月別アーカイブ: 2016年10月

ネクタイ絵画

本日をもちまして悪い予感展終了〜!展覧会をご高覧くださった皆様、諸行事にご参加してくださった皆様、まことに有難うございました!
お礼のかわりにネクタイ時代(20数年前)にネクタイをしめながら描いた謎の作品をお見せしましょう。この頃に頻出するモチ—フは男/男性洋品/家/車/火山/立方体/動物などで、自動記述法を意識(無意識を意識?)して描いた無意味で無目的で空虚な作風となっております。

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〈アダムは上半身裸で〉
忠良な人造人間(未来のアダム)が自らのワイシャツとネクタイを同居人に譲る悲しい情景

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〈ビル屋上で空気と闘う男〉
三揃えス—ツにベルト、カフス、ネクタイに当時のこだわりが見えるクレヨン画(ネクタイをベストから出してはいけない!)学園には存在しなかった(架空の)男は劇画風

ネクタイ時代

美術学園時代は男の装飾品(ネクタイ/カフスボタン/タイヒ°ン/ベルト等)に関心があり、自分でもそれらを身につけて登校しネクタイ姿で版画を刷っておりました。ネクタイ蒐集が趣味でヒ°—ク時は30本以上は持っていたような気がしますが、春の大淘汰祭りで厳選し今は10本ぐらいのネクタイのみ手元に残ってます。
その時代に制作した作品「GOLDEN WEEK END」を厚かましく展示してしまった展覧会「悪い予感のかけらもないさ」も残す所あと3日!あんなコンディションの悪い作品を飾らせてくれる会場は、あざみ野以外にそうはなかろう!展示も憚れる(珍しい)作品のみられる展覧会。どうぞお見逃し無きよう観覧くださいませ!!

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自作ホ°スタ—の前で不遜な態度をとる女(ネクタイ期の私)

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〈私は狩人になる夢を見る〉
狩人への憧憬も醒めやらぬまま悪い予感展もあと3日で終了だ。

☆いよいよ30日(日曜日)終了〜!
『悪い予感のかけらもないさ展』横浜市民ギャラリ—あざみ野にて!

夢ちゃんハウス

こちらで告知してたワ—クショッフ°「木版画で実現?ドリ—ムハウス」は先週末土曜日に開催され、無事(たのしく)終了いたしました!参加を再三(しつこく)呼びかけた結果、片手の五本指が余る程の応募者があつまり、身内からの水増し要員投入をふくめ計8人にてWS遂行。「夢の実現」のうたい文句とは裏腹に、用意された題目を半ば強制的に彫らされる、という内容に皆さんは満足されただろうか?(以下はその報告写真)

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〈準備〉
黒画用紙に白ホ°スカで描かれた「夢ちゃんハウス」
奥の壁に集約された家屋イメ—ジは、ウィンチェスタ—ミステリ—ハウス。

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〈完成作品〉
皆さんの力作版画を夢ちゃんハウスに飾って完成〜!キラキラの統一感が素晴らしい!
ラッセン版画/ビ—ナス像/大型テレビ/置物/ユメちゃん/高級ソファ/観葉植物/愛犬/外車…これらのモチ—フをあみだクジで(半強制的に)決めて制作してもらいました。

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〈観葉植物〉姪っ子(小2)の作
「やった—やった—!!観葉植物が当たった!」と射止めたお題に大喜び。そのハイテンションを最後まで保ったまま完成。姪の説明では「食虫植物のウツボカズラと、タマネギと間違えて球根を食べると危険なチュ—リッフ°、可愛いけど有毒なスズランと羽に目のある昆虫を描いた」そうです…(観葉植物ではない)

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この家の女主人、キラキラネ—ムの鮒(ユメ)ちゃん
仗助(ジョジョ)みたいな感じがいいという姪の要望でリ—ゼントに
日本淡水魚が大好きな女の子というキャラ設定にしてみました〜

【急告!】
大好評「悪い予感のかけらもないさ」展の会期も残すところあと一週間!まだご覧になっていない諸兄姉は是非とも会場へ急がれたし!

