芸術新潮は今日発売です

本日25日発売の『芸術新潮』2月号〈奇想の日本美術史〉特集にて、我がディスリンピック競技場の中央部分が掲載されました!
「平成の曾我蕭白になりたい」という私の夢は平成終了までの3ヶ月以内に実現されることはなく(否、永遠に無理だろう)、それでも平成ギリギリ〈奇想の系譜〉に名を連ねることが叶い、このように印刷物に名前が残れば、後世の読者が私のことを奇想の画家と認知してくれる望みはある(かも)。

『ディスリンピック2680』全画面に描かれた人間(と人間みたいな奴)は総勢約2.400人で、今回誌面に採用された中央部分には1.200人。これは足立元さんがカウントしてくれた人数で、作者である私はこの大人数にほとほとウンザリし数える気力がなかった。特に中央の人文字(マスゲーム)は、下絵段階でパースに苦戦し、彫りと刷りでは周囲の描写との調和に苦労した。丸木美術館で徹夜して、それでもオープニングに間に合わなかった箇所がまさにこの人文字地獄!

全体主義、統制社会、逆ユートピアの呪いとお祭りを表現するのに不可欠だった動員人数は2.400。芸術新潮でご覧いただけるのは、そのうちの1.200。掲載されてない左右の場面は画集『予感の帝国』観音ページを参照、もしくはこれから国内2カ所で巡回予定の本作『ディスリンピック2680』の展示を待たれたし!

世界をディ刷る風間サチコ vs デロリ・テロ!!!
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煉獄山(ディスリンポス)の乙女を総動員しても甲斐庄楠音の地獄美女に太刀打ちできそうも無い。