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STAP細胞の騒動は理研の調査発表にたいして、「単純ミスなのになんで捏造っていうんですか〜!ヒドいっ」という小保方さんの不服申し立てで第二ステージ突入の気運ですね。
ノーベル賞候補レベルの博士達が脇を固めてたのに、どうしてここまでズサンな結果になってしまったのか…コピペやら研究期間3年で研究ノートが2冊しかなかったとか問題になってるけど、普通の職場でもそれくらいの不備は周りが気がつきますよね。今となっては「未熟」扱いになってる小保方さんですが、彼女をリーダーにした以上はチームにも責任があるはず?
オボちゃん一人に責任なすりつける理由は、理研が「特定国立研究開発法人」指定を国から受けんが為に早く騒動に幕を下ろしたい、の一心だと思います。そもそも指定を引き寄せる決め手となる大成果がSTAP細胞だったのではないでしょうか。細胞操るオボちゃんを「チャーミングだねぇ」と看板女優に仕立てあげ、シンデレラストーリーを一幕ぶち上げたがこの顛末。虚栄心を利用されたシンデレラは贖罪の山羊に転落…非情です。
この日本随一の『科学者の楽園』理研。研究者3557人、年間予算834億円!!超潤沢。これで特定法人になったら更に予算がつきます。もっと欲しいんかい!欲深っ。

今から3年前(桜が散っていたので4月だったと記憶)、写真家の陽子さんが理研の科学者を撮影をしていたのが縁で、埼玉県和光市にある理化学研究所の施設公開イベントに陽子さんと一緒に行ってきました。震災が起きて日も浅かったので「自粛ムード」だったことを覚えています。
この理研には、戦時中、ニ号研究(=原爆開発)をしていた仁科研究所があります。現在は「仁科加速器研究センター」として世界初の超伝導リングサイクロトロン SRCを擁した、RIビームファクトリーという加速器施設を運営し世界に冠絶する性能を誇る施設として名を馳せています。予定ではこの加速器サイクロトロンの見学が組まれていたのですが、この施設を稼働するために莫大な電力消費をするらしく、震災後の電力不足まっただ中の「自粛」で見学は中止となったのです。
そんな中でスパコン京よりも盛り上がっていたのが『元素113』です。
2004年に仁科センター、森田浩介准主任研究員のグループが世界で初めて合成、発見した超重元素です。RIビームファクトリーの線形加速器リニアックというマシンで合成されました。 1秒間に2.5兆個の亜鉛(原子番号30)を80日間続けてビスマス(原子番号83)に向かってビームで打ち込み、1700京回の衝突を起こした中から、たった1原子の元素113を検出!こんな低〜い確立で合成された元素113 ですが、なんと半減期は一万分の3秒!一瞬よりも短い寿命。。。
この世に一秒も存在しない元素になんの価値があるんだろう、と凡人の私は思ってしまいます。「こんなことに税金が投入されてるのか」というのが正直な感想です。
科学界のスター森田博士は大人気でした。キャラクター化した森田博士のスタンプを押してくれたり握手してくれたりのファンサービス。汗だくで! 理研目下の野望は元素113の命名権獲得です。研究開発の成果は命名に実を結ぶというわけか…。科学の進歩に懐疑的なので別に応援しない。
再生医療に関しても、人間の存在ってそんなに長生きする値があるのかな〜って。。。近い未来、長寿は金持ちの特権で、貧乏人は短命の寿命格差社会がくるね!

達成感に餓えた科学者エリート諸君!
わたしたち下々の納めた血税をおおいに使うが良い!湯水の如く!
加速器: