Q.『法面に不等沈下が起きたのはなぜ?』
我々は四国の山間部を通る国道を車でゆっくり走行していた。山側の急勾配法面に施工した高さ6mの逆T字形擁壁に異常がないか、目視で点検するのが我々巡視員の本日の任務である。「なあ、擁壁上部が前方に傾いてないか?」「そういえば35cmほど前に傾いて、法面のプレキャストコンクリートブロックがガタガタに乱れているぞ」この法面は2年前に工事したばかりで、いつから変状が始まったかは不明。根入れも十分、設計ミスも無いはずだ。〈擁壁が傾き、法面に不等沈下が起きたのはなぜだろう。〉
A.答えは…
『盛り土の締め固めが不足した』から
(以上、お楽しみ会には不向きなクイズ集「クイズ 土はなぜ崩れるのか」より抜粋)