トンボン・ランレラン氏

テロリストの爆破予告時間の前に、この広場の群衆を無事に避難させること。それが今回の私たちのミッションだった。極めて自然に広場を閑散とさせるよう、私たちは群衆に散らばり小声で「ここにいたら危険です」と耳打ちして回った。いよいよ予告の時刻が迫り、人が居なくなったことを確認し、私たちはその場を去った。背後に爆発音と爆煙を感じながら市街を逃げていると、黒装束の一団が追ってきて「これまでか」と思ったら、彼等もまた別グループの同志であることが判明し安堵した。「どのような組織ですか?」と構成員の一人に訊くと「我々は白熱電球を発明したアナキスト、トンボン・ランレランの意志を継ぐグループだ」と教えてくれた。白熱電球を発明したのはエジソンでも彼のトンボン・ランレラン氏でもなくジョセフ・スワンであり、そしてトンボン・ランレランというアナキストは実在しない。(そう、これは全て今朝私が見た夢の内容だから)

(全ては夢)
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左様である。