヘンテコな英語や造語が散りばめられたモダンな文体で書かれた批評は鋭い。そんな呆けたを顔しながら、正統の価値をおちょくる面白い本の数々を皆さんにオススメしたいところだが (実は) 私はちゃんと読んでないのだ!(わかったように紹介してすみません)
まずは大震災100年を機に震災後のエッセイ『ふもれすく』でも読もうかな?
ふもれすくとはおそらくシューマンのピアノ曲〈フモレスケ〉のことで、泣き笑いの状態をフモレスケというらしい。(顔で笑って腹で泣くフーテンの寅さん的な?)