旅財布★無頼派

大掃除をして綺麗になった室内に先月購入した吉村さんの油絵を飾ろう!という意気込みは未遂に終わり、掃除も何もかも中途半端なまま1年が終わろうとしている。
私にとって絵画のような立派な買い物は例外的で、年間の主な買い物は絵葉書/石/お皿/キーホルダー等くだらない小物の類だということは、読者諸君は周知のことであろう。記念すべき今年最後のヤフオク戦利品(小物)が先日かざまランド郵便受けに届いたので〈グッズ最終便〉の紹介をしよう!

【旅財布&使用済イオカード】
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現在廃止のJR東日本「イオカード」は、自動改札機へ切符同様に通して使用したテレカみたいなもの。〈旧根岸競馬場一等馬見所〉の絵葉書を探したけど無いので、競馬場写真が印刷された使用済イオカード(100円)を代わりに購入。帆布製ポーチのような旅財布(500円)とはなんでしょう?

【タロちゃん印の旅財布】
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「ほかの漬物はあっしにあ何のかかわりもないことにござんす うまい紋次郎漬にござんす」と70年代の人気時代劇『木枯らし紋次郎』そっくりのセリフと股旅姿の男(中村敦夫?)。下部ポケットには「無宿 渡世人」「話題の味」「木枯らし紋次郎漬」と書いてある。勝手にタイトルを拝借しといて「かかわりもないこと」とは紋次郎同様にアウトローな漬物だな君は!
この漬物も製造元も現存せず、漬物界にまで波及した木枯らし紋次郎ブームの証拠品として旅財布だけが遺った。

【かっこいい無頼派財布】
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おそらく江戸時代の銭入れのように三つ折りにして紐をクルクル巻いて使うのだろう。
【来年の私は】どこかの地方都市駅前の立喰そば屋へ行き、自動券売機の前で旅財布の紐を慣れた手つきでスルスルと解いて五百円玉を取り出す。そして〈かけ蕎麦〉に〈コロッケ〉と〈ワカメ〉を追加し券を買うだろう。