三年前の今頃、原発事故によって急に高まった原発に対する関心と懐疑のなかで、一つの動画が発掘され世間の人々を愕然とさせた。それが「プルト君」がナビゲーターをつとめる『プルトニウム物語 頼れる仲間プルト君』という1993年に旧動力炉・核燃料開発事業団が制作し原発のPR施設で上映されていたというアニメです。
「プルトニウムは青酸カリのように飲んだらすぐ死ぬという劇薬ではありません」「プルトニウムは水と一緒に飲み込まれても、ほとんど吸収されず、体の外に出てしまう」「胃や腸に入った場合も、ほとんどが排泄されて体の外に出てしまいます」「プルトニウムが原因で癌になったと断定された例はありません」とプルト君が屈託の無い態度で説明。飲んでも大丈夫?即死しなければいいのか?もうムチャクチャです!その上、プルトニウムの安全性の疑いに対しては「オバケは怖い怖いと思っているから怖いだけ」「正しい知識があれば怖い物などない」とまるで懐疑心を抱く奴は無知蒙昧なだけ、ただ臆病風が不安を煽っていると言わんばかり。
これが90年代に行われていた「安全神話」広報。この可愛いプルト君の屈託ない態度、高を括った不遜な態度(ムカつく)が原子力開発関係者の一般庶民に対しての「チョロいぜ」という本音を露呈しているのではないのでしょうか?
トラブル続きで本格的な稼働はすでに不可能な「高速増殖炉もんじゅ」。その燃料として軽水炉で燃やされたウランの燃えカスを「リサイクル」(核サイクル。この言葉のカラクリ!)したプルトニウムが使用される予定でした。もはやプルト君存在意義なし!プルトニウムは核兵器原料であり半減期2万4千年という超危険な放射性物質です。
一昨年、青森県の六ヶ所村の日本原燃のPR施設に行ったが、震災が起き、もんじゅ稼働も望みなしという現状で、まだ「MOX燃料」にしがみついて続投ムードでした。そして「ここら辺にも活断層走ってるってテレビで見たけど大丈夫ですか?」とコンパニオン嬢に質問したところ、「学者の言うことはマチマチですから!」と意に介さぬ態度。やっぱりね。震災後もこうやってマジメに職務に徹しているわけです。(フランスでやってもらってる核廃棄物ガラス固化キャニスタの価格とかも勿論教えてくれない。どえらい高くて言えないか?)
…で、こんなボールペンをヤフオクで落札。プルト君のフィギュア結構良く出来ています。こうゆうPRグッズにもお金かけてバラまいてたんですな〜。

同封されてた紙切れ。『このボールペンは地球環境にやさしい素材でできてます』
地球環境にやさしい!笑。ボールペンがね。「疑わなければ安全だよ〜!プルトより」

六ヶ所村役場で「次世代エネルギーパーク」を見学する電気自動車がタダで借りれま〜す!
「科学大好き♡善良な主婦」イメージの扮装にて。今見るとちっとも善良そうでは無い。
