今週末20日(土)まで!

過日6日に行ったギャラリートークでは、九軍神各選手の紹介をしましたが、こちらを聞き逃した方でも安心なガイド(A4用紙)を無人島受付で配付中です。それすら入手できない(現地に行かない)皆様は以下チラシ転載を読んでご想像を…

1)
《二条曲也》
名前の由来は、1964年東京オリンピックの柔道の試合で亡くなった父の遺志をついで戦う若者を描いた漫画『柔道一直線』の主人公・一条直也から。一直線の正攻法ではなく、二条は双曲線の技を使う異次元の柔道家である。
2)
《回原天山》
人間魚雷「回天」を名前の由来にもつ回原天山は、独自の回転泳法によりプールに大波を起こし、他の選手の行手を阻む作戦を決行する。ルール無用、失格必至の特攻作戦は成功するのか?
3)
《怪力モツ太郎》
新聞王・正力松太郎を連想させる巨大なゴリラ男は、圧倒的な怪力を見込まれ重量上げの選手としてスカウトされ活躍する予定。今は読売vs朝日の二大メディア勢力の闘争に野生の勘で参戦中。
4)
《野村AI之助》
ID野球の知将・野村克也を凌ぐデータの蓄積でキャッチャーミットをさばく野村AI之助。日本の金メダル有力種目である野球。AI之助(あいのすけ)でお家芸と伝統を感じさせる名前に(元巨人軍キャッチャー阿部慎之助も入っている)。
5)
《不死山トビ子》
生と死のリバースモードを繰り返す不死身の飛込み選手・不死山トビ子。ゲームオーバーしてもリセットで蘇ればいいや、程度の若者らしい死生観で飛込みの恐怖を克服している。
6)
《両毛超特急》
100mを9秒台ではしれるか?日本人選手に課された大きな使命に挑む両毛選手。その姿は9秒台を常に期待されてる桐生選手たちを連想させるが、ジェット桐生(気流)ではなく両毛地方を疾走する超特急である。(実際は特急しか存在しない)
7)
《日出鶴丸》
体操選手・日出鶴丸は未完の自作漫画「ディスリンピック2680」の主人公。優生思想の結晶として育成された国民の弟(スーパーアイドル)である。(民族の祭典の生贄として捧げられる彼の悲劇は未だ完成しない)
8)
《一突男爵》
ぼったくり男爵をイメージしたこの貴族は、フェンシングの突き種目の選手である。Baron von BOTTE のボッテとはフェンシング用語の「突き」を意味し、剣で一突きされた地球儀のその場所は黄金の国「ジパング」。大航海時代のパイオニアのように金を生み出す桃源郷(接待天国)を貴族は狙う。
9)
《ツインテ点点ちゃん》
「何点ですか?」とネットで画像検索すると、少女の自撮り顔写真や、自作のイラストが無数に出てくる。見知らぬ第三者からの評価を得たい彼女たちの承認欲求はとても幼く心配になり、また学校のテストのような点数基準の価値観が可哀想にもなる。マラソン選手・点点ちゃんはそんな不確実な勝負けに挑んでいる。
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個展『ディスリンピアン2021』は今週末20日(土)で終了です。どんな人物か確認したくなったお方は是非とも無人島にお越しください。よろしくお願いいたしま〜す

(おめでとう)
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「巨人が負ければそれで良い」との不規則発言をし、トーク会場に潜伏中の巨人ファンに失礼してしまったかも?すみません。 (オリックスとヤクルトの優勝おめでとう!)

『ディスリンピアン2021』
会場:  無人島プロダクション (江東橋)
会期: 〜11月20日

開廊時間: 火~金|13:00-19:00/土|12:00-18:00