コチラに来てから朝8時に起きて午前10時から午後10時まで制作しています。宿泊棟と創作棟を行ったり来たりの単調な日々の中、彩りをそえるのは色々な虫たちです。とにかく虫が多い。そして虫の行動は謎が多い。
30匹ほどの白い蝶の一群が木陰の一隅に集まったまま、朝から日没までフワフワ飛び続けていたり(ストラヴィンスキーのペトルーシュカを聴きながら眺めていると全く飽きない)…これは蝶のお見合いパーティーだと後に知りました。アリがミミズの死体を中心に直径4センチほどの砂山を築いて、いつの間にかミミズが跡形もなくなってしまったり…。よーく見ると物凄く秩序立っており、虫各自のキャラを全面に押し出した本能に忠実すぎる行動の数々には、生命の健気さに対する愛おしさよりも、野蛮な狂気を感じます。
今日は舗装道路の上で、何故か生きてる仲間の足にガッチリ噛み付いたまま息絶えた大型アリの死体を運ぶ中型アリを見ました。生きてる大型アリの「運ばれてなるものか」という抵抗もむなしく、大型アリの半分にも満たない体躯の小さなアリが軽々と、拒むアリと死んだアリの2匹を連結したままズルズルと引きずっていきます。なんだか分かり得ない陰を心に落とす光景でした。




