作成者別アーカイブ: 風間 サチコ

法話キーホルダー

【君は親の言うことを素直に聞けるか?】 先日お父さん手作りの『忘己利他キーホルダー』を手渡された。大声がうるさい父の説明によると、忘己利他(モウコリタ)とは「おのれを忘れ、他を利するは、慈悲の極みなり」という最澄の言葉で、これはお釈迦様が前世に、飢えた虎の母子を哀れんで投身自殺をはかり、自分の遺体を虎に食べさせたというショッキングなエピソードに通じる有難い教えなのだという。
【だが私の考えはその逆だ】忘他利己(モウタリコ)即ち「他を忘れて己を利する」ことこそが個々人の能力を生かし、結果的に公益に資するのではなかろうか? 無私よりも寧ろ実存、マックス.シュティルナーの〈私は私以外の事柄を私の外に置く〉に私は賛同したい。
それに虎のエサになったお釈迦様は、TVゲームをリセットするように来世も同じお釈迦様として生き返ることができたが、私達が来世も同じ人物(へんな美術家)に転生する保証は何処にもない(タコに生まれ変わるかもしれないヨ)。なので虎/ワニ/鮫など最強生物の餌食になる行為はやめようね!

(どこにも売ってないオリジナルグッズ)
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モウコリタの字並びを見て〈モーリタニア産タコ〉を思い出す。
昔バイトしてた鮮魚コーナーの準社員・守田くんは、鮮魚部主任が「タコの産地は守田ニア!」と駄洒落を言うたびに、ハハハ…と乾いた愛想笑いをしていたっけ。

山の日

【今日は山の日】お正月から読み始めた岩波文庫『魔の山』は、春の自宅待機期間に上巻を読み終え、移動再開の夏、東横線・北陸新幹線・そして先週は間違えて逆方向の終点まで乗ってしまった半蔵門線車内で読書に勤しみ、やっと下巻200頁まできた(残449頁)。今読んでる章では、ダヴォス山岳地帯にて隠遁生活を送る論敵2名(一人は西欧中心的見地の人文主義者、もう一人はキリスト教原理主義者でボルシェビストのような血腥い人物)が、舌鋒鋭く論戦を繰り広げているのだが、二人とも平地に戻れぬほど重病で、実行性に乏しい彼等の思想の対立は、机上の空論ならぬ山上の空論である。ハンス・カストルプがその不毛さに気がつくのはこの先の「雪」の場面だということを、まだ読んでいないけど私は知っている。

(サナトリウムにて)
sanatoriumのコピー
これは展覧会用新作『マジック.マウンテン』のための下絵の一部。ピアノに肘をついているのが『魔の山』の著者トーマス.マンで、ピアノを弾いてる人物は指揮者のオットー.クレンペラー、その横で聴いている男はエルンスト.ルートヴィヒ.キルヒナー。(クレンペラーとキルヒナーは精神疾患療養中にサナトリウムで知り合ったという)

【予告】
明日11日、日本経済新聞[朝刊]の特集『戦後75年を考える』にて「表現の自由」に関するインタヴュー記事が掲載されます。日経新聞購読の皆さんは記事を探してみてください。

樫の森の…

【死者に報酬は支払われない】ドイツ・ロマン主義の画家C.D.フリードリヒの作品は、同じくロマン主義音楽のレコード及びCDジャケットに多数採用されている。詩情豊かなベートーベンやシューベルトとの相性はバッチリで言うことなしだが、作者にノーギャラなのは如何なものか (しかし何処へ送金すればよいか)。フリードリヒの名作『樫の森の修道院』を装画に使用した(かざまランドで人気) H.プフィッツナー『人間と自然/生活と歌』のCDもその一例である。

【交霊は不問に付される】吉村宗浩氏はフリードリヒ『樫の森の修道院』に触発され、新作『大地は永遠なりⅠ』を制作したという。春の到来を待っているのか?それとも既に朽ちているのか?不明の刺々しい樹木に絡まるように屹立しているのは、オリンピックの象徴である。オリンピックに明日はあるのか?既に終了の鐘が鳴らされたのかは不明のこの丘に、唯一訪ねてくるのは絶望を伴侶とする冬の旅人であろう。

吉村宗浩さん作『大地は永遠なりⅠ』
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凍てつくような寂寞感、その後からついてくる笑い!

