石上二十余年

先月28日付東京新聞朝刊《美を楽しむ》欄にてインタビュー記事が掲載されました。20年余り作業部屋に掲げている、漫画『空手バカ一代』から引用の〈一撃必殺〉スローガンの解釈に始まり、巨大版画『ディスリンピック2680』の内容とそれにまつわるエピソードが語られ、そして活動の根底には、ニーチェの(何の本か忘れた)書物から得た〈近代悪と対峙せよ〉という啓示があるという告白で記事は締めくくられています。
今回も取材陣に人気の作業机コーナーで撮影が行われました。この写真にはバベル版木を片手に下絵の上でポーズをとる私が写っていますが、おそらく読者の皆様は私よりもその背後の物品に関心があると思うので、今日は私が邪魔で見えない作業机周りをお見せしましょう。

(東京新聞朝刊5月28日付)
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見出しで「100年後、見た人が捨てられないような、おぞましい作品を残したい」と啖呵を切っているが、容易に捨てられないモノを作るのは案外難しい。

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記事の冒頭でご紹介の〈一撃必殺〉の紙切れ

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特に変化の見られないインテリアの中で、最近のお気に入りは(もちろん)クブシュのプラモ。