カテゴリー別アーカイブ: 出来事

レシート・マウンテン

コロナで一ヶ月の猶予期間が与えられた確定申告の締切りがあと2週間と迫っている。展覧会準備で後回しにしていたこの国民の義務(ツケ)を果たすべく、マジックマウンテンを無事下山しほっとしたのも束の間、私は今レシートの山と対峙しているのだ。分類し積み上げては不注意で崩れ、床にヒラヒラ舞い落ちる紙片に嘆息し、生来お金と数字と事務作業に弱い自分自身を呪う…。
令和二年度領収書山の特色は、昨年夏からかざまランドで大流行「ノートゲルト」の支払い額が目立って多いことである。レシートの束と正比例して増えるノートゲルト(ハイパーインフレ緊急紙幣)は現在100枚程あり分類整理されるのを山と積まれて待っている。ノートゲルトは100年前のドイツ紙幣だが通貨として使用できず、世界の好事家にのみ価値がある趣味の愛玩紙幣で、これをいくら貯蓄してもけしてお金持ちにはなれない(けど私は集める!)。

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ブラックモンブランの包装袋をかわいいマグネットにしてみたヨ。
袋の素敵な部分を切り取って(頻繁に郵便受けに入ってる)水道トラブル工事業者の広告マグネットに両面テープで貼っただけ!簡単に作れま〜す。

Bモンブラン発見!

昨日近所のスーパーで(希求と熱望の山脈)ブラックモンブランを発見し4個購入!入手困難と諦めかけていた憧れの高峰は案外アッサリと見つかり、現在我が家の冷凍庫で大切に保管されている。このように難なく転がり込んできた幸運のアイスは、展覧会準備に死力を絞り尽くしボロ雑巾と化した私へのご褒美に違いない。Bモンブラン山の神よ有難う!(何をするにも億劫で無気力状態だが、アイスを食べる気力は残っている)

(九州発!!スペシャルなご褒美¥98)
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通常商品よりも背景のキラキラが美しい「スペシャル・ブラックモンブラン」
チョコレートをたっぷり使ったトリプル構造「ビターチョコモンブラン」

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Bモンブラン包装袋を彷彿させる新作ツァウバーベルクもよろしく〜
ト-キョ-コンテンポラリ-アートアワード受賞記念展
(入場料無料!!)

再びの船弁慶

2月末日、Eテレで能『船弁慶』が放送された。奇しくも10年前に同じ番組(古典芸能への招待)で同じ演目を観た記憶が、冒頭の囃子を聞いて鮮明によみがえってきた。3月11日からまだ日が浅かったあの晩、お茶の間で不協和音が能の囃子とともに鳴り始めたことまでも…。

震災発生から続々と更新される死者の数に戸惑い、あってはならない原発事故に恐怖し憤る日々。不条理とも言える凄惨な状況
に混乱し、私は心身ともに固まってしまった。「このまま放心していてはいけない!」とにかく思索の糸口を探し、何でもいいから打開するきっかけを手繰り寄せなければ、という一心で先達の知恵を借りようと私はもがいた。松尾芭蕉やヘラクレイトスの、自然の理(造化)に従い、諦念の域まで昇華させたような万物流転の思想に、自然との正しい向き合い方や災害との折り合い、人間の愚行を反省するヒントがあるのでは?と考えてみたり、また人生における不可抗な宿命、理不尽さへの恨みや悲しみを時を超えて演じ続ける「能」の芸術的な存在意義についても興味を持った。そんな時に折良く放送されたのがこの『船弁慶』だ。
…さて番組の時間となり、松の絵の清々しい舞台が映し出されたテレビを真剣な面持ちで注視していると、横にいた当時の良人が「このヨォ〜っとかポンとか超おかしいね。笑っちゃう」と茶化しはじめ、反知性的(己の理解を超えた対象を小馬鹿にし嘲笑でごまかす)態度で鑑賞の邪魔をするので、私は半ギレ程度に感情を抑えつつ「能は静かに注意深く鑑賞しなければならない」と教えてあげたが、相手は居た堪れなくなり退場(その後私の人生からも退場)。10年前にイライラしながら観た『船弁慶』を再び観て、あの頃の重苦しさと遣る瀬無さが脳裡に去来するのを禁じ得ない。

