カテゴリー別アーカイブ: 出来事

思い出はカーキ色

不定期に送信されてくる『この日の思い出を見てみよう』というお節介メールは、決まって朝の8時15分に届く。今朝もまたこの着信音でウッカリ目を覚ましてしまいました。本日の「思い出せ」指令はこの写真で、これは2年前の今日9/16に、陸上自衛隊朝霞駐屯地の「りっくんランド」を見学した時の記録です。道路工事をする自衛隊員を描いた油絵・10式戦車・ヘリ部隊のヘル着用の私、以上の3枚が提示されています。(この私のがっかり顔は「悪臭を放つヘルメット」に起因する。)この日のりっくんランド見学の目的は、府中市美術館公開制作で制作するアルミ箔襖絵『人間富嶽』に登場させる現役戦車を写真撮影することにありました。

そして、あれから2年経ち再びアルミ箔ドローイングに着手せんと只今準備中で〜す。銀色絵画『九(ディス)軍(リン)神(ピアン)』は、11〜12月に恵比寿ナディッフ地下室で開催する、ファースト作品集『予感の帝国』出版記念展にて三分の一ぐらい公開予定!そのほか漫画ディスリンピック原稿・本家ディスリンピック部分などなど展示予定。「ぼんやり階級トート」に続く新作グッヅも絶賛開発中!お楽しみに!

(陸自ファンの汗でヘルメットが臭い)
IMG_9472
ナナヨン/キューマル/ヒトマル式…陸自戦車の好きな人には楽しいか〜もね?(私は違う)

さよならルミちゃん

数日前、実家のルミちゃん(金魚)が死にました。飼い主の母に「エサを与えすぎると水質が悪化する」と再三にわたり忠告していたのですが、なかなか理解してもらえず….とうとうエロモナス菌に感染し目が飛び出る症状が!エロモナス感染は飼育魚にとって死刑宣告に近く、私が過去に溺愛してたホトケドジョウ君たちも、この憎きエロモナス菌によって死に至ったのです。ドジョウ君の場合は、腹が赤くなり臓器不全を起こして死ぬという可哀想な末路でした。
私は治癒の可能性を探り、グリーンF.G液で薬浴させ「婦人病の薬が効く」という怪情報を頼りに自分が病気になったフリをして薬を入手。これもまた効果があるという噂のココアに婦人病薬を混ぜて、手作りの丸薬をこしらえて、絶食中のドジョウ君に「エサだよ」と騙して食わせました。こうやって手を尽くしたのですが、少しも回復の兆しも見せず絶命…。石も水草もない暗い部屋で絶食させられ、さぞや辛かっただろうなぁ。
ルミちゃんは病気で出目金みたいになっても母から「かわいい」と言われ、オヤツもいっぱい食べて天国へ旅立ったのだから、それはそれで良かったのかもしれません。

(くまモンとルミちゃん)
IMG_9184
ポップアイ症状が痛々しい最後の写真

(母が描いた在りし日の肖像画)
IMG_9414
水草を食む金魚たち (きっと天国で再会しているに違いない)

〈麺紀行〉袋の人

百均ショップの夏用乾麺の並ぶ棚に鍋用スープが少しずつ進出しつつあるのを見て、夏の終わりを感じる今日この頃です。そして以前ご紹介した蕎麦の袋にも秋は訪れました。
〈大切な人の笑顔がうれしくて本気になって、打ちたて・茹でたて味わい舌づつみ〉と一途な女心をにじませた文面が微笑ましい『ざるそば』の袋だったのですが、先日購入したら例の文は書き換えられ、このような変化が!〈最新の設備を導入した事により、保水性の良い水々しいそばが出来上がりました。ぜひ、ご賞味下さい。〉…彼女に何があったのか?一切の私情を挟むことなく、最新設備導入をアピールする姿勢には以前の無邪気な姿はありません。この事務的な文言に、秋空のように切り替えの早い女心が見て取れます。きっと新型製麺マシーンの導入とともに気分一新したのでしょう。それもまたよし!

