新しい腕環

(本日開催予定だった)毎年恒例の世田谷ボロ市は、コロナの影響で今年は中止だそうです。大繁盛の市がなくなって露天商も商売あがったりだろうなぁ。廃バスの部品など正規ルートでは入手できないお宝が見つかる(真実のボロ)市なので残念ですが、来年の12月に再開できるように祈ります。(来年1月15,16も中止決定)

何年か前のボロ市でガラの悪い古物商から500円で買った、ムーブメントなど本体の無い腕時計(枠と蛇腹ベルトだけ、時の失われた腕時計)は、私のお気に入り腕環のひとつで長らく愛用しましたが、ドッキリ味が薄れてきたので新たなる冗談グッズ腕環を購入しました。
写真中央のこちらは、ティファニー社製の(銀フォークを怪力の職人かユリ・ゲラーのような念力の持ち主が輪っかに曲げた)腕環で、誰かが勝手に曲げたからティファニーの刻印があっても正規アクセサリーでは無い。そして銀製といっても純銀でもなく、エレクトロ.シルバー.プレーテッドという19世紀に発明の銀メッキ製法で作られたまやかしの銀食器です。この腕環の難点は、フォークの先っぽが尖ったままなので、ウッカリすると手の甲や手首に猫に引っ掻かれたような跡がつくことです。

〈電気の子〉
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(かざまランドのマスコット) ハダリーの素材.アルミニウム、銀フォーク腕環のシルバープレートともに「電解」を利用した発明で19世紀初頭に誕生した。そして本家ハダリー登場『未來のイヴ』も19世紀の電気と幻想の産物である。奇しくもこの銀フォークは、人造人間ハダリーの生みの親リヴィエ.ド.リラダン伯爵が亡くなった1889年の製造で不思議な縁を感じる!伯爵もこのような華奢で美しいフォークを使って、チーズやフルーツを優雅に突ついて食していたのだろうか?