神の門渡る

今日ようやく「FLOW (沖つ国/不老山)」の版木が彫り上がりました。トレースの線に忠実な硬い線にならないように、わざと下絵を大雑把に描いたので予想以上に時間がかかってしまった!大胆に「一気呵成に彫っている」と見せたいところですが、実はとても慎重に線の質をコントロールしており(偽りの威勢)、次の箇所はどういった感じに彫ろうかと考えてるうちにどんどん時間が過ぎ、それと同時に円形ハゲが生成されます。

(束の間の遺失)
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「沖つ国」タイトルの出典が記された初期メモをファイル内に発見!
構想メモには家型の変な船の塗装に関し「丹塗?」と疑問が呈されており、その後も独自調査をしたが…

(古代人のみぞ知る)
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結局は船が黄色でも朱色でも絵が白黒なのであんまり関係無かった。不気味な歌(万-3888)の真意は不明(古代人だけが知っている)

(神の門渡る)
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手前に砂浜(野蒜海岸)があり堤の向こうは東名運河。
常世の領主が搭乗する家型船は運河を渡り、今まさに水門を通ろうとしている。