『樫の森の修道院』採用のCD
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素晴らしい題名『人間と自然/生活と歌』の歌詞は、ドイツ語なので全くもって理解不能。
ローゼンベルクvsゲッベルスの文化政策の覇権争いの結果、ゲッベルス優勢となりローゼンベルク派だったプフィッツナーは冷遇される羽目に…。さらに戦後は親ナチだったことが祟り正当な評価を受けられなかった。(定石を踏み外したような変なところが面白いと私は評価)

誰もめくってはならぬ

「パビリオンに辿り着いても AA展会場に辿り着けない」との声が多数寄せられている日産AA展の会場は、煌びやかな新車展示スペースの左手奥(時計でいうと10時の方角)にあります。横断歩道風の舗装を渡った先の薄暗い一角に入り口があるのでそこから進入してください(入場無料)。

【鑑賞上の注意】私のカウント・ゼロ(日めくり暦) の表紙は、フワフワと宙に浮き貴方を誘惑するが誰もめくってはならず、そして次の三原さんコーナーでは、頭上から滴る不思議な水に気を取られ、足下の可愛い苔を踏んづけてはいけない(すでに苔ペチャンコ事件発生!)。さらに土屋さんコーナーではポヨポヨした可愛い物体で遊びたくなるだろう、だが決して触れたり蹴飛ばしてはいけない。

それでは皆様、電車移動中の新コロナV感染及び徒歩移動中の熱中症にご注意の上(無理せず)ご観覧のほど何卒よろしくお願いしまーす!

(乾燥中のゼロ)
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これは巨大競技場の屋根だよ。どこのかな?(ヒントは五輪)

背景について

世間では昨今テレビ会議が定着しつつあり、私も必要に迫られてzoomを利用するようになりました。
バラエティ番組などで感染拡大予防のリモート出演を見てると、まず取っ掛かりで話題になるのが出演者の背景(室内装飾)なので、私もそれに倣い中継地・かざまランドの見栄え改善に取り組みました。画面の向こう側の対談相手に、美人でも無くただ面白いだけの私の顔よりも、背景を楽しんでいただけるよう絵画を並べてみましたので、テレビ会議の際は私越しに見える素晴らしい水彩画にご注目ください。

(吉村さんコーナー)
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吉村宗浩氏の水彩画2点を展示中!
荒涼たる五輪モニュメントを描いた新作『大地は永遠なりI』は日曜日にかざまランドに仲間入りしたばかりです(作品詳細は後日掲載)

【告知】金沢21美術館(de-sport)トーク動画公開中!
自分の姿が恥ずかしく正視できないので私は見れませんが、内容に関心のある奇特なお方はご覧ください。(優生学/健康学園/白樺派/ルポルタージュ絵画/日本シュルレアリズムのことなど色々と放談。肝心のスポーツの話は僅少。)
動画はコチラ→   美術館HP  YOUTUBE

秘匿情報開示

《本日開幕・日産アートアワード2020展のお知らせ》

(最高機密だった)NISSAN社名新ロゴ、新型電気自動車の発表のために建造された巨大円形パビリオン、その一角に設けられた会場に於いて展示作業終了から約1ヶ月のあいだ、厳重な管理下に置かれていた私達5名の作品が、やっと本1日から一般公開されます!
我がディスリンピックは閉鎖期間中の長雨の影響で、壁からペロ〜ンと剥がれたり、たわんで隙間ができたりしましたが、公開直前のメンテナンスでしっかり修復し、準備万端で皆様のご来場を待っております。…と言いたいところですが、感染者数鰻上り状態なので、何卒ご無理をなさらぬようお願いいたします。展示風景やトーク動画はネットで随時公開予定です。来られない方は是非そちらを閲覧くださいませ。

(トップシークレット)
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秘密の白幕に覆われた新生のシンボル。

日産アートアワード展
会場: 日産パビリオン(新高島駅から徒歩9分・横浜駅から徒歩15分。アンパンマンミュージアム隣)
会期: 8/1〜9/22
*開催情報についてはHPで詳細の確認をお願いします

秘密を掴んだ紳士達

コスモアイル羽咋の〈UFOsブース〉では、 UFO現象に対する6博士の見解を聞くことができる。専門家の談話は懐疑的なものから妄信的なものまで様々であるが、どれも興味深い証言ばかりだ。めったに聞くことのできない貴重な機密情報を語る科学(或は非科学)者の肉声は、各人2話で合計12話!(もちろん全て視聴)。その中でも特に印象に残ったエピソードの一部をご紹介しよう!

コリン・アンドリュース氏
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ミステリーサークル(クロップサークル)研究の第一人者の談話によると、小麦などの穀物畑に突如出現する巨大円形群・ミステリーサークルは、何者かによって同じ方向に作物がなぎ倒され、地上には幾何学的な図形が残される。そして奇妙なことに倒された箇所は、通常の茎より約40cm長く成長し収穫は約20%増えるというのだ。(それはいわゆる麦踏みのような効果では?)

