1914年1月12日

今から108年前まで鹿児島の桜島は名前のとおり四方を海で囲まれた島だったが、大正3年1月12日の大噴火による溶岩流出で対岸の大隈半島と地続きになり現在の姿になったという。このことは先日の新春古書自慢コーナーに登場の(櫻島大爆発) 噴火弾エハガキを調べてみて初めて知った。他にも大量エハコレの中に噴火の記録絵葉書を発見したので、本日「桜島の日」にちなみご紹介しましょう。

〈大正大噴火メモリーズ〉
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(櫻島大爆発) 噴火弾
美しい果物のようにテーブルに並べられた変な石。
この不思議な写真が桜島大噴火の記録だということはキャプションを読まないとわからない
こんな大きな噴石が空から降ってきたら命の保証はないだろう…

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(櫻島大爆發) 横山大噴火
黒い雨合羽の人は噴火に近寄りすぎでは?(当時の火山人気がすごい)
噴煙が恐ろしいこの地区も100年後の今は(特に化石が出るとかではないのに)恐竜公園のある町に!

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鹿児島港海岸より櫻島大噴火を望む
観測所がなかなか避難勧告を出さない中、島民たちは自分の船で自発的に避難したという。
(この写真にも人を乗せたそれらしい小舟が写っている)

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(櫻島勝景) 當時の凄惨を語る大隈櫻島間の水路閉塞の實況(牛根海岸より望む)
船が往来してた瀬戸は溶岩で埋まり、行止りになってしまった水路に佇む男。
長さ400m深さ70~80mもある海峡を1カ月ほどで陸地に変えた溶岩流の脅威!