ガソリンで見た妙義山

26日に黒部入りするにあたり、JR告示の〈25日に北陸新幹線再開〉という情報を信じて新幹線で行こうか迷ったが、確実に運行している高速バスを利用することに決定。約6時間のバス旅行に心を躍らせ早朝の池袋駅前に集合すると、座席予約表で満席だったはずのバスは1台目はスカスカ、2台目はガラガラだった。原因は復旧した新幹線のせいで、とりあえずバスを予約しておいて急遽鉄道に変更したドタキャン客が大量発生したようだ。バス会社が臨時に増発した2台の車両は大赤字….大型バスに乗客4名では気の毒すぎる!落胆を隠せない運転手さんに同情を禁じ得ない。

池袋を発車した高速バスは関越〜上信越道を辿り終点富山を目指す。埼玉-群馬-長野の山間を縫い、日本海を臨む新潟-富山へと抜ける。見知らぬ4人を乗せた二号車は快走し定刻どおり黒部 ICに到着した。最前列席を予約したので車窓風景は最高で、絵葉書でしか見たことのない妙義山の異様な巨岩の連なりを存分に見ることができた。私はひとり興奮しシャッターを押し続けたが、車内の静寂にシャッター音ですら騒音に聞こえた。なんだか申し訳ない気分の乗車だったが、爽快なドライブと奇勝が堪能できたので、キャンセルせず高速バスに乗って良かった!(男の誓いは鉄道より堅い)

(動体視力に挑む稜線)
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あの変わった山は?

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道路標識で妙義山と知る

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あっという間に離れゆく山山

(人心に不安を呼ぶ岩山)
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山頂にちょこんと乗った奇岩は現存するのか