深夜からの台風襲来で気分高揚und集中力アップで朝までにローレライ版木が彫りあがった(嵐の衝動よ有難い)。さらに台所とかざまランド執務室の計2カ所で雨漏り発生し、わたしの頭上から滴り落ちる雨水はビタミン剤のびん一本ぶん採取された(記念に写真を)。
カテゴリー別アーカイブ: 出来事
魚に説教
昨夜のEテレ文化的放送は『古典への招待』ではなく『クラシック音楽館』だった。(古典への招待は毎月最終日曜日)。N響定期公演で上演されたマーラー〈少年の不思議な角笛〉という歌曲集の中でへんな歌詞があり、私はその内容が一晩経っても解せず(板木を彫りながら)朝を迎えた。なぜカニは横ばいに歩いてはいけないのか?キリスト教の倫理を水棲生物に押し付けるこの歌曲に疑問を抱かずにはいられない(たぶんあなたも)。
〈 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス〉

「善良なウナギやチョウザメもくつろいで説教に聞き入る」
以前飼育していた善良なホトケドジョウも私の話をよ〜く聞いてたヨ

「チョウザメは盗み ウナギは恋をする 説教は聞いたがみな元どおり」
海か河川か、それとも汽水域か?

「カニは横ばいし コイは食い散らかす 説教のことは忘れてしまう」
横ばい歩きも恋愛も禁止とは厳しいですね!お魚たちは説教を聞きに集合したのではなく、おそらくエサでももらえると思ったのに違いない。
(ホトケドジョウはテレビを好んで見てた。魚の知能を侮ってはいけない)
お世話になりました!八仙苑
清澄白河の中華料理店『八仙苑』が、今日を最後に閉店してしまいます。無人島P清澄時代の約9年間、いつも二次会で利用させて頂いた『八仙苑』がなくなってしまうのは寂しい限りです。無人島が墨田区に引越しても現美のOP二次会でまた来られると思ってたのに!残念です〜
奥のお座敷を借りて、ホッとする味の中華料理でお酒を飲みながら、誰それかまわず膝を突き合わせてギャーギャーうるさくお喋りした思い出は、どれも面白おかしく愉快なものばかり(気分高揚と憩いのお座敷)。惜別と感謝の思いを込めたラスト八仙苑謝恩会(普通の飲み会)は、今までどおりに楽しかったです。ありがとうございました!(いつもうるさくしてすみませんでした)
殺生石
「受信料を払いすぎて損してる」とNHKに対し不平不満をこぼす人には、Eテレ『古典への招待』の視聴を私はお薦めしたい。この番組では庶民には手の届かない高額チケットの能や狂言の舞台を、解説付きで家のテレビで鑑賞することができ(観に行ったと思えば)受信料の元などすぐに回収できるハズ。ネット上の生臭〜い雑言を見るのも面白いけど、あの世とこの世の境界に現れた亡者や精霊たちのネチっこ〜い恨み言を聞くのも面白いよ(字幕があるから初心者でも大丈夫!!)。受信料払って得しちゃったと思えるかも?
(これを放送してくれないかな)

〈殺生石〉
旅の高僧が野原を歩いていると、巨石の上を飛翔する鳥がバタバタと落ちる不思議な光景を見る。「なぜだろう」と寄ろうとすると里の女が現れ「近寄ってはなりません!」と制止し、「鳥羽天皇に仕えた女官・玉藻ノ前の執念がこの殺生石になった」と石の説明をする。そしてその玉藻という女は実は野狐だったのだと告げて巨石の中に消えていった。
高僧が石の供養を始めると、突然真っ二つに割れた石から大狐が登場し「自分は天竺から唐に渡り、日本に来て玉藻ノ前に化けた者だ」と大声をあげる。
(この謎めいた物語をどう視覚化したのか?石や鳥は出てくるのか)
黄海道とは?
昨日の朝、結婚披露宴をする夢を見た。赤カーペットの敷かれた古ぼけた結婚式場の案内板には、婚礼の主役である花嫁花婿の名前が『おまえ/黄海道』と書いてある。どうやら〈おまえ〉が私のことらしいが、ドラゴンズ応援歌で騒動になり粗暴な響きのある呼称〈おまえ〉も、幼少より演歌に親しんでいる私には全くの不問である。
そして〈黄海道〉という見たことも聞いたこともない何かが私のお相手のようだ。〈黄海道〉とは何なのか?知りたくなった私は花婿さんの顔を確認する前に覚醒し、この謎の言葉をスマホで調べてみた。結果〈黄海道〉とは人名ではなく地名で、かつて朝鮮半島が李氏朝鮮だった時代、半島全体は8の地域〈八道〉で区分されており、そのうちの一つの道名が〈黄海道〉だということがわかった。荒唐無稽で無意味な夢にも、教養を身につけるチャンスはある。
(今日はおまえの晴れの門出だよ)

