危ない危ない

先月の長野県岡谷遠足はそのあと電車に乗って下諏訪町に移動。岡本太郎が有名にした野仏〈万治の石仏〉でも見ようかとブラブラ歩いていると、諏訪大社下社 春宮の参道入口付近の路傍に無人100円ショップを発見する。昭和時代の茶箪笥に見られる古臭い食器類、居間の飾棚にあった典型的置物(ポーズ人形や創作コケシ)など、引越しの際に捨て置かれたような数々のガラクタは(姿のない)店主の価値観により100円以上と判断された商品なのだ。

私が100円支払っても良いと思えた唯一の商品は「岡谷映像サークル95年度銀賞」のトロフィーで、カメラを構えた男の立像が魅惑的な置物だ。しかし、このトロフィーをはじめ陳列商品の多くは、7年前の旧ランド大引越しで処分した品々に大変類似しており、同様のガラクタを再び現ランドに導入することは御法度である。旅先の解放感でウッカリ購入してしまうところだった!危ない!

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不法投棄ではない〈無人ガラクタ市〉

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料金箱を護るかわいい幼鳥たち(1羽100円)

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トロフィーの誘惑

大人気!万治の大仏
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「願い事を心で念じながら巨大石仏の周りを3周すると成就する」といういかにも後付けっぽい霊験の流布で、現世利益を望む人々がひっきりなしにグルグル廻り続ける…(途切れた瞬間を激写)。
私もその輪に加わりグルグル廻ったが、現世的な望みの内容はナイショにしておこう。