稲妻の告知者

「私が愛するのは、人間たちの上にかかっている暗雲から、一雫ずつ落ちてくる重い雨滴のような人々である。彼等は稲妻がくることを告知し、告知者として破滅するのである。見よ、私は稲妻の告知者であり、雲から落ちる重い雨滴である。そしてこの稲妻の名こそ〈超人〉なのだ。」ツァラトゥストラはこう言った。

私は新しく購入した除湿機のタンクに水滴が溜まってゆく様を面白く眺めたり、コップの中の蝋燭が一生を終えるのを朝まで見届けたりしている。夕方には遠い雷鳴に耳を澄まし雨滴が落ちてくるのを待っている。テレビでは、オリンピックの無観客決定が報じられているが、このとんでもないドタバタ劇に関しては冷ややかに静観している。なぜなら私は、無観客開幕式もコロナ(太陽)もワクチン(卵)も、そして国家的祭典の犠牲者も「ディスリンピック2680」にて既に記し終えているからなのだ。

悪魔的、あまりにも悪魔的な!
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先日都内某所にて入手した悪魔的カセットテープでエドガー.ヴァレーズを知り早速中古CDを購入。この2枚組CD(日本版)は1998年発売で販売価格は¥5094。ごく普通に非合理的音楽が流通していたこの時代は今よりも文化的だったと言える。(伊未来派 L.ルッソロの絵は内容に合ってない)

解説がイカしてる(イカれてる)
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「アメリカ」という曲は1921年作曲なので、今となっては一世紀前になるな。★