カテゴリー別アーカイブ: 出来事

ひみつの靴下

靴下を履くために二階の部屋に行ったのに、目的をすっかり忘れて裸足のまま一階に降りてくる…自分の脳を疑うくらい年々記憶力の低下は著しい。
そして一昨日。女子美術大学版画科にて特別講師を務めるのにあたり、講演中に自分の作品タイトルや制作年を思い出せないなど、記憶力の衰えを露呈して、格好悪い中年の末路をうら若き女学生達に見せたくない!と前日から準備しておいた秘密兵器が写真のコレ。靴下で記憶力低下を阻止できるとはなんとも有難い!
で…結果はというと。40名以上いた学生のうち3名ぐらいしか名前が覚えられず、残念ながら靴下の効果は十分発揮されなかったと言える。(もしかしたら左右を履き間違えたのかもしれない)

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商品名『つぼックス』特別価格60円
「こんな方におススメ 記憶力の衰えを感じる方」まさにピッタリ該当!
呪術的なツブツブ文様が足裏のツボを刺激して記憶力アップしてくれる筈だったのだが…

動物と別れて

13年間住んでた老朽家屋が取り壊されて気がかりなことは、あの家に住み着いてた人間以外の存在(獣や霊)の安否です。
思い起こせば、ネズミの気配に怯え、夜な夜な1m定規で天井を叩き防御したり、そのネズミが風呂桶で溺死してたり、野良猫がフニャフニャになった天井ごと落ちてきたり、美術書(原始美術)の表紙がアフリカの仮面の部分だけ(何故か)シロアリの餌食になってたりと、生物たちが活発で賑やかすぎる我が家でした。(野生の勘で逃げ出して皆んな無事にお引越しできただろうか?)
本当の家主(死んだ老婦人)の霊は、新築計画を喜んでることだろう。私も古い庭石を利用した造園が楽しみです。

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この庭には土葬したホトケドジョウのお墓が10基ほどあったのだが…。

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(生前の)チャコちゃんとマルちゃん
ホトケドジョウの性質は穏やかでお利口。育魚ノイローゼになるほど可愛いすぎるので二度と飼うことはない!

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ニアミス寸前のヤモリ達
蛾を捕食させるために朝まで懐中電灯で誘蛾活動したことも。

ゆく石くる石

歳月と残留思念の棺のように放置されていた旧居の解体工事がやっと始まりました。なかなか剥がれないカサブタのように憎たらしい存在でしたが、いざ幕に囲われて準備が整うと、いくばくか惜別の情が湧いてきます。
侘しい心持ちで古ぼけた玄関にふと目をやると、そこには、かつて私が気に入っていた石に「残す」と赤い字のシールが貼られているでは!本当に?信じられない!庭石などは残土や瓦礫とともに、知らない山にでも投棄されると思っていたので、こんな起死回生のチャンスを石に与えられるとは有難い!…施工予定表には造園の計画もあり、どうやら新しい庭に飾られるようです(楽しみだ〜)万物流転の世にあっても再生の光明はたしかに在る!

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ああ、歳月よ憧れよ!かつての幸福よサヨウナラ!

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玄関脇には「残す」決定の下された幸運の石が、倒木や小石を配して私が遊んだままの姿で残存していた。(小石は私物だが引越しのとき運び忘れた!)

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ここにも残留組!
石灯籠の目玉状の石…本当はすご〜く欲しかった。

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(しかし実は…)水石を一つ失敬してしてきたのだ。虎の背後に鎮座する没個性的な石がそれ(大家さんゴメンなさい)その隣の最新水石は、自然に欠けた形が不思議でかっこいい。台座は原始美術のような味がある。

うたえ!大竜宮城

茅ヶ崎と千葉県東金では、久しぶりの小旅行で開放感が爆発し、歌ってばかりいました。酔って歌唱スイッチが入るとノンストップに歌い続ける酒癖は、周りに迷惑なのでそろそろ自重しなくては!でも、バーベキューで炭火を囲みながらの「度胸千両入り」は最高〜(だったのは自分だけ)

