カテゴリー別アーカイブ: ヨコハマトリエンナーレ2017

渋谷のラジオ

ラジオ出演の予定時刻前に、ちゃんとラジオを聴きながら待機しようとラジカセ2台に電源を入れ周波数を合わせるも、それらしき雑音一つ拾えず。どうやら地域専門局で渋谷近隣しかラジオでの受信は不可能だった模様。一昨日「ラジオで聴こう」と宣伝してしまい、このニセ情報を信じてラジオの前で待っていた皆さま誠に申し訳ございませんでした…
初対面の人と電話で楽しく応答した10分が、電波に乗って放送されたはずですが未確認(自分の話し声は恥ずかしい)ネットで聴くことが可能とのことなので聴きたいみんなは試聴しよう!

IMG_6774
渋谷の谷は思いの外深い。
アンテナをめいっぱい渋谷方面に伸ばし受信を試みるも断念。
↓音源はココから聴ける(らしい)
https://note.mu/shiburadi/n/n78142855d672?magazine_key=m7e718d582697

《告知》
8/19(土)ヨコハマ・トリエンナーレ関連イベント
公開対話シリーズ「ヨコハマラウンド」ラウンドbisに登壇!3名の参加アーティストが<みえること/みえないこと>をテーマにトークします。

会場:横浜美術館(円形フォーラム)
8/19(土)13:00〜14:30
↓詳細以下
http://yokohamatriennale.jp/2017/event/2017/08/event31.html.html

 

 

告知(ラジオ生電話)

明日午後1時から3時ごろまで放送されるラジオ番組内で、横トリとその関連行事が紹介されることになり、私も10分ぐらい生電話で出演することになりました〜。
私の出演時間は13:40〜13:55あたりで、予定時刻前から電話(スマホ)をテーブルに置いて待機しなければなりません!視聴者プレゼントの当選のお知らせとか不意打ちの生電話ではなく、事前に知らされているので極度の緊張が予想される…というか今からめちゃんこドキドキで〜す☆

IMG_6772
このラジオはどこの言語か不明の怪音を拾い続けてきたが、一年前に急に受信不能となった。
皆さんは正常に受信できるラジオを用意して(ひまだったら)聴こう!

■番組詳細
8月14日(月) 13:00〜14:55(ヨコハマ・トリエンナーレ特集)

渋谷のコミュニティーラジオ
https://note.mu/shiburadi/m/m7e718d582697
『代官山アートストリート』月曜日 ヒルサイドテラスの朝倉氏と平氏が司会
※アプリでダウンロードすると全国どこでも聞ける。音源をヨコトリWEBにも流用可

第一次幻惑大戦:梗概(1)

新作「第一次幻惑大戦(グレートダズルウォー)」の細部を解説する前に、この作品の概要を説明いたしましょう。
構図をまとめるのに恐ろしく苦しみ、結果ゴチャゴチャになった絵の向かって左側には、光と炎を操る近代的な合理世界が、右側には氷と闇が支配する意味不明の非合理世界が配置され、双方が対立し衝突する様を描いています。(大航海時代の英雄はカンテラを片手に、未開の闇を切り拓き野蛮を成敗する。何事も(未知の将来も)明るみに晒さずには置けない近現代の闇恐怖症も然り!)

どうして私が、このような滑稽な戦争を空想しているのか?それは小中学校時代に遡り(少々面倒くさい)説明をすると、小三で発病した喘息をきっかけに登校拒否半分で学校に行かず、自宅にこもって過ごす毎日だったので、さすがに辛く子供の浅知恵で自分を正当化し「普通の勉強なんて意味がない」と早まった結論を出してしまった。(この大変な誤謬に気付いた頃はすでに手遅れ!)中1あたりでビアトリクス.ポター(ピーターラビットの作者)の孤独な少女時代に憧れてちょっとしたお嬢様気分(現実は安サラリーマン家庭)になり、さらに中2頃から大人の本を読み始めると、思い込みは深刻化し「ボードレールのような高等遊民になる」という絶望的な夢を抱くまでに…。お布団の中で「悪の華」を読むのがデカダンスの一日。オカルティズムへの興味もあいまって現実社会への否定は加速し、学校に通う健康な生徒たちは平民で、病弱な自分は貴族という、一切の負けを認めない自己肯定にたどり着き、通信簿オール1の没落貴族が誕生した。
ネットスラングの「中2病」の意味を知ったとき「な〜るほど!あの時のアレか!」と膝を打ったが、よくよく考えると今現在も罹患中である。(つづく)

