新美塾!塾生来訪

昨日の午後、かわいい中高生11名が風間ランド来訪。彼らは国立新美術館の〈新美塾!〉という美術教育事業の塾生たちで、アーティストの制作現場を見学するために下道基行塾長の引率でやって来たのだった。部屋が狭いので2グループに分かれそれぞれにお話を聞いてもらったのだが、どの子も30分に渡る長い話を傾聴し、しっかりとした質問もでき、さらに対等に会話のできる知性にとても感心した!私が中学生の時は30分も大人の話を聞くことができなかった。私も彼らのように素直な態度で勉強してたら…今よりもっと賢い人間になっただろう!

〈質問コーナーより〉
塾生「風間さんの作品は読書からヒントを得てますか?」
私「小中学校はほとんど学校に行かず家で本を見て過ごしたけど、読書は苦手だから斜め読みの技術が発達し、読破せずともなんとなく内容がわかるようになった!しかし誤読と空想に偏った知識なので、誤解と空想と妄想が今も作品に反映されています。」

塾生「一つのテーマで作品を制作し完成した後、テーマに対する関心に変化はありますか?」
私「スパイが情報を探ってるうちに、敵のことが好きになっちゃうお話のように、制作中は執着するけど、もう知りすぎたからいいや〜って感じで、作り終わると関心が薄くなります。」

塾生「スランプや落ち込んだ時はどうしますか?」
私「スランプは特にないけど、もうやりたくない!という時は気分転換に旅に出て自衛隊駐屯地や石を見物するよ。」

塾生「作業机の周りに色々なものが貼ってありますが、小い頃から部屋に好きなものを貼っていましたか?」
私「同室の妹が壁に光ゲンジのポスターを貼ったり、机に中山美穂(みぽりん)のシールを貼っただけで大ゲンカ勃発だったので、好きなものを貼るのは大人になってからですね!」

子供の方がしっかりしてる(ためになったかな?)

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