二つ並んだ鶴と亀(の剥製)を従えた893な女は、20数年前どなたかの結婚式に参列した際の私である。縁結びの席に無頼ファッションで出席したご無礼を今お詫びしたい。(誰の結婚式だったか全く思い出せないけど)
孤島
3日前に金沢21世紀美術館の集荷があり、『逆算の風景』16点全てがトラックで運ばれていった。満タンだった押入れに空間が生まれ、過密な場所に馴染んでいたインテリアコーナーが独立した島のようになった。
この孤島を眺めてふと思う。遺品から故人の人格を推理する『特殊清掃員が見た孤独死の現場』というネット記事のように、仮に私がこの世不在となったあと、第三者がこのコーナーを発見した場合、これらの物品からどのような人物像を想像するだろうか?と。
ラジカセ、恐山ミニうちわ、プラモデル(トーチカ/ww1時代戦車/即製兵器など)、カセットテープ(広沢虎造全集/落語名高座全集/遠藤実カラオケ教室/三波春夫/鶴田浩二など)お菓子空き箱その他。
さあ、名探偵諸君!あなたならどうプロファイリングする?私なら〈変な男〉と推理する
弔意
今朝、韓国の作家グループOkin Collectiveのジンとジョンミンが亡くなったことを知りました。死を選んでしまった詳しい事情はわかりませんが、三年前の光州ビエンナーレで、緊張気味だった私達にとても親切にしてくれたこと、その優しい人柄が私にとっては彼らの全てです。
命懸けでやるというのは言葉上のことで、本当に命を賭してやるべき仕事など、この世に一つも無い、あってはならないと思っています。アートが人を死に追いやるまでの状況を作り出したのなら大変に辛く、敗走の誹りを受けてでも生きていてくれたら…と願っても、もう叶わぬ願いです。
Smile and conversation. That modest action can relieve social tension and anxiety. They were the people who knew the importance of it, expressed it, and executed it.
Three years ago, when having been invited to the Gwangju Biennale, I was filled with anxiety being abroad. Joungmin welcomed me with a smile, saying, “I was waiting for you!” and shook my hand. That memory still warms my heart.
I’m so sad that I can’t thank them directly anymore …
Jin and Joungmin. Thank you for teaching me the importance and kindness of respecting each other.
With gratitude, respect and sorrow …
Kazama Sachiko
(光州ビエンナーレのディナーにて)

寺院の庭で振舞われた精進韓国料理のビュッフェ。欲張ってお皿にドッサリ盛った料理について、ジョンミンは一品づつ説明してくれた。「食べるとすっごいタフになるのよ(笑)」と教えてくれた棒のような朝鮮人参の天ぷらは、なんか微妙な味だったので顔を見合わせて爆笑してしまった。
知りたくないの
2年前の今日(8/21)に当ブログで自慢した逸品『火星の人面岩ストラップ』を2年ぶりに自慢しようと思う。人面岩はかつて火星に存在した超文明の遺跡で、古代火星人が我ら驕れる人類に残していった警告である。そう90年代の超科学界では言われていた。しかし、その後ぜんぜん顔に見えない鮮明な岩写真が公開され、今までのは単なる見間違いであり、人間の目と口と同じく逆三角形に配置された物を見ると、無意識にそれを顔と認識するという錯覚が見させた人面岩ドリームだったと結論づけられた。
「人面岩が涙を流した」「人面岩が喋ってる」「人面岩には歯がある」などといった証言は何だったのか?私から夢を奪った最新科学が憎い!後世の人類に誤った情報を残すべく、私はこのマヌケな人面岩ストラップを捨てずに後生大事に保存し〈未来人を騙してやる〉と決意した。
(永久保存)

携帯ストラップ、その存在自体が過去の遺物となりつつある。
(ミニ土星&ミニ火星)

このピンポン球大の惑星みたいな石(モキマーブル)の外側はヘマタイトでできている。
火星地表の砂から検出されたヘマタイトは、地球と同じく火星にも水が存在した可能性を示唆するものだという。しかしたとえ火星に水があっても宇宙開発(侵略)に私は断固反対する!
視力低下
薄暗いところで作業しているので、近眼と老眼が同時に悪化し視力の低下が著しいです。遠くも近くも見えづらいというのは一体どういうことか。最近ちょくちょくおこるマヌケな見間違いによって自覚される宿命の現象とは?(写真で検証してみよう)。
7月某日: 近所の校庭裏にて

「あんなところに白い女体像が?」と近づいてみると…ご覧の通り白いポールにチェーンが巻かれた物体だった。
8月某日: 近所の家の塀の上で

「わ〜い白いネコチャンがいる」と寄ってみたら…ご覧のように白い花の房が塀からのぞいてるだけだった。
7月某日: 近くも見えない

スマホで〈京都で熱中症患者多数搬送〉のニュースを読む。珍しい赤い救急車両の上に丸い坊やの顔が…(私にはそう見えた)。拡大してみると、騒ぎに集まる京都市民を映した丸いミラーだった。
獺祭魚
喋り聲がカワウソのように甲高くうるさい私だが、お盆は墓参りにも行かず高倉健以上に寡黙な態度で(人間と喋らず)ひたすら下絵作りに勤しんだ。クロベゴルト6部作の下絵は完成間近なところで、どうしても納得がいかず何度もやり直し予定を大幅に超過してしまった!
「魚の呪いが欠けている」と悩んだ果て〈ローレライ〉に川魚を足して、本日やっと6点まとめて大型コピー店に持ち込む。片付けないで下絵作業をし続けたので、机上には不採用コピーの山が築かれ、コピー峡谷に魚コピーの紙片が泳ぐ有様だ。カワウソが獲った魚を岩に並べて先祖供養をするというのは本当か?ならば私もそれに倣ってコピー魚の釣果を祖先に供え、墓参りの代わりにしよう。
(獺魚を祭る)

書物を漁って絵を描く。獺祭魚行為の成れの果て
(本日のスタメン)

渓流残留組:ヤマメ
ヤフオク獲得組:四次元ボーヤ(足寄川出身)
外国人補強:ハダリー(出身地不明)
(海洋放出組:サクラマス)
★『バベル展』の展評を井上幸治さんが美術手帖Web版に書いてくれました!
(コチラで)みんなで読もう→美術手帖ウェブ






