作成者別アーカイブ: 風間 サチコ

もうすぐ終了です

紆余曲折を経て再オープンした都現美開催TCAA展ですが、早くも来週火曜日に最終日を迎えます。感染予防対策が煩わしく大変な中ご来場くださった皆さま有難うございます!
残りわずかな日数ですが、TCAA展初見の方も再来場の方も、M.マンダース及びライゾマティクス展のついでの方も(入場無料なので)是非ともお立ち寄りください。

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TCAA受賞記念展 於: 東京都現代美術館
〜6月22日(火)終了
会期中無休(月曜日も開館)
入場無料!
要予約:こちらからどうぞ↓
https://www.e-tix.jp/mot/tcaa.html

*ご来場の際は美術館情報をご確認ください
[東京都現代美術館HP]    [TOKAS広報サイト]

★ギャラリーツアーの動画が公開されました↓

https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2019_2021.html

ワン岩に大集合

明治の末頃か大正時代のものと思われるこの写真絵葉書には「丹後湊小天橋海水浴場 第三」と記されており、それを頼りに検索すると現在もサーファーや観光客に人気の海水浴場で、波打ち際の岩も現存していることがわかった。観光案内によると岩には名前があって「ワン岩」と称ばれているらしいが、不思議な名称の由来は不明 (ワンとは何?)。

写真のワン岩には松の木か何かが生えているように見える(君にもそう見えたであろう)。だが違う、よ〜く目を凝らして御覧なさい。岩の上に立っているのは約150名の子供と引率の大人5~6名だ!遊びの中で鍛えられ細く引き締まった体躯、海の子らしくこんがりと日焼けした自然児たちの姿が、潮風に晒された樹木のように見えるのも海岸風景の妙である。

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[丹後湊小天橋海水浴場 第三]
第一、第二も欲しかったが同じ趣味の見えない敵がいたのでコレだけ購入(資料代336円)

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ゴツゴツとした岩の上でバランスよくポージングする児童たちは、背景に馴染みすぎて計測困難(150人以上いるかも?)

高砂

男が海岸を歩いていると清掃道具を手にした不審な老夫婦に出会う。老人は男に「高砂・住吉の松も相生のように覚え。とはどんな意味でしょう?」と問い「古今集の世界では、相生=相老を意味しているのです」と答えを教えてあげる。そして海岸の松の木の周りを掃き掃除をしながら「実は私たちは老松の化身なのです」と告げる。…この有名な能『高砂』の場面が描かれているのが、先日購入した古いお皿なのです。

(皿宇宙)
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直径29cmの大皿は刺身の盛り合わせにちょうど良さそう。(だが私は家でお刺身は食べない)
私は骨董の目利きでないので制作年代や価値は不明。(絵と形が良ければそれで良い)
松の木の描き方がとても上手いので真似して描きたい。(勉強代1300円)

消えては結ぶまぼろし

〈東京都現代美術館は特例として本日月曜も開館!〉展覧会中断のガッカリ期間のあいだ、私は皿宇宙、紙モノ世界に逃避することで心の均衡を保っていました。皿はかさばるので一枚だけ購入、紙モノは…気晴らしを口実に買ってるうちにどんどん増加!増量紙類は主にノートゲルト/絵葉書/ステレオ写真で、立体に見えるはずのステレオ写真は11枚入手したうちの1枚しか立体に見えません。理由は「サイズを間違えた」から。

(ドイツ兵写真専門立体鏡)
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縄暖簾のような物体の向こう側を歩く二人のドイツ兵
二つの画像が一つに結ばれるとアラ不思議!広野は遥か遠くまで続くように見え、軍靴の爪先がフワッと浮いて見えるヨ。この謎めく実験装置でいろいろな場面を覗きたいが、残念ながら眼鏡に適合する写真はこれ一枚。

★入場無料の展覧会はあと2週間で終了!
TCAA受賞記念展 於: 東京都現代美術館
6月22日終了!会期中無休(月曜日も開館)
入場無料!予約はこちらからどうぞ↓
https://www.e-tix.jp/mot/tcaa.html

