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もうすぐ無人島P展

気がつけばもう2月。そして無人島P個展オープニングが今週末土曜日(8日)と迫る!本日やっと新作〈セメントセメタリー〉の9枚目が終わり、苦手なパネル水張りを済ませて週明けから会場での展示作業に移る。今回は美術館ではなくホーム(無人島)なので、失敗を恐れず変わったことをやってみる予定で~す。(本当に失敗するかもしれないけど…)是非ご高覧くださいませ!

(ピラミッド化)
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風間サチコ 展
「セメントセメタリー」

PRESS RELEASE

会期:2020年2月8日(土)〜3月8日(日)
会場:無人島プロダクション
Opening reception:2月8日(土)16:00-18:00
Open:火~土|12:00-19:00
       日|12:00-17:00
Close:月・祝

有難うございました。

暖冬だというのに今年もまた足がシモヤケになり、腫れて痛いので硬い革靴が履けず、ましてやハイヒールなどもってのほか。仕方なく昨日のフォーマルな場は、和服に草履(足袋と草履なら痛くない!)で出席し、シモヤケ問題をクリアしました。
昨日、大手町の日本工業倶楽部にて『第30回タカシマヤ芸術賞』授賞及び『タカシマヤ文化基金』贈呈の式典が催され、私は受賞者として出席しました。会場の倶楽部会館は上流階級の集う宮殿のような近代建築で、本来ならもっと盛装しなければならない場でしたが、ゴージャスな衣装を持ってないのでこの程度でお許し頂きたい。
授賞スピーチでは、徳勝龍の優勝インタヴューを見習って、カンペ無しの自然体で喋ることを心がけました。そこで話した「21世紀を振り返ったとき、文化の残ってない時代であってはいけない。そうならないために私は文化の屋台骨になる覚悟である。」という内容は本気で今後も続けて実行するつもりです。頂いたもの以上のものを返すのが渡世の仁義なので貰った以上は頑張りま〜す。賞関係者皆様、参列者(欠席者)の皆様ありがとうございました!

(金屏風)
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小泉明郎さん、コンタクト・ゴンゾさんと授賞しました。

New無人島P展(準備中!)

なぜ私はこのように焦っているのか?それは、来たる2月(たぶん8日から)無人島Pで個展が開催されるからです。『セメントセメタリー』と題したこの展覧会は、黒部の〈クロベゴルト〉と2点の新作〈セメントセメタリー〉〈セメント・モリ〉を中心に構成。12月の秩父武甲山見物はこのセメント新作のための取材だったというワケ。室内にコンクリート堤 (大横川護岸)が食い込んでる!? 世にも珍しいギャラリー・墨田区ニュー無人島に、この世のものでない石灰石の亡霊を喚び起す…そんな展示を皆様にお見せする予定で~す。(間に合うかな?)

(この人を見よ)
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180cmの版木に彫られた巻ゲートルに草鞋の掘削作業員の勇姿

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フェイスシールド付きミドリ安全の新型ヘルメットを装着
(腕のドリルは現実のものか幻か定かではない)

あけましておめでとう!

「皆様あけましておめでとうございます。」
例年通り個人での年賀状は出してませんが、新年早々うっかりこのブログをのぞいてしまった(ちょっぴりヒマな)キミたちには、この月並みな年始挨拶を読むことで年賀状が届いたような気になっていただきたい。〈今年もよろしくね〉

年の明ける数日前に苦手だったネット予約を克服し、航空券もホテルも全部エコノミー級で予約することに成功!もし半日遅れていたら分不相応な高級座席と高級ホテルしか残っていない状況で滑り込みセーフでした。このように海外渡航への不安材料をひとつ解消し、私は心穏やかに2020年を迎えました。

今春決行のドイツ渡航ミッションは、3月中旬にミュンヘン入りしニュルンベルク→ベルリン→ハンブルクとドイツ本土を北上する作戦で、目的はナチス遺構や退廃芸術を視察することにあります。ディスリンピック研究で幾度となく観た、映画『意志の勝利』に記録されたナチ党大会場面の中でも特に印象的だった、ツェッペリン広場での国家労働奉仕団の点呼シーン。地方から集結した男達が出身地を大声で発表してたあの広場にも行けちゃう(やったネ!!)…と浮足だってはいけない。現地で運良くフリードリヒ『氷海』やA7V戦車といった我が好物と対面できても(またタイミングが悪く見れなくても)、私は冷徹な態度と無表情で旅を続け、この作戦の完遂を誓う。左様.これは仕事なのだから!