(リニューアルパッケージ)
IMG_9163
健気なあのコは何処に…

(旧パッケージ)
IMG_9445
思い出はここ(冷凍庫の扉)に

(自己紹介)
IMG_9446
麺であることは見ればわかる
「殊の外うまい」とはご謙遜。確かに1kg 250円の割には美味しいヨ

あやしい雲行

一昨日のお昼。あまりの暑さに台所で麺を茹でることすら苦痛になり、乾麺派の私も不本意ながら手抜きをしてカップうどんを食べることに。〈そして夜〉世田谷区を襲った激しい雷雨に大興奮。室内からの雷光見物と撮影に夢中になり、閉め忘れた窓から吹き込む雨に気づかず。〈その処理〉階段の踊り場が水浸しになり、雑巾で吸い取った雨水はどん兵衛の空き容器に一杯ぶん採取された。〈そのあとも〉ただいま製作中の漫画執筆は続行される。しかしそれもあやしい雲行だ。

(未完成原稿:右から左)
IMG_9405
隔離島で暮らしたいと提案する日出鶴丸に
「それは無理よ」「あの島、健常者は住めないの…」と月光が告げると
「なんだ、そんなこと簡単だよ」と谷崎潤一郎『春琴抄』の文庫本を差し出す日出鶴丸…

この変態小説が示唆するものは何か?月光同様、察しの良い読者諸君ならお解りであろう。

(同族の闘争)
tukue
版画と漫画の道具がせめぎ合う我が作業机

白い獣毛

500円玉の大きさを基準に面積を測ると、その1.6倍、おおよそ800円相当の面積があると思われる私の円形ハゲ(二箇所)に、やっと2センチほどの毛が生えてきました。しかしおかしなことに元来の毛質(太い縮毛)ではなく、脱毛部のみ白く柔らかい猫の毛のようなものに生え変わり、まるで黒地に白いブチの動物の背中のようです(私もいよいよ獣化する日が近い)。
初めて切った乳幼児の頭髪で「赤ちゃん筆」なるものを作って、赤ちゃんの成長を記念する品にするそうですが、私のハゲ部獣毛も程よく伸ばして刈り取れば、質の高い面相筆(ハゲちゃん筆)の一本でもできそうな感じです(ホワイト専用筆にでもしようかな?)。

(へんだな)
IMG_9154
怒れる葉っぱと写る私の足(特に左足)を見て、元々こんな指先が丸かったのかと不思議に思う(吸盤はないがヤモリの指に似ている)。

夏だけど冬の旅

この前、飲み会で「趣味は何ですか?」と初対面の殿方から質問をされ答えに窮する。さて私の趣味とは何でしょうか?拾った石を並べてみたり、自衛隊や戦争遺跡を見物するのは、無銭で遊べて面白いけど趣味では無い。それにもともと水石や軍事に精通するほどの探究心も無い。
そんなことから、酒席で紹介して当たり障りない趣味の一つぐらいあってもよいだろうと、入手したテキストブックが『NHK趣味百科 シューベルトを歌う』です。講師はドイツリート歌手の第一人者 D.フィッシャー.ディースカウで、この教本を片手にテレビを通してディースカウ先生のご指導を受けるというわけ。だがしかしこの放送は11年前に終了。さらに私は、本を開いて気がついた「ドイツ語の歌詞と楽譜がまったく読めない!」という致命的な事実を…。「ご趣味は?」と訊かれて「シューベルトを歌うことです」とお答えする夢は、瞬時に終わりました。

〈Gute Nacht!〉
IMG_9159
(シューベルト歌曲の旅人の終わりなき旅)
過去から遠離る試みも虚しく、歩む程よみがえる想い出に絶望し、夜ごと岩のしとねを涙で濡らすのであった。グーテナハト!

