融合炉は電気毛布の夢を見るか?

25日のニュース「原子力機構 一部を放医研と統合へ」…。
項目が多くて面倒くさいからと点検箇所を故意に減らして「点検漏れ」を指摘された『もんじゅ』管轄組織、日本原子力研究開発機構。いくらなんでもこれでは…と文部科学省から組織の見直しが進められています。それが今回の核融合エネルギー研究機関と放射線医学総合研究所の一部統合による新しい法人の発足計画です。(原子力村の生き残りも大変ですね!)
先進分野である放射線医療研究を充実させた新組織、というのが名目ですが、この核融合エネルギー研究機関というのが本当に無駄なダメ組織なので体のいいリストラ統合といった所でしょう。
ちなみにこの原子力開発機構、青森研究センター・核融合エネルギー研究センターにも潜入してきたので写真で紹介しま〜す。

核融合エネ研
ここが六ヶ所村にある原子力開発機構、核融合エネルギー研究センターです。
広大な敷地に立派な研究施設がたっています。肝心の融合実験炉の存在しない空洞ですが!
2005年、核融合実験炉『ITER』の誘致レースでフランスに敗北。実験炉のない実験と研究が続く…
それでも年間15億円の予算がつきま〜す。一部、復興予算からも計上!
タダでは見れぬ無尽蔵エネルギーの夢…。
ITER
『ITER(イーター)』の模型。これがこの施設に来る予定でした。模型だけ、悲しい〜。
核融合実験炉『ITER』は日本、EU、米、露、中、韓、インドの共同出資で只今フランスで建設中。
この実験炉の建設と維持だけで1・6兆円かかるんだってー!!!! 実用化ムリでしょう。
開発機構の人に「実験炉がないのに何を研究してるんですか?」と率直に訊いてみたら
「ブランケットやコイル等の部品の研究をしてます。」とのこと。部品の研究…。
トカマク!
核融合炉とは?風間スパイノートで説明しますと(汚字でスミマセン)
「トカマク」というプラズマ閉じ込め装置内で、重水素(D)とトリチウム(T)に不規則な高速運動をさせて、粒子の衝突=DT核融合反応をしたときにヘリウムと中性子が発生。トカマク外部を包むブランケットに中性子が飛び込みブランケット内のリチウムと核反応して発熱。ブランケットに巡らせたパイプ内の水が熱水になり、その熱で蒸気を発生させてタービンを動かし発電させるシステムです。リチウムと中性子が核反応するとトリチウムが合成されて燃料が得られる…そうです。これが無尽蔵たる所以。
熱の発生→蒸気→タービン発電…という所は核分裂の熱エネルギーを利用した軽水炉と同じ。
…結局、蒸気とタービンって産業革命時代から変わらないんだね〜。トリチウムはウランより安全というのがウリです!
ノート!
用意した8項目の質問。係の人があまり詳しくなくて役に立たず…(案内係には適任)
スパイノートで「核融合炉♡愛」を演出し、楽しく会話することができました!
しかし聞こえる言葉は「ここの予算は潤沢ではない。」「村の中でも予算が少ない」のボヤキ。
震災後でも身内の心配しかしない法人体質!村の中にも村がある。どっこい原子力村は健在です。
…カフカの「城」の世界にも似た周辺と空洞が、ここ六ヶ所村にはあるような感じがしました。