ステレオスコープ

小説『魔の山』にも〈遊戯室で不人気の光学玩具〉として登場するステレオスコープは、我ランド遊戯室でも微妙な人気のオモチャである。というのも、肝心のステレオ写真を持っていないからで、並んだ二つの画像を二枚の凸レンズで覗いたときに現れる驚きの立体効果など試しようがないのだ。仕方がないので私は「別々の石を二枚のレンズで同時に見る」という試みを思いつき、さっそく日曜日に実行してみた。結果「二つの石の像が重なると、一枚のノッペリとした岩肌に見えるだけで、かえって立体感がなくなる。」ということが判り、この遊びは全く面白くないことが判った。

(携帯式ステレオスコープ)
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本来なら写真を差す枠の向こうに石二つ

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左: 用賀の高校で拾った石
右: ワルシャワで拾った石
この立体鏡は伸縮自在。携帯サイズになるよ!(電話の代りに持って歩こうかな?)

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正しく遊べないけどインテリアにはピッタリ!

【お知らせ】
日産アートアワード展(於:ニッサンパビリオン/横浜)と大阪高島屋展は明日22日が最終日!よろしくお願いいたしま〜す。