*ご来場の際は美術館情報をご確認ください
[東京都現代美術館HP]    [TOKAS広報サイト]

キネマの天地

野外公演の舞台が終わり観客が三々五々帰ってゆく中、高揚した気分を抑えきれず『蒲田行進曲』を歌い出したが.ものすごい下手くそで大恥をかく夢を見た。
(1)
虹の都 光の港 キネマの天地
(音程間違えた!)
花の姿 春の匂い溢るるところ
(軌道修正ならず!)
カメラの眼に映る 仮初めの恋にさえ
(声がひっくり返る!)
青春燃ゆる 命は踊る キネマの世界
(歌詞を間違えた!×世界○天地)
(2)
胸を去らぬ想い出ゆかし キネマの世界
セットの花と輝くスタア微笑むところ
瞳の奥深く焼き付けた面影の
消えては結ぶ まぼろしの国 キネマの世界
(…最初から最後までかすれ声!)

と、失敗を重ねた挙句「いや〜良い歌詞だなぁ」と胡魔化したり恥ずかしい思いをしたが、そんなにクヨクヨすることはない。だってこれは夢なのだから!

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(蟻のように)是非ご来場を!

30年ほど前にカザマーゾフ(兄)から「陰惨で面白いから読め」と薦められたド氏長編小説は読まず、内田百閒『冥途・旅順入城式』の方は面白おかしく読んだ。これは短編小説が収録された文庫本だったが、山東京伝先生宅の書生さんが、奇妙な来客(蟻)を拒もうと苦戦する「山東京伝」が特に面白かったと記憶する。
ここ数日、朝になると台所に蟻の偵察隊がやってきて、お皿や茶碗まな板のヘリをグルグルと歩き回り、何も発見できず夕方には手ぶらで帰巣する。なぜ終日がかりの徒労を毎日繰り返すのか?せめて午前中に気がついて帰ればいいのにと思う。そして(実在した山東京伝とは全く無関係な)変な小説を思い出し、蟻たちを追い返すことの難しさを痛感する。

【昨日、東京都現代美術館再オープン!】
緊急事態宣言下で「なぜ大相撲観戦は良くて美術鑑賞はダメなのか?」と憤懣遣る方無い思いをしている美術愛好家の皆様、ぜひ入場無料のTCAA展にご来場ください!この展覧会は蟻のように何回入場してもお代はタダ。(万が一予約し忘れても) 蟻たちを追い返すような非情な措置は執らない(はず)。

(宛名が「風閒」という誤字だったことがある)
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読み返そうと『冥途・旅順入城式』を探したが発見できず。
谷中安規の表紙が幻想的な文庫本は何処に消えたか?

(蟻のように)是非ご来場を!
ディスリン蟻
ディスリン蟻
TCAA受賞記念展 於: 東京都現代美術館
6月1日再開!〜22日終了
会期中無休(月曜日も開館)
入場無料!
要予約:こちらからどうぞ↓
https://www.e-tix.jp/mot/tcaa.html

*ご来場の際は美術館情報をご確認ください
[東京都現代美術館HP]    [TOKAS広報サイト]

 

【朗報】美術館再開!!!

さらなる緊急事態宣言延長にマジック・マウンテンは永久に閉山か…と懸念しておりましたが、先程【美術館6/1再開・会期中無休・22日まで会期延長・要予約】と一報が!憂愁に支配された心の霧は一気に晴れ、新たなる希望の曙光が差しこみました…良かったです〜
滅多にない入場無料の展覧会を見逃した!と臍を噛んでいた諸君のご来場チャンスは残22日間!ご高覧下さいますよう平に宜しくお願い致します!!

目覚めよ!ツァウバーベルク!
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TCAA受賞記念展 於: 東京都現代美術館
6月1日再開!〜22日終了
会期中無休(月曜日も開館)
入場無料!

