一度どこかで…

定時制高校では選択科目という文化的授業があり、書道、木彫りの2種から好きな科目を選択出来ました。むろん私は木彫りを選択。では何故「美術」でなく珍しい「木彫り科」なのかというと、週に一度だけ来る先生が彫刻家だったから木彫りしかやらないワケです。
先日登場した長身痩身のマブダチは、この中年彫刻家(椎名誠似)のお気に入りで、授業中ずっとデッサン(胸像用?)のモデルをやらされてました。鼻筋のとおった細面がお好みのようで、鼻も顔も丸い私には関心がなく毎週ひたすらマブダチばかり描いてた先生でしたが、ある日「これでは不公平だ」と思ったのか「今日は風間さんを描いてみよう」と言って私の似顔絵デッサンをおもむろに始めたのです。その時先生がもらした「なんだかコアラみたいな顔だなぁ」という失礼な一言を今でも私は忘れておりません。(描いてくれとお願いした覚えはない)
…と。こんなツマラナイ出来事を思い出したのも、昨夜、事務椅子のクッションに突如現れた何者かの風貌が、その時のデッサン画にそっくり(ウリ二つ)だったからです。

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ひじょうによく似ている!屈辱のデッサン画に!
(先生の人物画は船越桂のデッサンを百倍希釈した感じだった)

〈告知〉
次の日曜11日も府中市美術館公開制作実施!(版木を彫っている最中です。コヒ°—用紙をヘ°ンでなぞってる時よりは版画らしい様子が見られましょうぞ)

↓下絵(ヘ°ン画)を製作中の光景はYouTubeで閲覧可能!
https://www.youtube.com/watch?v=DCeMTyP-WjM

〈追記〉コメント欄を利用する方へ
返答方法がわからないので無回答でも気を悪くせず当ブログの一方通行をお許し下さいませ。