…で、何となく海と歌つながりで『うたう!大竜宮城』という子供向け特撮ドラマを思い出しました。25年前に放送された大好きな番組でしたが、登場人物?が魚貝類でミュージカル風という奇抜さが勝り、どんなお話だったのか失念。そこで調べてみたら「海洋リゾート開発で破壊された竜宮城の再建を夢見て、陸に避難したヒロイン乙姫と魚貝類たちが人間界で奮起する」という社会派な内容でした。海の住人からすれば人間は侵略者という、ノンマルトの使者からのメッセージはここにも!
そして、なぜ乙姫や魚貝類たちは歌を歌うのか?そこには「歌って踊ってた竜宮城での暮らしを地上でも続けることで、人間界で荒んでしまった魚貝類たちを改心させ、また(共存すべき)人間の心を歌で学ぶため」という深い意味が!たしかに歌は浮世の憂さを忘れさせ、義理人情の勉強もできる。うっかり侮れない東映不思議コメディーシリーズ!!(というシリーズだったのか!)

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東金の片貝海岸(ユーロビートとオメガトライブの昼下がり)

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イワシ料理の美味い店「マルニ」(憤怒の表情をしたサインは会田誠さんの色紙)

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海の家では使用料を値引きしてくれて、食事処ではトマトを大量にくれたマルニさん。
このご恩を返すべく私もサインをしたかったが、有名人でないのでもちろん所望されず…。なのでここに掲示しま〜す。顔サインを真似てみた。(無許可)

黒のクレール

日曜美術館をご覧になった皆様ありがとうございました〜!これでヨコトリPRの役目が一通り終わりホッとしてます。当事者として見なくては、という義務感に苛まれつつ結局見れなかったけど..。

早くも今日でヨコトリ開催初日からちょうど1ヶ月です。…思い起こされるは苛烈な制作期間よ!かの地獄の断片は今もなお十円ハゲとしてしつこく頭部に存在しているのです(なんたることよ!)自分の気弱さを証明するような憎っくき十円ハゲ。私は地獄の季節の置き土産(ハゲ)を捨てに海へ行ってきました!なんと約35年ぶりの海水浴です。しかも2箇所!Aチーム茅ヶ崎、Bチーム東金の各チームのバカンスに便乗参加。ドラキュラ生活と呼ばれて久しく、暗室栽培されたウドのような私には晩夏の太陽すら眩しかった!(カナヅチなので水遊びしただけ)

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ここは茅ヶ崎の海岸(深夜)ビール片手に佇む中央の人物は私です。ピースサインにフラッシュ光線を横取りされて海も私も闇の中。

空洞説

19日の横トリトークイベントにご参加の皆様(お礼が遅くなりましたが)ご清聴いただき有難うございました!会場ではノートを取りながら聴いてくださるお客さんも多数おられて、その姿勢に感服し、私も(珍しく)誰かの講演を聴き勉強する気になりました。
そこで先日、埼玉近美で展示中の彫刻家遠藤利克さんのトーク会に行き、ちゃんとノートと鉛筆を手元に用意。…だが一字も記さず、頭の中では話の揚げ足取りばかり(猛省!!)作品「空洞説」にまつわるお話は、過去に流行した近代イデオロギー否定のための原始回帰の思想について再考するきっかけになる内容でした。(素直に話が聴けないヘソ曲がり人間を、地底人は空洞に招いてはくれないだろう)

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この縄文土器(本物)はトークに来場してくれた友人のお土産
数千年前は深い闇を宿した空洞だったに違いない。不完全な今でも暗黒の面影はある。

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(縄文とは関係ない)地球空洞説の図
北極と南極に出入り口があり中心には小さい太陽が存在する。地底人は空飛ぶ円盤で移動し、たまに地上の偵察に出る。第三次が勃発し人類滅亡の危機が訪れた際には、程度の高い人間のみ選別し空洞に連れて行ってくれる(らしい)

