火星大接近

昨日テレビをつけたら高校野球をやっていたので (なんとなく) 観戦した。甲子園出場をかけた二松学舎VS都立小山台の東京大会決勝戦で、これで小山台が勝てば都立高校は15年ぶり四校目の出場となるという。私も都立高校出身なので、小山台が勝てばいいなぁと思って観てたのだが、気になったのが選手たちの笑顔。2点リードしてたのに追いつかれ、二松に勝越されてしまった場面でも、投手がフニャフニャ笑っているので何だか奇妙な感じがした。そしてベンチの監督も同様に笑っていた。おそらく緊張緩和とポジティブ精神向上を狙った監督の指導なのだろうが、「これはピンチ!」と焦っていても「いかん、笑顔を維持しなきゃ」と心中とは真逆の表情を心がける意識の操作で、かえって集中力を欠いてしまうのでは無いかと推測する。何より観ていて状況と表情の不一致が不気味なので途中で応援するのをヤメた。

そして明日31日には火星が地球に大接近するという。この近づきつつある不気味に赤い天体を、私は既に肉眼で確認している。さらに詳細な観察はここから徒歩6分に位置する天文台でできるはずだが敷地内は部外者立入禁止である。なぜならそこは都立高校(私の母校桜町高校)で、卒業生でも勝手に入ってはいけない。期待された15年ぶりの甲子園出場の夢は叶わなかったが、15年ぶりに大接近する火星の姿は都立高校(全日制)天文部部員が観察するだろう。(私は定時制、すなわち夜間高校卒業)

〈薄暮に浮かぶ天文台〉
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これは私が卒業した次の年に建設された新校舎で懐かしい学び舎ではない。
(天文部員指導のもと土星の観察をした姪っ子が羨ましい)

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教育的な4文字熟語〈意味不明〉