黒い渓谷

先日の「新幹線で富山県に行き」そして「標高3000メートル越え(の立山)を登頂」という既報は私の誤認であり、「新幹線で長野県まで行き」それから乗物登山しトロリーバスで「立山中腹の標高2400m付近貫通のトンネルを横断した」というのが正確な情報でした。よく考えたらド素人がそう簡単に霊山立山を制覇できるはずがなかった!
私の富山県の地理感覚の無さが露呈した形となりお恥ずかしい限りですが、この急な富山視察旅行は、来年晩秋に黒部市美術館で発表予定の『コンクリート・スイート(組曲)』と題した新作のための取材だったのです。…新しい神(人間)による(コンクリート)築山造園を巡る新しい神話というのがテーマです。そこでまず黒部と聞いたらコンクリートの神殿・黒部ダムの見学必至だろう。となったのですが、立山黒部アルペンルート入山は11月までで、12月から来春まで閉鎖されると知り、急遽立山連峰を訪れ人工の山岳美を鑑賞し写真に記録 (するつもりが、途中でブラックアウト…)。スマホが謎故障する直前の写真がこれで〜す。そして写ルンですにはあと7枚残があり現像に出せずにいます。(何を撮ればいいのか?)

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「ダム〜〜!」
積雪の影響で展望台が立入禁止 (展望室から撮影)

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聳えるコンクリートの神殿(ケーブルクレーン基礎)

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ダム湖上空、飛翔する昇り龍のような雲を発見す。
これを吉兆と見傚したのだが…

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人工の山と渓谷に感動し、これら全景を切り取れる位置を見つけ、いざ撮影というタイミングで故障…というマヌケな顛末は前述のとおりである。