…今年はドイッチュラント以外に北九州市小倉と宮崎市平和台への出張を予定(勿論仕事)。
ニュルンベルクには歌の親方がいるのかな?遠賀川堤防には(高倉)健さんみたいな風体のアウトローが歩いているかな?楽しみ〜(無論仕事)。

〈新年の古本〉
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『Entartete Kunst』
この重さ2kg以上ある大型本には、1937年7月、ゲッベルスの発案で『大ドイツ芸術展』と対比させるためミュンヘンで同時開催された『退廃芸術展』の詳細が記録されている。

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ミュンヘン大学内にある石膏模型倉庫の細長い空間に、どのように(ゴミ扱いの)作品が展示されたか、当時の会場写真と書起こされた図面で全て再現されている。(退廃扱いの)作家と作品も図版付きで丁寧に紹介されているので読みたいが、ドイツ語なので全く読めない。

(さあ勉強だ)
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今年の課題図書はトーマス.マン『魔の山』に決定

ありがとう北陸

金沢21世紀美術館『現在地』展は19日、そして黒部市美術館『コンクリート組曲』は昨日22日をもって無事に終了いたしました。お世話になった関係者各位、遠方より来館の皆様に心より感謝申し上げます。これといって恩返しもできないので、せめて北陸観光PRでもしようかと北陸出張の思い出フォトを追加しま〜す。皆様ほんとうに有難うございました!

〈日本海の幸〉
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美味い寿司と富山の酒&カニ
このご馳走は魚津市『大黒屋寿司店』で食べられまーす

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金沢市内で生まれて初めて『香箱蟹』というものを食した。美味い!
晩秋から冬のカニシーズンに食べられまーす(お店の名前は失念…)

〈黒部市美術館近辺の観光〉
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(美術館は山よりも海が近い) かわいい石が拾える海岸・生地の浜にある元漁師経営のカフェ兼お土産店『北洋の館』。元漁船格納庫内に旧式漁具を多数展示!
全波受信機/大型コンパス/魚群探知機など珍しい機器を無料で見学できる。ご主人曰く「一台あたり1千万円ぐらいしたので捨てるのが勿体無くて見せてる」とのこと。

〈地の果てのような寂寥感〉
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やるせない感情に襲われる…
高速増殖炉もんじゅの渚

〈ダイヤ浜の観念的バス停〉
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「ボクも私もエルンスト(風)岩石が見た〜い」と思った読者諸君に注意喚起!
ここ[ダイヤ浜]には復路バス停が無く、往路のみ設置されたバス停の反対車線に渡り「もしバス停が存在するならこの辺かな?」と君の想像する場所で、乗車の意思表示をしながら待機しなければならない。
そのような現地ルールを知らず、幻の停車位置をスルーし海岸沿道を2km先まで歩いた末「こんなに遠いはずがない」と不安になりUターンしてやっと〈反対車線路肩で待機〉のわかりづらい注意書きを発見!5時間に1本しかないバスを逃さずに済んだ…。約13km歩いてパカッと剥がれちゃったスニーカーのソールを労わりつつ、エルンスト岩を眺めシュールな半島を振りかえりながら、目には見えない停留所で私はバスを待った。(終点白木まで200円、それより7kmも走行距離の短いダイヤ浜まで880円…?未だに釈然としない変な運賃だ。)

もうすぐ終了!