人面岩は警告する

誰もが絶対欲しくなるこの魅惑の逸品は「ムーミステリーコレクション/火星の人面岩」という携帯ストラップです。残念なことに私の携帯機種には紐を通す穴がないので装着不可能ですが、常に目につく場所に飾ることで、人類滅亡の危機を警告する火星人からメッセージを真摯に受け止めようと思います。

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きっとあなたも欲しくなる!人面岩
ヤフーオークションで400円(送料無料)で落札

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人面岩が表紙を飾る一級資料「ふしぎ写真大百科」によれば、1976年に火星探査機ヴァイキングが撮影した幅3kmもあるこの巨大人面岩は、火星の古代文明の遺跡ではないかと推測されている。滅亡を前にした古代火星人が残した人類への、戒めでありメッセージかもしれない。

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このストラップには指に血が通わなくなったり、窒息して死に至ったりする危険性もある。

漫画を描いてみた

いちおう美術家を生業としてる私ですが、実は他にも憧れの職業が色々あって中でも、詩人、演歌歌手、マンガ家はその三大職種です。といって特に優れた才能もなく単なる憧れに過ぎませんが..。

昨日の午前中は、横トリで中高生30名の有志を募り(小学生相手の)有能なガイドさんに育成する美術館の企画があり、私は彼等に自作の解説をする役で協力しました。(話の長さと内容のグロテスクさからか?解説中に生徒2名が倒れる…申し訳ない!)
そして午後、岡本太郎美術館にてマンガ教室(講師横山裕一先生)が開催され、午前の田中庸介先生の詩の教室には出られなかったものの、少しでもマンガが上達できればと思い受講しました。1ページ以上のマンガは、過去に描いた外来魚侵略防止プロパガンダ漫画『水がヌルくて死にそうです』以来の挑戦です!さてその出来栄えは…(以下写真)

作者知らずの断片詩(上の句/下の句)を自由に組み合わせた詩のイメージをマンガで表現する。
「私は色男だ 私は夢を見た/ドレミファドンする午後 好きなピザはまだこない」という詩を私はチョイスし描いてみた。

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クイズの答えCD-Rは間違いで、正解はフロッピーディスクであった。
指定の画材(色ペン/ケント紙)を使用するまでに至らず未完成に終わったこの意味不明の紙切れは、岡本太郎美術館で開催中の「太郎と遊ぶ展」の特設会場に貼り出されてる(かもしれない)

何も試されず

「将来にかかわる重要な試験があるから受けなさい」と誰かに促され、試験会場である母校.武蔵野美術学園へ向かった。案内された会場は学園校舎ではなく、木造モルタルの古い建物で、二階の八畳間には細長い座卓が四列並べられており、ヘンに思いつつここが試験会場なのか〜となんとなく納得。で他の受験者たちと席に着き問題用紙が配布されるのを待っているが、いっこうに試験ははじまらず、用紙のかわりに蒸かしイモが配られ、イモを頬張りながら座敷のテレビでロシア男性の寒中水泳をみている最中に、何のテストだったのか不明のまま夢は終わってしまった。この夢からは役立ちそうな啓示は一つも見出せず、ただ配布されたイモが私のだけ小さかったという下らない不満だけが残った。

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ここは20年以上前の武蔵野美術学園
銀色のジャケットを着用し宇宙との交信を試みる私の姿が見える

黒Tと夏の扉

夏よ、来ないで!と焦燥感から込上げてくる心の叫びを誰が知ろう?ああ夏は、無慈悲にも扉をこじ開けて来るではないか。髪を切っても違うひとにはなれないから自分の仕事は自分でするしかない。せめて黒いTシャツで夏の扉を遮光し抵抗をこころみよう。

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左から
米軍フォ—ト・シル野戦砲兵訓練場のTシャツ
列島改造人間:土木の化身ドボッケンTシャツ
シャ−フ°な筆致が素晴らしく間抜けなカザマT
ザ・レジデンツの目玉紳士Tシャツ
クラフトワ—クのエレクトリックカフェ—T