…西国へ逃れる義経の無念、残された静御前の寂しさ、滅ぼされた平知盛の怨念、それらの「残留思念」は、限られた所作とミニマルな小道具、囃子の抑揚、厳かな謡いと舞によって5百年の長きに渡り演じられる物語の主題だ。
能の世界にたびたび登場する強い執念から樹木に変化した者や、現世に未練を残す亡霊たちは、通りすがりの旅人に生前の非業や悲恋を一通り語り尽くし、気がすむと去る…。舞台上の旅人と共に観客の私達も静かに耳を澄まし、受け入れがたい運命を許容してゆくプロセスを、非常にゆっくりとした速度で共有するのだ。亡者の恨み言、繰り言を時間をかけて傾聴するとても奇妙な芸術は、人間の業と感情が何百年経っても変わらぬが故に美しい意味を持ち続ける。非合理的な霊魂の存在を認め、彼ら異形への同情を否定せず、あえて肯定する芸能文化は、理不尽で儘ならぬこの世の慰みの一つだと言えよう。(嫌なことを思い出して愚痴っても良い。それが人間)

〈臆!怒涛の閉塞艦〉2012年
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「原子力安全神話崩壊クロニクル」「記憶の防波堤」をテーマに震災の翌年に製作した当作品は、近日開催『マジック・マウンテン』に出品。この展示コーナーには他にも臨海開発失敗戦記〈風雲13号地〉や相互監視のメッカ〈人外交差点〉、完成後即遺跡!巨大負のレガシー〈ディスリンピック〉など、苦々しい気分にさせる大型作品が大集合!

もうすぐ展覧会です(間に合うかな?)
トーキョーコンテンポラリーアートアワード受賞記念展
3月20日(土)〜6月20日(日)
会場:東京都現代美術館

お皿

「ここは危ないから早くおうちに帰ろうね。」とお皿に話しかけている自分がいた。「ここ」とは流しの水切りカゴのことで「おうち」とは食器棚のことだ。人類と器物が心を通わせ友人となる。その理想の世界はすぐそこに来ているのだ。

(真夜中に)
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このお皿で3日に一度ぐらい焼いた餅を食べる。
お餅が去った後は…。嵐のような醤油痕が残される。

なぜ28日しかない?(二月は)

昨年秋から続く作品完成への不安と焦燥感は、あまりにも期間が長かったため常態化してしまった。そのためもはや時間感覚は鈍化し「なんだか大丈夫かも」という根拠なき安心感へと変化…いや全然大丈夫じゃないから!これが俗にいう正常性バイアスというものか?
この不気味な泰然ムードにより、結局間に合わないという最悪な結果とならぬよう、セカセカ気分発揚の近現代音楽をチョイスしてヘビロテで聴きまくり、この難所を突破しようとしているのだよ私は。

主にヒンデミット/バルトーク/ヴァインベルク/ヤナーチェクなど
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お気に入りベスト3
1位:ヴァインベルク『ピアノ クインテット(op18)』
特に変な「3.Presto」軽快なテンポに安心していると調子っ外れな酔いどれワルツが突如乱入!
2位:バルトーク『ヴァイオリンとピアノのソナタNo1』
クレーメル(v)&アルゲリッチ(p)のキレキレ演奏にキリキリ舞い。
3位:バルトーク『アウト オブ ドアー』
暗い曇天のような、そして酷く歪んだソ連の劣悪音源。厚い鉄のカーテンを突き抜けて響くマリア.グリンベルクの野蛮で快活なピアノ!

今週のアドバイス

しいたけさんの星占いによると今週は「むかし影響を受けた本の一節などを、ペンを使って紙に書いたりすると良いですよ」とのことだったので、筆ペンで下絵の余白に『ツァラトゥストラはこう言った』からお気に入りフレーズを2つ書いてみたヨ。(結果) 不気味な下絵が余計にこわくなりました!こんな感じにスローガンを書出した紙切れを、受験生のように壁にペタペタと何枚も貼ってたのは、かれこれ四半世紀も前のむかしの事だ。(現在は超人派から唯一者MAX派に転向)

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嘔吐!嘔吐 !ニヒト!ニヒト! の代償を如何ようにして世界に支払って差し上げようぞ?

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無目的ファイティ〜ン☆
(搬入に間に合わせる目標だけは死守!)

