「お正月に玄関飾りをしないと歳神様が来ない」以前はそんな殊勝な心掛けもあって、玄関のドアに松葉の縁起物をぶら下げていたのですが、松の内の7日間だけ飾るのが勿体ないのと「別に飾らなくとも否が応でも年月は過ぎる」という無常観から、五年ほど前から我が家(ニヒリストハウス)の扉にカミサマをお迎えする飾りは廃止されました。
だがしかし、なんと今年は玄関に飾りが!それは私が買って用意したのではなく、元旦の夜、風に飛ばされて玄関前のスロープに落ちていたのです(不思議だネ!)。おそらくこれは「祭日も祝日も無視して平日のように振る舞うガンコさを改めよ」という歳神様からのメッセージに違いない。私は(ちょっとだけ)殊勝な気持ちでこの飾りを拾い、ドアノブに下げ清々しい新年を迎えました。
(このように飾るものでは無い)
風に吹かれて塀を越えてきた門松用のお飾り
たぶん片方だけ飾りの無い門松が近所にあったはず…