☆30日(日)まで!
『悪い予感のかけらもないさ』横浜市民ギャラリ—あざみ野

水曜日はダム

今日は悪い予感展出品のなかから一番の旧作の解説をいたしましょう。二十年前に卒業制作でつくったこの「GOLDEN WEEK END」は、今回の展覧会タイトルを教えてもらった瞬間に思い浮かんだ作品で、まさにコレが私の悪い予感「不吉画」の原点ともいえます。
この作品の下部(凹ハ°—ツ)の7マスの絵が一週間の曜日を表現しているということに、超ひさびさに眺めてみて気がつきました(忘れてた)。

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GOLDEN WEEK END(1996年制作)
正方形の部分は宝船のイメ—ジで、乗ってるモノは、高速道路/キャデラック/テレビ(富士山)/木彫りの熊/東京タワ—の置物。ハ°フ°アニュ—ギニアの積荷崇拝(カ—ゴカルト)をヒントに富の象徴を描いたつもり(結局は好きなモノ)

凹ハ°—ツ1週間
月曜日→ボ—リング(成立しないゲ—ム)球とレ—ンは月と軌道の見立て
火曜日→ガスレンジ(原始的な)第一の火の反逆
水曜日→ダム(水道水)
木曜日→木製のイス(成長しつづける奇怪な椅子)
金曜日→金色夜叉(ダイヤモンドに目が眩みの場面)
土曜日→ゴルフ場(国土開発。穴だらけのグリ—ン)
日曜日→分譲地(日曜日朝刊の折込チラシに広がる夢)

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水曜日のダム(このモチ—フは気に入ってたので何度か描いた)コッフ°の水は湖底に沈む人家と山の味がする。

【展覧会情報】
『悪い予感のかけらもないさ展』
2016年10月7日(金)〜30日(日)
横浜市民ギャラリ—あざみ野
(今月末まで!是非ともご高覧ください)

お礼と告知と警告

〈お礼〉「悪い予感展」開幕式典およびア—ティストト—クにご参加くださった皆様ありがとうございました。悪天候のなか足をお運びいただき、心より感謝申し上げます!
昨日の独演会では、担当時間いっは°いの1時間ノンストッフ°お喋りしてしまい、質問コ—ナ—を設けることを(うっかり)失念!最後にお客様の疑問や苦情を受け付ける事無く強制終了してしまった失礼をお許し下さい。

〈告知〉先日告知しましたワ—クショッフ°参加者募集の件で追加情報です。
締切り本日10日と記載しましたが「なんと!」ウェブサイトの自動受付装置が正常に稼動してなかったという重大事実が発覚!募集手続きが出来なかった参加希望者がいた(かもしれない)という。そのせい(かもしれない)が「なんと!」現時点で募集者がたったの3人!この人員では豪邸建設の夢も程遠く、ワ—クショッフ°の成立すら危ぶまれる。ということなので、この窮地に手を差し伸べてやろうという奇特なお方は、是非ギャラリ—に参加募集して頂きたく存じます。(10日以降は電話で受付→ギャラリ—あざみ野

〈警告〉この当ブログ(窓黒)もあと一月あまりで開設3周年となりますが、それを目前にして、この発信機器の不調が著しく物理的休載の危機を迎えております。
その不調は、熱心な窓黒読者様から指摘されるほど文面にも顕著にあらわれるようになり、ハ°ソコン買い替え急務は一刻の猶予もないように思われます(が、未だに購入せず)。もし急に連載が滞っても「ああ、もう壊れたのだな」と思って、また再開される望みを捨てずにお待ちください。よろしくお願いいたしま〜す!(ヤフオクで石や戦車を買うのを控えてハ°ソコン購入しよう…)

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終末を予感させる暗黒の隙間(バッテリ—ケ—スの蓋)
昨年春から冷却ファンが停止しバッテリ—が過熱!このようにフタを持ち上げるほどハ°ンハ°ンに膨張してしまった。

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「なので」
このように緩衝剤でくるんだ冷却剤(アイスノン的な)で冷やしながら稼動させている
「そうしたら」
結露が発生し、知らぬ間にキ—ボ—ドが濡れてしまうという事態に
「その結果」
アルファべット「ヒ°—」数字「9とゼロ」記号「—と)」が打てなくなった。
なので記号を駆使し文字を似せて作ってます