FORTUNATE

縄文時代の言語では「サ」は裂ける「チ」は血を表す音で、狩りで獲物を仕留めた際に獣の身体から血が溢れる様子を「サチ」と言い、転じて獲物自体をサチと呼ぶようになって、食物を賜わることが出来た廻り合わせ、即ち『幸運』の意味が発生したという説がある。私の本名は漢字の幸子だがこの縄文豆知識を知ったハタチの頃、親がくれた幸を捨て古代ロマンの響きのある片仮名サチコと名乗ることにした。
本日2月19日は、生まれたてホヤホヤの私に呪言に満ちた名前がプレゼントされた誕生日で、今年は40代最後の誕生日となった。そんな記念日に郵便受けに届いた品物は贈り物ではなく、先日ヤフオクで落札したバスの降車ボタンと純銀の腕輪だった(落札商品もある意味で獲物=サチだ)。偶然にも誕生日に届いたので、これを誕生日プレゼントと思い込むことにした。(降りますボタンと腕輪にサチあれ)

イクシオンの車輪
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近代悪の不吉な萌芽を美しい楽劇に託したR.ワーグナーは「こんなにも芸術に執着してしまうのは自分が不健康なせいだ」と思い込んで、健康的な凡人になるために冷水浴に励んだ。だが天才に与えられた芸術の義務、宿命の輪からの脱出は不可能だった…(創作活動で過労死)。左様!近代悪との闘争に途中下車は無い。

博徒ならAMOR FATI
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昨年末から我が宝瓶宮に運命を司る惑星が大集合!権力と所有を象徴する土のエレメントの時代が終了し、水瓶座(変人)に有利な『風の時代』が2021年から始まるという(本当に?)。私は蟄居中なのでFORTUNATE出来事に遭遇せず今のところ実感は無い(無頼精神に反する腕輪を入手。所詮博徒は運まかせ風まかせ!)

間に合うのか

漸くZauberberg (魔の山)を下山。しかし麓に広がるLungenwald (肺の森)の闇黒を抜けなければ私に安息の地はないのだ!どうしてこんな多数の新作に取り掛かってしまったのでしょうか?(1)ヤル気最優先 (2)所要時間を逆算できない (3) 締切スリル中毒【答え】は全部 (無謀さの理由)。すでに賽は振られたのだ!後戻りのできないこの冒険的賭博に勝利はあるのか?

〈ビニカバの守護天使〉
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多摩川 (仮想利根川)の河原で採取した四つ葉のクローバーと萩原朔太郎(写真展チケット)は26年間この『遺稿詩集』ビニカバ内から私の幸運と勝利を祈ってくれている(はず)。
みよわが賽は空にあり 賽は純銀…賭博は風にながれて さかづきはみ空に高く鳴りもわれたり(「純銀の賽」より)…スリル満点な賭博を風に流したあとは、昔のように川のほとりでこの詩集を読もう。そして新しい四つ葉を探そう。それは春の陽光と長閑な時間が戻ってきたら。
(たったいま地震が!…心配。東北は大丈夫だろうか?)

凡庸な、あまりにも凡庸な××

私の父はCO大学在学中、60年安保闘争に学生運動員として参加。もちろん父は安保条約断固反対のグループ所属だったが、同大学内には考えの異なる対立グループも存在し、ある日父達のアジトがその敵対グループに急襲(殴り込み)され、なんと暴徒の面子のなかに2F 幹事長がいたという。老父の思い出話に裏ボス2F誕生の歴史を垣間見た。(脅しの効果とその常習性)

永遠のディスリンピア
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ディスリンピック2680のコピー選別と差別の祭典ディスリンピックに出場の乙(=女性)チームは永遠の二番手であり産む機械。

T4管理局はティーアガルテンst.4番地(ベルリンフィルの向かい)
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T4とはナチス政権下で実行された障害者安楽死計画。病院=ガス室に「患者」を運んだバス運転手、ガス室のボタンを押した医療従事者など関わった人々の多くが「これは仕事だから」と思考停止したまま、罪悪感もなく淡々と殺人行為に加担したのだという。悪はいたって凡庸で平凡な(とぼけた)顔をしている。

ハスだっぺの箱

16年前、陸上自衛隊土浦駐屯地内の武器学校へ一人でふらりと出かけ、武器学校校庭にある予科練史料室と陸自の特殊車両や国内外の火器、自走砲、戦車などを見物した。現在メンテ終了しお化粧直しでピカピカになってる八九式中戦車は、この時はまだ汚い状態でクラシックな風情があり格好良かった。
その帰りに土浦駅売店で購入したのが、昨年末かざまランド忘年会に参加した蓮根キーホルダーと「れんこんサブレー・ハスだっぺ」だ。先日れんこんサブレーの空箱を作業室で発見。中に何をしまったけ?開けてみたらゴミでも宝物でもない警視庁関連の紙モノ蒐集品だった。(特に面白い一枚を後日詳しくご紹介しよう)

レンコンホンポ ハスだっぺ れんこんサブレー
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サブレーは当時のバイト先(スーパー鮮魚部)の皆さんに配布し一枚しか食べられなかったが、バターと蓮根の風味が香ばしく大変美味しいお菓子だったと記憶。また食べたい。