カテゴリー別アーカイブ: 出来事

ニュー10円ハゲ

昨年の横トリ終了とともに店じまいしたはずの側頭部10円(ハゲ)ショップが、最近新装オープンしていることに気がついた。ブラック事業主(わたし)自らが課した18時間労働に原因があることは明らかだが、このギリギリ崖っぷちの状況打破のために、新しいハゲショップがこれから何店舗進出拡大するのか?そんなことに構ってられない!
「間に合うのか?」否!否!三たび否!「間に合わせる!」のだ。たとえ鉄の右腕が燃え尽きようと、どげんこつあっても間に合わせにゃいけんとよ〜

(彫り作業あと7版!)
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古代エジプトの王族ではない古墳時代弓兵を模した彫像選手(何をしているのかというと)

(バードセレモニーで…)
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放鳥儀式の白鳩の群れに紛れ込んだ土鳩を射落す妙技を演じている。
これは余興的ゲームであり優生思想のプロパガンダでもある。

祝・生誕110年!

本日4月3日は杉浦茂先生のお誕生日です。もし現在ご存命であれば今年でなんと110歳!現世を去られた今は、きっとどこかの異世界で屈託のないカワイイ変な奴らと一緒にお団子やコロッケ(10円)のオヤツを食べながら愉快に暮らしていらっしゃるに違いない。

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こどもに大人気!住居兼仕事場のボロ家でメザシをかじっているのは、江戸時代のSF漫画家ミフネさん。ミフネさんはネタ探しに四次元空間まで旅する自由人だが、杉浦先生もこんなノンキな気風のお方だったのかな?マイペースに92年の天寿を全うされた。(私もあやかりたい!)

卒業式

この写真は24年前、(大学ではない)武蔵美術学園 版画科卒業式その当日の写真で、写っているの校内風景と懐かしい学友ではなく、宣伝活動のため米国より来日し、渋谷ウェーブに現れた目玉3名ドクロ1名の四人組音楽グループ「ザ.レジデンツ」です。
現代社会における通過儀礼のほとんどを軽んじて来た私は、成人式はもとより卒業式まで欠席し、共に学業に励んだ学友との別れを惜しむ大切な時間を、このような得体の知れない青春の偶像に捧げてしまった!結果ゆうまでもなく、薄情な私に学生時代のお友達は非常に少ない。

(卒業式当日)
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新作「ジンジャーブレットマン」の宣伝トークショー
異形の彼等は終始一語も発することはなかった。代わりに左端のメガネの男性がひとしきり告知をして「トーク」は終了した…一体これは何の会だったのか?そして彼等は本物レジデンツなのか?その確たる証拠も無いのだ。

闇スナック

闇スナックとはどのような酒場か?推測するにおそらく、昨年夏に岡本太郎美術館主催の漫画道場で描いたこの漫画のような、人目を忍んで裏町に棲息する、ちょっと変わった半人半獣の女のコ達が接客をしてくれる、スネに傷持つ淋しい宿命の男女が集う夜のオアシスではなかろうか。そして離島またはどこか地方都市の繁華街の片隅で、今夜もひっそりと灯をともしているに違いない。

「くちマスク」登場!
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この色っぽい女のコたちは、下半身が馬と蛇でホステスさんとして最高の人材。(私はマスクに口の描かれた右の人物が大変に気に入った)

「くちマスク」再登場!
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ディスリンピア競技場「生コン沼」
ここは除外された落伍者の魂が、生コンクリートとともに基礎工事の人柱として埋設される地獄。
彼等の顔は「丙・丁・戌」の漢字で構成されており、一目で選別対象だということがわかる。一番奥の傷だらけの人物が再登場した「くちマスク」で、この顔は「戌」すなわち傷痍者だ。

御神火ぐらし

私の愛唱歌のひとつ『波浮の港』は、伊豆大島の不便さとそこに暮らす島娘の健気さを、野口雨情が他所様目線で描写したロマンチック叙情歌です。この歌の中で「島で暮らすにゃ乏しゅうてならぬ」と嘆かれてる離島の辺鄙さも、時には良いなと思わせる『八丈島で闇スナック摘発、経営者の女2名をヘリコプターにて本土警察に移送』との報道が昨日ありました。闇スナック(?)という耳馴染みのない形態の飲み屋を無許可で開店してヘリコプターで空中散歩(東京に連行)楽しそう〜!しかしこれで八丈島から飲食店の灯がひとつ消えた…。(吉祥寺の美術学校ちかくにあった闇太郎って飲み屋、今でもあるかな?)

【波浮=ハブ(毒蛇)だと思ってた】
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ダイナミックな火山活動により生成された「元爆裂火口」を利用して波浮港が建設されたという歴史がわかった。だがこの「火の国」と題された絵を学生時代に描いた理由は今もわからない。

黒サポーター

長年エゴイスト連合に籍を置く私にとってスポーツ観戦は、自分の心に人間らしい感情がまだ(少しは)あることを認識させてくれる希少な機会です。先日閉会した冬季オリンピックでは、超人的選手たちが目眩く高次元なドラマを繰り広げ感動の連続でした。(終わってツマラナイ)
スポーツはいつも人間臭い物語を提供してくれる。例えば…妹のように寵愛してたドジっ子ひろみの天賦の才に気づき葛藤するお蝶夫人や、家族からの冷遇に屈せず、野球と男気で見返した岩鬼。歪んだ愛情から息子・飛雄馬に「野球ロボット」オズマという刺客をおくる一徹のお話など、濃密で(面白い)愛憎劇は競技スポーツの背景無くして語れませんね!漫画だけど。
(私は過去にオズマ、マー君と顔が似てるといわれた。似てるかな??)