POLARIS

今週の『朝日/俳壇歌壇』挿画のタイトル〈POLARIS〉とは、こぐま座 α 星の名前で、現在は北極点真上に位置するので、ポラリス=北極星と呼ばれている。先代北極星は りゅう座 α星で、それは古代エジプト・クフ王の時代のことだという。次代は西暦4100年頃、ケフェウス座 γ星が北極星を襲名予定。だが二千年以上先の未来に、人類が滅亡せずに生存しているかもあやしく、ともすると別の知的生命体が、この北極点頭上に輝く天体に、別の名前を名付けて眺めている可能性もある。しかしそのような先ことなど、私にとってまったく与り知らぬ事柄である。

〈俳壇歌壇:第二回挿画〉
IMG_9137
登場静物クイズ:答は「水晶」でした

〈次回は8/19朝日新聞朝刊に掲載予定〉
IMG_9140
次回主役静物はこの中のどれでしょう?(ヒント:三角形)

見学者として

くだんの陸上自衛隊青森駐屯地を見学したその時の旅程表(しおり)が見つかった。これによると6年前の7/19から二泊三日の日程で、六ヶ所村/原子力船むつ資料館/恐山/陸自駐屯地/青森美術館/三内丸山遺跡をまわる充実した内容で、計画は例のごとく分刻みで綿密だ。そして青森駐屯地の箇所には〈門番の隊員に「見学です」と言って入れてもらう〉と補足があり、隊員に第一声なにを言うべきか、周到にセリフまで用意してある。
過去に防衛大で「敷地内の戦争遺跡を見せて欲しい」と門番にお願いして、(当然)厳しく断られた経験から、事前にちゃんと見学の予約をし、受付で(おどおどして)不審者の嫌疑がかけられぬよう爽やかに見学を告げる…それを実行した痕跡である。(防衛大は裏口見学)

〈旅程表〉
IMG_9134
青森県立美術館(10:30〜12:00 ギャラリートーク)
盛りだくさんの予定に埋もれた青森出張の本来の目的

〈岬先端の丘陵地帯〉
IMG_9136
この非常に美しい非現実的な光景は、横須賀の防衛大学校に存在する。
花立台砲台と呼ばれる旧陸軍要塞砲演習場 (おそらく演習用トーチカと監視哨と思われる)

便利グッヅ(陸自編)

玄関で靴ヒモを結び、いざ外出。という段になって「あっ部屋に忘れ物が…」な〜んて事よくあるよね(私はしょっちゅうある)。せっかく履いたクツを脱ぐのも面倒なので、四つん這いで部屋に戻ったりして大変!そんな時あったら超便利の『靴カバー』を陸上自衛隊青森駐屯地(第九師団)で発見したヨ!写真の陸自隊員さんが履いているふわふわモスグリーンの巾着袋がそれです。
これさえあれば、編上げで着脱のめんどくさ〜い半長靴(はんちょうか)をワザワザ脱がなくても、この巾着に足を入れてキュっと絞るだけでOK!土足のまんま屋内に上がれちゃう横着装備。かざまランド玄関にも配備したーい。陸自売店での販売希望!売ってたら即ゲットだネ☆

「防衛館」内部:八甲田山雪中行軍資料
IMG_0997
「高倉健の『八甲田山』を見ましたか?」という問いに「見てません」と返答した私に対し、不服そうな顔をした隊員であったが、気を取り直し、口癖「専ら」を連発し、竹刀のような棒で資料を指しながら解説をしてくれた。しかし見学半ばで、上官から「戻ってこい」との連絡を受け「あとは勝手に見てください」と言い残し立去ってしまった。(これはガラケーで上官と通話する隊員の後ろ姿である)

CUMULONIMBUS

先週予告の朝日新聞/俳壇歌壇カットの掲載紙が本日届く。この絵のタイトル「キュムロニンバス」というへんな言葉は、CUMULUS(積雲)と NIMBUS(乱雲)の二つを合体させた積乱雲を意味するラテン語で、いわゆる入道雲を学術的にこう呼ぶらしい。この夏、天候の急変を予感させるこのような入道雲をまだ見てない。そして私は、入道という肩書きを名乗る人物に今まで一度も会ったことがない。

〈俳壇歌壇〉
IMG_9108
これは巨大な女がブルドーザーで雲の運搬作業している場面ではなく、普通の大きさの女が建設車両のミニカーで遊んでいる様子です。

〈次回の静物〉
IMG_9113
次回登場静物はこの中のどれでしょう?(ヒント:石)