ロバート・ディーン氏
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元米陸軍准尉、UFO相互ネットワークの役員を務めた氏の情報では、1967年早朝のイタリア空軍基地で戦闘機の整備をしていた隊員が、上空で鼻歌を響かせながら飛来する3本足のUFOを目撃。やがて滑走路に着陸すると、2名の異星人が姿を見せ「乗ってみないか?」と右手を挙げながら流暢なイタリア語で誘ってきたが、隊員は恐怖のあまりオシッコをちびってしまい、そのことが恥ずかしくて、この不思議な体験を誰にも話さず隠蔽していたという。(ないしょ話を世界中に拡散されてかわいそう…)

ジョン・マック氏
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ハーバード大学提携機関の心理学者である氏は、 UFOに誘拐され異星人と接触した人たちの証言は「現実でなく夢であってほしい」という願望から、体験を誇張したり捏造したりせず、大抵の場合は信憑性が高いものだと断言している。そして体験者の多くは、自宅に帰還した際に「ベット上の枕やシーツの位置が誘拐前と変わっていた」と話し、それが誘拐の証拠であるというのだ!(それはおそらく寝相の問題では?)

侵略か進出か?

羽咋市は古くからUFOにゆかりのある町で、江戸時代には〈そうはちばん(仏具)〉に似た飛翔体が度々目撃され、「夜間外出すると鍋のフタにさらわれる」という不穏な伝説が残っているらしい。UFO機内で「人類滅亡を回避するには自然農法しかない」と異星人から諭され、解放後リンゴの無農薬栽培に成功した自然栽培の伝道師がこの地を訪れ、その教えが根付いたのも、このような素地があってのことであろう。
羽咋駅を降りると《UFOの町にようこそ!》と大書きされた看板で歓迎される。なので「コスモアイルはUFO資料館かな?」と思って訪ねたら、意外にも日ソ冷戦下の宇宙開発競争で活躍した宇宙船や探査機の実機及びレプリカの展示をメインにした立派な科学博物館だった。
先に言っておくと、私は宇宙開発には断固反対の立場で、時折UFOが飛来してくる理由は、人類への警告(それか観光旅行)だと思っている。地球を使い倒し、いよいよ限界となったら地球外に移住する計画を「夢」のように語る、そんな虫のよさを私は禁じたい。コスモアイルへの要望は「 UFO展示物の充実」である。(UFO関連については引続き報告)

(ここが UFOの町だ!)
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擬音「ジャーン!」を形どった石像が目を引く明るい駅前。

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米国:マーキュリー宇宙カプセル(複製)

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ソ連:ヴォストーク宇宙カプセル(本物)
宇宙空間に放出され2~4日後に地球に帰還。乗員は地面か海面に衝突する直前に脱出し、落下傘で降下(怖すぎる!!)

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ソ連:ルナ24号(バックアップ機)
(お月見団子ではない)ルナ月探査機はアポロより先に月の石を採取した。

GoTo視察

金沢21美術館でのトーク会は、懸念されてた密よりも寧ろ「疎」な状態で、少数先鋭の観客皆様のご清聴により、恙無く終わりましたことを心より御礼申し上げます。幻のディスリンピック解説と古本自慢に終始しましたが、次回は実物展示とそれに付随するかたちで講演できればと思います。実現できれば…その時はまたよろしくお願いします!
(そして翌26日)第二の出張目的である〈コスモアイル羽咋〉の視察へ。金沢駅から3両編成のJRいしかわ線に乗車し約1時間、能登半島の付け根より少し上にある羽咋駅で下車。のどかな田園を10分ほど歩くと、目的地・コスモアイルが突如眼前に現れる。この宇宙船を模った巨大施設〈コスモアイル〉には何があるのでしょうか?それは次回報告。

(忽然と現る巨大施設)
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ここがコスモアイル羽咋だ!

(26.6mもあるよ)
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白黒にペイントされたこのロケットはV2ロケットではなく米国NASAのレッドストーンロケット。なんと本物だよ!

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土星は招く。施設全容は待て次号!

これは失敗

新即物主義的かつ爆発的な絵画の表紙を見て「これは良い画集にちがいない」と早合点し、全文英語のペーパーバックを買ってしまった!落ち着いてタイトルを読んでみたら「インペリアル ジャーマン アンド ザ グレートウォー1914-1918」…美術の本ではなくドイツWW1史の本だった。少しは図版が載ってるかな?と期待したものの、1910年代の古い軍装をした高官3名が地図を見て何かを相談してるツマラナい写真一枚しか無く、あとは攻略を図にした簡単な欧州地図数点のみ。
日本語でも分かりづらい第一次世界大戦の歴史は、英文と簡略な地図でさらに理解不能な久遠の境地へと去る。(今度は学童向の漫画本で勉強しようと思う。この本は英語が読めて第一次世界大戦に興味のある人にあげる)

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さっぱり「?」です。

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見た目の良い本。中身は読めないから不明(どなたか要らないか)

〈GoTo出張〉
明日25日は金沢21美術館でトーク会です。
暴走列車GoToトラベル政策とは無関係・防疫に配慮した静かな会を予定!