競技場に見えるかな?

ものすごく時間を費やし(浪費して)やっとディスリンピア競技場の背景が描けた!もとの素材があるので容易に描けそうなものに(何度も描き直して)時間がかかってしまった…。以下の写真がそれ。

…生命淘汰の祭典・ディスリンピックの舞台は、ヒ総統お抱え建築家 A. シュペーアの『廃墟の価値理論』の思想と、ドストエフスキーの引きこもり小説『地下室の手記』の作中で主人公が言った「産まれながらの死産児」という言葉から着想を得て、誕生間近の建造物(工事中)のようにも遺跡にも見えるような曖昧な場所にしようと決定。なので、写真のように一見廃墟のような背景になっています。部分ごとに素材にした場所があり、開閉式ドーム天井は大阪で見た「なにわの海の時空館」という廃墟の内部、V字型に配置した高架道路は台湾で見た工事現場、左の客席は現在建設中の新国立競技場の工事現場、右の客席は山口県宇部市に実在するというセメントの採石場。ここはなかなかの奇勝なのでいつか見学してみたいです。

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左右対称にキッチリ描いたのに、例のごとくゴチャゴチャした絵が加えられこの秩序は乱される、とても憂鬱…

【遺跡に見える現場の実例】
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古代の神殿のように見える(埼玉県東松山市)

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ミステリアスな超文明の遺構に見える(世田谷区新町)

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古代豪族の墓のように見える(世田谷区駒沢)