朝用・昼用・夜用

かなり昔から化粧クリームに朝用・昼用・夜用が存在していたことを、昭和十五年刊行『學べ!独逸國民生活』本文の記述で確認された。これによると…ドイツ女性は美人ではないが、化粧を施さなくとも素晴らしい健康美を誇っている。それにひきかえ「白粉のない顔を見るのに苦しまなければならない日本では、朝のクリーム、昼のクリーム、夜のクリーム、練白粉、粉末、粉末も一色ではいけないとあって、白と黄、赤いのに茶褐、それに香水、香油、ポマード等が鏡台にヅラリと陳列されている。」とある。日本人が贅沢すぎることを批判するために、著者の思いつくまま化粧品を文章上にヅラリと並べてみたようだ。
いかにドイツ国民が質素倹約に努め(ケチくさく)堅実かを、まさか!?と思うほど誇張し賞賛しまくるこの爆笑古書には紹介したいエピソード満載!でも今日は割愛!「贅沢は国を亡す」と日本国民に警鐘を鳴らしクリームを全否定した著者だが、従姉妹がくれた夜用クリームを朝昼夜使いまわしている件ぐらいは見逃してくれるハズだ。

【キミから学ぶことはない】
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半ズボンで元気いっぱい!健康の秘訣はやっぱり菜食主義?(平和の王国かざまランドに肉食文化は無い!)