【予約制】予約方法については31日に告知
*ご来場の際は美術館情報をご確認ください↓
[東京都現代美術館HP]    [TOKAS広報サイト]

★明日30日、14:30からギャラリーツアー配信で〜す
https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2019_2021.html#event
「美術館で直に見たいからいいや」という人はあとで見てね!

【告知】ギャラリーツアー配信

緊急事態宣言が現在休止中のTCAA展会期終了と同日の6月20日まで延長と決まり、このまま展覧会中止の可能性が濃くなりつつあります。おお…ディスリンピックがオリンピックの生贄になろうとは!!!! 落涙禁ずること能わざりしよ。。
まだ美術館再開の可否は未決定ですが、私が心血を注ぎ完成させた展覧会が、このまま無灯の会場で眠ったまま終了という悲劇的末路も大いにありうるので、予定してたトーク会をオンラインでの「ギャラリーツアー」に変更し、見る機会を逃した皆様に会場を案内する形式にしました。
5月30日(日)14:30~15:30に生配信、その後はアーカイブで見られるそうです。どうぞよろしくお願い致します。

(アルマゲドン接近!)
ディスリンピック2680のコピディスリンピック2680のコピー2

★TCAA展トークイベント
開催日時:2021年5月30日(日)
13:00-14:00 下道基行
14:30-15:30 風間サチコ
※オンライン配信のみ/英語通訳付きの動画を、英語ページにて後日公開予定です。
料金:無料 ※事前申込不要

下道基行は展示作品を中心に、風間サチコは「ギャラリー・ツアー」形式で作品やその背景について話す予定です。配信接続と詳細情報は以下からどうぞ↓
https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2019_2021.html#event

懺悔の値打ちがあるポスター

先日探し物をしていると灰色事務机の隙間に四つに畳まれた白い紙を見つけた。何だろう?と広げて見ると『レントゲン博士まつり』のポスターだった。ポスターにはビルの15倍ほどの身長に巨大化したレントゲン博士が吉祥寺駅前に降臨した姿と祭情報が書かれている。「レントゲン博士 吉祥寺に現る。入場無料 くらしとアイソトープフェア X線発見100年記念 レントゲン博士まつり」会期は平成7年11月10日〜15日の6日間、場所は東急百貨店吉祥寺店8階催事場とあり、これは当時1995年に在学してた吉祥寺の武蔵野美術学園の下校途中に発見し入手したものと推測される。

だが、この変なポスターを手にいれた26年前の記憶が全く残っておらずとても心配。というのも、掲示された学校/駅/商業施設の人に「欲しいので会期が終わったら下さい!」と正直に学生らしい爽やかさで頂戴することがほとんどだったが、ごく稀に「もう終わって捨てる物だから貰って良いよね」と罪悪感を打ち消して(こっそり剥がして)キャッツアイしてしまうこともあったので、もしやこれも…。(恐るべきラスコーリニコフ時代)

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この興味深い祭事を見れなかったことがとても残念。

皿の夢

妄念に惑わされることなく無心に熟されてきた絵付け仕事の結果であろう、古伊万里に描かれた景物は、山=三角、帆掛船=四角、渡鳥=V字、海=横線など記号の如き進化を見せ、景物記号は古来からの様式に慣い配置され略式山水画と成す。少ない要素がかえって想像を生む余白となり、ちゃんと景勝に見えるから不思議だ。このような職人による積年の伝言ゲームの妙と、風景の夢幻境を湛えた皿宇宙を、有金を叩いてでも支配したいという願望が私にはあるが、陶器は嵩があって蒐集しても仕舞う茶箪笥が無いので、ヤフオクで見ても購入せず我慢している(絵葉書やノートゲルトみたいにペラペラならいいのに…)。そんな充足せざる夢が原因でこんな変な夢を見た。

畳敷きの部屋で女達がせわしなく食事の支度をしている。料理を盛った皿が三台の四角い座卓の上に何枚も並べられていく様を、霊体の私は空中に浮遊しながら眺めていたが、痺れを切らして女達の頭上でこう囁いた「料理が邪魔でお皿が見えない…。早く料理を食べてお皿の絵を見せなさい!」

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