今年の秋から北陸二カ所でほぼ同時期に開催された、黒部市展と金沢21展はまもなく終了です。昨年の取材旅行に始まり、展示作業やワークショップと事あるごとに北陸出張し、風土に親しみカニと日本酒に舌鼓を打った楽しいシーズンも良い思い出へと…。
年末を迎え気忙しくなりますが、美術鑑賞する余裕のあるお方は是非残り少ない会期に滑り込み鑑賞してくださいませ!金沢21世紀美術館『現在地』展は今週木曜・19日まで。黒部市美術館『コンクリート組曲』は来週日曜日・22日まで。よろしくお願いいたしま〜す。

開館15周年記念 現在地:未来の地図を描くために [1]
金沢21世紀美術館   12月19日(木)まで!

コンクリート組曲
黒部市美術館   12月22日(日)まで!

(12/2 海岸クイズの答え)
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このシュルレアリスム的な巨岩のある美しい海岸は…
敦賀半島ダイヤ浜 (ダイヤモンドビーチ)でした

〈武甲山原型〉谷文晁「日本名山圖會」より
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(秩父遠足予告編)
所沢駅で西武池袋線から西武秩父線:特急ちちぶに乗換えた私は、指定席とは知らず幼い兄弟の席を占拠。「ここはボクたちの席です」と言われ「あ!すみません」と子供らに詫びを入れ移動し、車掌を呼び止め特急指定券を購入して着座し無事に西武秩父駅に到着した。正午、駅舎を出ると12月と思えぬ眩しい太陽光でそこにあるはずの武甲山の姿が「み、見えない…!」(以下次号)

金沢21美(報告)

金沢21美で開催された一昨々日のトーク、一昨日のワークショップは和やかに楽しく無事終了〜。参加者の皆様どうもありがとうございました!WSは全日制で昼休憩を挟んで作業したものの、終了時間を1時間も超過して17時半までかかってしまった…。今回も初心者の潜在能力を期待し、過重なスケジュールと内容を強行し内心ハラハラしましたが、期待以上の素晴らしい『My金沢エハガキ』が完成して嬉しく思います。(皆さんご苦労様でした)

金沢出立まえ午前3時にトーク進行表を作成したので、自ずと睡眠不足になり新幹線車中で熟睡。そんなこんなで食事をとる暇も無く空腹のまま美術館に仕事へ。トーク中に腹が鳴ってはならないと思い、持参したビックリマンチョコ(北斗の拳)を食べて、その後うっかりオマケシールの存在を忘れて空袋ごとを捨てちゃった。なんのシールだったのだろう?

私の知らないMy 金沢
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皆さんの素敵なエハガキ。兼六園や新天地飲食街など魅惑的な名所と隠れた(個人的)名所の数々。(美術館斜向かいの名園兼六園すら寄らずに私は敦賀半島へ…)

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皆様また(何処かで)会いましょう!

(遠足編予告)
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ここは何処でしょう?(モンサンミッシェルではない)

金沢で会いましょう

金沢21世紀美術館にて明日29日は独演トーク会。明後日30日はワークショップを開催(詳細情報は美術館 HPを参照)。たぶんまだ空席があると思うので、参加可能な条件の方は是非ご参加くださいませ!そしてこの二つの責務を終えたのち福井県敦賀半島遠足の予定で〜す。私は何を見物しに半島にいくのでしょうか?(それは内緒)

遠足のおやつは300円以内
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北斗の拳ビックリマンチョコは「黒い髪の男の人が良かったかしら?」と言ってお母さんがくれた。心配無用!ラオウでもいいよ。
右上の飴玉はこの前八木くんの娘さんがくれた。「目をつぶってください。どこにオバケがいるか当ててください。」と千里眼クイズが出され、私は指先に第六感を集中し飴の包みを撫でて答えた。何度も何度もはずしたが最後にはご褒美としてくれた。この飴玉は児童特有のホカホカ手のひらで弄ばれ溶けかかっている。(記憶力ガムはそんなに変な味でもなく記憶力維持の実感は無い)

