未来のイヴことハダリーは、変態博士が用意した地底の楽園に居住している。模造植物で飾られた大広間には人造鳥たちの鳴き声が賑やかに響いているのだが、なんとその音源は博士が地上のパーティー会場でこっそり録音してきたパーティーピープル達の喋り声なのだった…!(リラダン伯爵の小説は、怪奇と冷笑そして皮肉のアラベスク)
そんな地底人への憧れから、長い長い独りきりの沈黙も私にはぜんぜん苦にならない。しかし先日から足を踏み入れた巨大 SNS世界というのは、何億の人類が発する情報の大星雲で、ひっきりなしの賑やかさといったら私の沈黙生活とは真逆だ。この地上の眩しさと喧騒に戸惑い、かざまランドの静寂に今日も逃げる。My五輪塔を買ったりしちゃって!