鹵獲備品の灰色嵐

春の引越し地獄から早三ヶ月あまり…季節模様も享受せぬまま気がつけばもう夏。その夏の到来とともに、やっと長きに渡るこの苦難(片付け)の終焉は近付きつつあるのです!過去の所行(大量の収集物、思い出の品、写真)を冷徹な意志をもって粛正淘汰する毎日がどれほどツラかったことか!かなしみよサヨウナラ。だってこれからニューキャッスルでの狂王生活が待っているのだから!だがしかし、エセ狂王は働かねば家賃が払えない、という現実。私は(まじめに)仕事場を再配備し臨戦態勢に入った。その仕事場は電撃戦を予感させる、まさに灰色のシュトルムです!

2016-07-11
鹵獲備品で構成された我が軍
スチール机と書類棚は美術学校の事務室から(半ば強引に)譲ってもらった。隣のステンレス製の机は学校の用務員さんがスクラップを集めて制作した逸品。これも「かっこいい」とホメ倒してせしめた。ゴミ集積所から拾ってきた学童用の赤い椅子は、灰色と空色に塗装し事務椅子に偽装させた。軍事資料で満杯の引き出しは元からここにあり、ラジカセの台は旧居から持って来た。座卓は拾った街の地図で作成…このように買ったものは何一つ無い。

2016-07-11 01.23.
「個人」は永遠の矜持(タクシー会社の前で拾った)
一撃必殺/日本ニヒリスト協会宣言/原始林神秘境!こころ新たにスローガンは鼓舞する!