タップくんとコップ

「お兄さんの方がジュースがいっぱい入ってるよぉ」自分に配られた広口のコップよりも、お兄さんの細長いコップの方がジュースの量が多い!と不満をあらわにする子供っぽいタップくん。するとお兄さんはメスシリンダーを使って、双方は等しく同量であることを証明し、多く見えるのはコップの形状のせいであることを教えてあげるとタップくんもやっと納得。….
これは私が小学生時代に見た教育テレビ『いちにのさんすう』で最も印象に残っている場面だが、そもそもタップくんはジュースやお菓子をいっぱい欲しがる子なのだから、初めから多く見栄えのする細長いコップであげれば(騙されて)喜んだはずなのに…お兄さんは意地が悪いなぁと当時は思った。しかしこれは算数の勉強なので、タップくんに好待遇するだけのお話では問題の提起に至らず教育番組として成立しないのであった。

〈恐怖政治〉タップくん同様、幼少の頃から兄弟間で一番多い配当をねだり、分け前が小さいと不機嫌になっていたので、家族は現在も(暗黙の了解で)私に一番大きいケーキの切身を分けてくれます。そんな私も来年は50歳。(子供のような中年に成長!)

(ミニミニTVに内蔵のタップくん人形)
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人面鮫(幼魚)に似て可愛すぎるタップくんは、白い子犬ではなくオバケの児童という設定。
どうした経緯でオバケになったのか?かわいそう。