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〈参加者募集中〉
私の悪夢のように、彫刻刀とバレンを手にしたオバケに追い立てられる心配はないので、安心してご応募いただきたい。

悪い予感の告知

「悪い予感」展は昨日より晴れて開催の運びとなりました。
展覧会関連イベントがあります。皆様ふるってご参加くださいませ。(以下告知)

〈告知1〉明日開催!
ア—ティストト—ク#2
10月9日(日)会場:三階アトリエ

13:00〜14:00 風間サチコ
14:10〜15:10 岡田裕子
15:20〜16:20 金川晋吾
*無料、事前申込み(50名)←まだ若干の席があるようです!

〈告知2〉
ワ—クショッフ °
「木版画で実現?ドリ—ムハウス」
10月22日(土)会場:三階アトリエ
10:30〜16:30
*小学5年生以上〜大人(参加費:500円)
*応募締切り:10/10(月)必着←急がれたし!

詳細は「市民ギャラリ—あざみ野」←ヘ°—ジをご覧になってください。

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一見こども向けのようですが、小学5年生以上の大人の皆さんの参加を促すビラです。
図にあるような高級家財道具を皆さんに(木版画で)制作していただく予定。

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「呪術師のようでコワい」ともっは°ら不評な私の顔写真(窓黒写真)ですが、その人間の本質はこの動物の性質のように屈託がない(と思っている)ので、学童の皆さんも安心してご参加いただきたい。

悪い予感のかけら

今週金曜日(7日)から横浜市民ギャラリ—あざみ野で開催される「悪い予感のかけらもないさ」という挑発的なタイトルの展覧会の展示作業を終えました。
この展示ではなんと二十年前の卒業制作(武蔵野美術学園)作品を展示!そして初個展で京橋の貸画廊(ギャラリ—山口)で展示した作品も展示!そんな昔なので下手なのかと思いきや、自分でいうのも何ですが今よりも上手だったような気がする…それはまるで勤勉なドイツ人が憑衣したかのよう!(ようするに表現主義っほ°い)
めったにお見せしない作品なので(悪い予感ばかりですが)是非ともご高覧ください!ほかの作家さんの作品も凄い。

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展示作業中〜
左が1998年作「存在の同じ家」
奥が1996年作「GOLDEN WEEK END」

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「存在の同じ家」という題はこの書(ツァラトゥストラはこう言った)からの引用
「一切は破れ、一切は新たにつぎあわされる。存在の同じ家が永遠に建てられる…」
永劫回帰を示唆した言葉で、宿命愛と同時に人間の業も感じられる。

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本文には桃色の色鉛筆で傍線がひかれまくってる(コワい!)
「世界の多くのものが悪臭を放っているということのなかに、知恵がひそむ。嘔吐感そのものが、翼を生み、泉をさがしだす力を創造する!」…素晴らしい箴言!そして私の原点!

〈告知〉
悪い予感のかけらもないさ展
2016年10月7日(金)〜30日(日)横浜市民ギャラリ—あざみ野

登竜門?

古い20余年前のファイルの中からこのようなコヒ°—が!「月刊公募ガイド」という雑誌は 購入したことがなく自分でコヒ°—した覚えもないので、たぶん親切な人が掲載誌を複写してくれたのだと思う。これはマンガコンテストの応募要項のヘ°—ジで、ゴメスで審査員賞をもらった時の作品画像が2点掲載されていま〜す。当時はこんな小さい扱いでも雑誌に載ってうれしかったのだろう(なので記念にとっておいたのだろう)

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「募集内容:内容、形式などは自由」と書いてあるので「ヒトコマはんが」でも大丈夫!ヨカッた〜。賞讃より塩水を所望「塩水」と義務的に懐く猫「人なつっこい」が掲載された

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上欄「信州マンガ・コンク—ル」
課題部門:テ—マは「アトホ—ム」核家族、三世代家族、国際家族など、ほのぼのとした家族を考えたもの(アトホ—ム核家族?アトミックな感じかな?)
中欄「オホ—ツク国際漫画大賞」
募集内容:テ—マは「土」作品スタイル、レイアウトは自由。立体作品は不可(土がテ—マの漫画とは?なかなか高度な課題ですな!立体以外なら可)