金沢21世紀美術館:開館15周年記念
現在地:未来の地図を描くために[1](←詳細コチラ)
2019年 12月19日まで
会場:金沢21世紀美術館(石川県)

29日トーク:初期作品を話題におしゃべりする予定!
30日ワークショップ:「My金沢えはがきを作ろう!」

旧作総動員の季節

【大本営発表】日仏友好160年を記念し昨年パリで開催されたジャポニスム2018は、総動員数300万人を超えたという。かたやオーストリアと日本の国交樹立150年を記念したジャパン・アンリミテッドは、終了を待たずに外務省から公認撤回されたので、たとえ前例を上回る動員数があっても発表されることはないだろう。首相っぽい人物登場の映像作品がウィーン展公認撤回の一因になったそうだが、もしまたジャポニスム展のような官邸主導のイベントがあれば、私は幻のアニメーション『リトル妖怪くん』を是非とも提供したい。この鉛筆画アニメは岸信介と安倍晋三、祖父と孫の絆を描いた愛情物語なので、きっと首相も好意的態度で機嫌良く鑑賞してくださるはず!

お蔵入り不穏当アニメ『リトル妖怪くん』の上映機会は(永遠に)巡ってきそうにありませんが、他のいろいろな初期作品を国内外で展示中で〜す。いずれも不穏かつ不吉なドス黒い風景画ばかり(それが何故か今になって人気)。ご高覧の程よろしくお願いします!

★初期作品展示中の展覧会情報★

2001年制作『ガソリンで見た夢』出品
コンクリート組曲
2019年10月12日– 12月22日
会場:黒部市美術館、富山

2005年『風雲13号地 (下絵) 』出品
・メイド・イン・トーキョー:建築と暮らし1964/2020
2019年10月11日– 1月26日
会場:JAPAN SOCIETY、ニューヨーク

2000年制作『ピクチャレスク』出品
 ・Japan Unlimited
  2019年9月26日 – 11月24日
会場:frei_raum Q21 exhibition space/MuseumQuartier Wien  ウィーン

1999年制作『逆算の風景』出品
開館15周年記念 現在地:未来の地図を描くために [1]
2019年9月14日– 12月19日
会場:金沢21世紀美術館、石川
1999_estimation_all_KeiMiyajima_逆算の風景のコピー

告知し忘れ(ウィーン展)

物忘れの一環でうっかり展覧会の告知をし忘れてました。ただいま話題沸騰中!ウィーンで開催の『Japan Unlimted』に私も参加してま〜す。会田さんやchim↑pomがまたしてもネット民の槍玉に上がり、その「民意」に過剰反応して先手を打ったような〈在オーストリア日本大使館が公認を撤回〉との報道を昨日の朝ヤフーニュースで知りました。ヤフコメ欄は「反日エセ芸術家うせろ」という罵声で賑わっているが残念ながら私はそこに含まれていない模様。批判の対象にならなかった理由は、展示物が地味で目立たず、不親切な(解りづらい)作品だったからでしょう。
それにしても、既に展示回数を重ねた有名作品を今になって批判したり、なぜか開催から一月以上経ってから公認撤回したりと全くクールでなく、クールジャパンが虚偽であることが今回のことでまた露呈し、政府と大衆への過度な配慮が「日本はおかしな国です」という対外アピールに…。(我々は痛くも痒くもないけど)

これが出品作品
2000年制作〈ピクチャレスク〉シリーズより『カゴシマ』
ピクチャレスク:カゴシマのコピー
(ネット民に解説してあげよう)
これはヨーロッパの植民地趣味を模した日本のゴルフ場を、さらにヨーロッパで流行したピクチャレスク(観光絵画)風にした木版画で、支配階級や政府によって占領された国内各所に存在するプチ植民地(原発/基地/ゴルフ場など)を揶揄した作品の一つだ。

 Japan Unlimited
  2019年9月26日 – 11月24日
会場:frei_raum Q21 exhibition space/MuseumQuartier Wien  ウィーン/オーストリア