(シコ名は黒左保°田で)
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「スポーツ・力仕事」のどちらでもない板木を彫る作業でヒジに負担が!
お相撲さんなら「白いもの」と歪曲表現されるサポーターも黒なら「黒いもの」だ

(娘たちは北に帰った)
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我がハウス、玄関ストーンの配置は今日も盤石の布陣で〜す。

万人の石

先日、素晴らしい光景を目にしました。なんと!再会をあきらめていた旧居の庭石たちが新しいお家に飾られていたのです!庭ではなく敷地を縁取る植え込みに彼等は居ました。しかも、私がトーチカに擬して鑑賞してた当時の姿そのままに…思わずウルっと感涙。♪庭石かわいや別れのつらさ/せめて又逢うそれまでは/おなじ姿で (ララ)いてたも〜れ ♪ とカチューシャの唄(庭石バージョン)がとびだすほどの歓喜が込み上げてきます。
彼等は道ゆくすべての皆様に、潤いと安らぎを提供する「万人の石」として立派に戻ってきた!建設中、現場から撤去されたとき、一時の気の迷いでも「貰っちゃえばよかったなぁ」など我が物にしたいという所有欲に駆られた自分の卑しさが恥ずかしい…。
あの日、赤い「残す」シールに見た再生の予感と光明は本物でした。

おかえりなさい
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おお!懐かしいその姿!かわいい!

そして不正解のまま…
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(不正解の答案用紙をカンニングしたかのように)石灯籠は誤った積み方で再建された。おそらく私がトーチカ石に改造したことを知らず、家主さんはそれを正解と勘違いし再現したのであろう。

三年前の旧居庭園
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かつてこの元石灯籠は、作為を感じさせない野趣あふれる格好いい石灯籠だったが、その自然に溶け込んだ姿が災いして(存在を忘れ)私の不注意で倒壊させてしまった。

トーチカ風にしてみたの
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各パーツ、特に笠の石が非常に重く自力での再建不可能(仕方なく)陣地の防御を担う監視哨に見立て楽しませてもらった。そしてこれからも楽しませてもらえる!

度胸千両入りで

本格的に彫りの作業に入り、今後1ヶ月あまり続く隠遁生活に備えて、昨日久しぶりに街で買い物しました。徒歩20分先にある隣町の大型スーパーでこれでもかというほど食料品を買い込むと、豆乳や赤ワインをパンパンに詰め込んだ背嚢は登山装備と同等の重量に達し、その肩ひもはグイッと双肩に食い込んだ。数歩あるきかけたところで「ヤバい失敗した…」と即刻後悔!私の帰る家は長〜い坂の上にある。普段こんな時は「人生劇場」など口ずさみ自分を鼓舞するのですが、もう息をして足を前に踏み出すだけで精一杯です。こんなことならお値段高めだけど近所で買い物すればよかったかも?(ミノちゃん印の麩菓子はここででしか売ってないからしょうがない)

【最新ピープル】
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お馴染みグーグルフォト選出の最新ピープルは村田英雄!
ムッチーのような男気あふれる九州男児は大歓迎だが、残念ながら彼はすでに鬼籍の人だ。(候補者に存命する人間はいない)

そのとき私は3000グラムだった

太陽系で一番高いという火星のオリンポス山の標高は21.9Km。そして過日2月19日は私の誕生日でした。46年前のこの日、3000グラムちょうどの大きさで産まれたと母から聞かされています。この不自然でキリのいい新生児の目方3Kg は、母が覚えやすいように端数を切った数字に違いありません。
お相撲さんなら出生時にジャンボベビーであれば「やっぱり」普通の場合は「意外!」という楽しい話題になりますが、中年美術家が何グラムで産まれたか?このつまらない質問をする人は今後も皆無であろうと思うので、(3000ジャストの真偽のほどは定かでないまま)あえて公表してみました。

(トレース19版目)
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コリント式円柱(を模した杭打機)の柱頭の装飾は、理想の父母間から出生したてのプーチン似の健康優良赤ちゃん。優生思想を広告するこの天使たちもまた、ディスリンピック開幕式典を高所から見守っている。

ブレの命日

昨日2月4日はフランス革命期の建築家、エティエンヌ.ルイ.ブレの命日でした。摩訶不思議な完成予想図で有名な「幻視の建築家」御三家・ブレ、ルドゥ、ルクーの中でも、ひときわスケールが大きく静謐な雰囲気のあるブレの建築(の絵)が好きです。暗い色調で厳格に描かれた建物を見てると、巨大な空間に自分が一人ポツンと佇み、遠い天井を仰いでるような気分になれます。
ブレの「ニュートン記念堂」の冷徹な眼差しが、昨年秋からディスリンピック制作を監視し続けていますが、遅々としてはかどらない様子に呆れかえっている。…私にはそのような顔に見えます。

【見張り番】
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座席から向かって正面のフスマに貼られたニュートン記念堂コピーには「絵がゴチャゴチャに煩くなる失敗を繰り返してはいけない」という自戒の念が込められている。が、しかしその絵の確認ができぬほど机上がゴチャゴチャだ!

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薄眼を開けて諦観しているようにも見える虚ろな表情…
(登山家は山に登らずに山を想像すれば良い)建築家はこのように美しい完成予想図を描いてくれるだけで私は満足だ。