四次元ボ—ヤ

「君は磨く派?磨かない派?」と訊かれたら無論私は磨かない派!というのは石の話で、野老さんとのト—クショ—でも議題にあがった水石加工の問題。野老さんは青森で出会った愛石家が毎日石を磨く姿に感銘を受けたこともあって疑いもなく磨く派だ。そして底切りに関しても寛大で、私のアンチ加工と相反する立場であることが判明。底切りというのは自然石の底を切り落として座りを良くし、山などの景色を作り出す作為的行為のこと。さらに磨いたり削ったりして山の稜線を強調させた石にいたっては「それって工芸品じゃん?」と私は思っているのだが…。しかし私の否定論も野老さんと同じく昨年暮れに行った盆栽水石店主人の影響で、ご老人の指南する養石(風雪に曝す時代付け)も広義で加工かもしれない。自然の縮図を石の姿に観たいというのは、石鑑賞において回避出来ない欲望であることに変わりないのだから…

そして「無闇に石は買うまい」と自制してきた石購入をこのほど解禁!府中市美公開制作中に沖縄料理屋で酒を片手に(ヤフオクで)落札!酔った勢いでクリックしたけど買って良かった〜私と四次元ボ—ヤのフィ—リングはヒ°ッタんこで—す。

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こちらが四次元ボ—ヤ(もちろん無加工)
足寄川石特有の甌穴が仄暗い地底王国(かざまらんど)から仰ぎ見る天体のようでもあるが、具象的対象を見出すのも退屈なほど美しい(と思う)。

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〈不動のツ—トッフ°〉ハダリ—&四次元ボ—ヤ。決めた決めたお前らと道連れに!

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本家四次元ボ—ヤは杉浦漫画に登場する未知の存在