地下印刷局長

去る18日海の日。F市美術館にて、当所で行う予定の公開××の予告ビラ(チラシ)一万枚を印刷。本来、原稿は自分でパソコンでレイアウトするか、デザイナーもしくはそれに準ずる仕事のできる知人にデザインを依頼し、そのデータを印刷屋に送り印刷するのが普通なのですが「パソコンを使えない」「頼めるヒトがいない」「いても頼むのが面倒くさい」という消極的理由と、せっかく紙モノを印刷するなら、こだわりの低クオリティーで薄気味悪い一枚を制作してみたい!という積極的野望から自分ですべてヤルことを決意!
美術館から送られた文字原稿をカッターで細かく刻み、ノリとマスキングテープを駆使し貼る作業(文字の大きさはコンビニのコピーで拡大縮小して微調整!)手仕事で自然に発生した歪みのあるレイアウトは、正に脅迫状の出来映え(やったネ)お気に入りの本からイラストを引用し、それらもカワイく貼ってみました〜。
リソグラフというコピー機よりもずっと低質な印刷のできる印刷機を拝借し、私は責任ある地下印刷局長なのだと自分に言い聞かせ、半日で一万枚(両面)刷り上げるという過酷なノルマに挑んだ!そして達成した!まだ配布されてませんが、もし美術館やギャラリーに相応しくない祖末なビラを発見したら、手に取って見て下さーい。

2016-07-23 01.
トレース台に透かされて
小さい紙切れが散乱してるように見えますが、これは切ったり貼ったりの(ヤクザな仕事だ)苦心の痕も生々しい時代遅れの傷だらけの原稿。

2016-07-18
一万枚の印刷物(アジビラ)
この印刷機械は疲れて来るとヘソを曲げてヤケッパチに紙を吐き出す。そのせいで500枚ほどが乱れた紙束となってしまった!

【㊙情報】
7月7日付告知の「コトブキ謹製パンフ&ファイルプレゼントキャンペーン」は「なんと!」まだ終了してないそうです。まだ数部の残があるとの一報が届きました。遅れをとった、もう間に合わないと早合点し臍を噛んどるキミは急ぎ給え!まだチャンスはある(かも?)
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これは世田谷区経堂の後藤醸造というビール醸造所に飾られたパネル。
22日にビール専門の立ち飲みバーを開店したという情報が…経堂のビバート・ザン(ビーバー登山)にペンキを買いに行った帰りにでも是非寄ってみたいお店ですネ。