IMG_6681
ひじょうにゴチャっとしてる「第一次幻惑大戦」の全体

IMG_6740
この怖い絵は中学時代のお気に入りの一枚。
ハリー・クラークによるE.A.ポオの短編小説「メエルシュトレエムに呑まれて」の挿絵
(幻惑大戦の右下にある渦潮の原点)

お土産

人との交流を断ち制作漬けだった抑圧の日々から解放された私は、3ヶ月間沈黙していた反動なのか、横トリ開幕行事ではダムの放流のように止めなく喋りまくった。初対面の方は随分とお喋りで変な作家だとビックリされたかも?まさか普段の話し相手が置物だとは思うまい!
内覧会では「作品の解説をして欲しい」というご意見が多数あったので、次回から少しずつ作品解説する予定。新作「第一次幻惑大戦」は自己完結な大作なので意味不明でもご容赦くださいませ。

IMG_6728
遠方よりお越しのお客様から赤福を頂戴しました。
添付カードに描かれたオバケは大入道の巨大人形で、町に住み着いたタヌキをおどかす目的で作られたという。

IMG_6729
(流刑者の入墨のように)手首への装着が義務付けられた招待客を証明するこれら複数の青いリボンは、三次会で行ったバーの灰皿に投棄されたもの。この夜騒いだ一団が横トリ関係者であることが店主にバレないように私がこっそり回収した(島から足抜けしても足が付いたらお終いだ)

IMG_6730
昨年見学した韓国戦争記念館の戦争とは全く無関係なお土産「光って回る恐竜コマ」このオモチャも新作「第一次幻惑大戦」に参戦!(どこにいるかな?探してみよう)
水色の美術クリップは、北の最果てまで美術の概念が浸透していることを証明する品。美を求道する先輩が利尻島(の文具店か何処か)で発掘した貴重な逸品。

僕等は鼻歌で待機する

横トリ2017は本日よりいよいよ正式に開幕です!昨日は内覧会及びレセプションが盛大に催され、ものすごい人数のお客様がご来場されました。(私は大人数に圧倒されてしまい)挨拶をおろそかにしてしまった見学者、取材陣、ご来賓の方々にはこの場を借りてお詫びいたします。申し訳ございませんでした。そしてご来場ありがとうございました!

<お知らせ>
うっかり告知し忘れましたが、横トリ会場では2箇所に私の展示コーナーがあり、美術館2Fのメイン展示室の他に、2Fから1Fエントランスに降りる階段の踊り場に「ぼんやり階級ハンコ捺印コーナー」が設置されています。ここでは抜粋された7つの階級ハンコが自由に捺せるので、持参したお気に入りのノートや手帳の表紙に、エゴイストやらプロ市民といったあなたにピッタリな称号の烙印が可能!何回スタンプしてもタダで〜す。試してみてね!

IMG_6673
(うっかり現場写真の撮影を忘れたのでコーナーの写真はない。)
ぼんやり階級ハンコは今回さらにバージョンアップ!下段一列の7コ(スクールカースト/リバタリアン/プロ市民/ゆとり/エゴイスト/情弱/ネット民)が新加入。

IMG_6721
名刺に印刷されたkazamasachiko.comにうっかりアクセスしてしまったら….
有無を言わさずこの「窓外の黒化粧」に繋がってしまう仕組みだ。

IMG_6720
「僕等は鼻歌で待機する」
展示室に入ってすぐの左頭上には、このような題字が掲げられている。
他の作家さんのタイトルには英訳が付いてるが私には付いていない。これは意図的なものではなく貼った人のうっかりミスと推測する。