先日の都知事選をめぐって風間家B型グループで亀裂が発生。血液型0型のノンポリティカルグループの母と妹。そしてB型で左傾の父と兄と私。血液型占いなんてナンセンスですが、こうしてみると何か性質的な傾向があるのでは?とおもってしまうほどウチでは顕著です。
父からは「細川護煕に絶対投票して!周りの人にも投票するようにお願いして。」という電話が。
「これからは公安にツケられるようになるよ。」とプレッシャーかけられるし!…親とはいえ、こうやって指図してくるのが一番腹が立つし、そもそもこのローラー作戦を指揮してるのは、父が学生時代からツルんでる活動グループだろう。わたしもそう簡単にアジられるわけにはいかない!
兄はツイッターの人なので、たぶん細川支持の発信元も想像できる…。「打倒安倍」でポピュリズムに対抗するには同じく大衆煽動型の政治家(小泉さん)が有効だとふんだのかな?
とにかく選挙後も「バカ、おまえはわかってない!」と父。わたしも「投票数が結果。読み間違えたのはどっちだよ!」と応酬のこぜりあい。左翼はとかくセクト間抗争、内ゲバで自滅するという運命をここでも断切ることはできないのでした。
(…昨日のニュースで勝者、舛添さんのしたたかさには笑った!「憲法改正」と息巻いてる安倍を尻目に「憲法改正を政府主導でおこなうのは間違い」という内容の本出版と発言。飼い犬に噛まれるとはこのこと。いや、舛添さんは齧歯目っぽいけど。選挙に利用されたかたちの自民党は今になって臍を噛んでも時すでに遅し。ネズミのような前歯で安倍チーズにもっと噛み付いて!)
左翼のセクト間抗争の果ての組織のモロさは戦前からの歴史です。ロシア革命の熱気は日本にも飛び火し、マルクス、レーニンの思想が大ブームになった昭和初期。大正11年ごろから勃発したアナボル論争も多くのアナキストの転向によって、ほぼプロレタリアートに集約されました。
でもって、わたしの大好きなマヴォイスト達からも転向者続出!アナーキー非合理芸術やめて思想丸出し宣伝家に早変わり…村山知義も柳瀬正夢もプロレタリア本の表紙をロシア風労働者で飾ります。ブルジョア支配への反旗も、結局は没個性的な社会主義ビジュアル(ロシア・アヴァンギャルドのような高揚感も無く)におさまってしまったのが残念!漫画はノイエ・ザッハリヒカイト風。
プロレタリア芸術組織の内部抗争については先に『文芸戦線』の項目で書きましたが、今日紹介する『プロレタリア美術集』という画集の末尾には、岡本唐貴によってセクト抗争の経緯が事細かに記されています。攻撃的、粘着質な一面があるので面倒くさいな、と正直感じます。たぶんこういう気質の人が集まるので直ぐに抗争が勃発するのでしょう。一部抜粋…。ー『未来派芸術協会』『マボー』『D・S・D』の一部と合同して『三科会』を形成し、急進的な反アカデミーの旗の下に猛烈な運動を開始し、社会主義的要素、虚無的無政府的要素、形式主義的要素等の混成隊として、尖鋭な芸術闘争を開始した。だが明確な階級的根拠のない、いわば階級脱落者的なこの美術運動は、末期的な不健康性の故に、明治以来初めての元気な急進的美術運動であったにもかかわらず解体。ーとこの調子で延々と批判します。結論はブルジョア美術にたいする闘争の無い美術を全否定なんですが、このブルジョア、小ブルと敵対視する対象の多いこと!そして肯定される数少ない「美術」がこの本で紹介されているプロレタリア美術です。どんなに素晴らしいかって?見てビックリ。これか〜とガックリすること請け合いです!

「日本プロレタリア美術集」1931年 日本プロレタリア美術家同盟編(内外社版)

「音」 矢部友衛
特高の気配に息をひそめる瞬間。

「電気労働者」 市村三男三

「早く行つといで」 橋浦泰雄
労働者の家庭。病身の妻とビラを持つ子供が怖い…。これがプロレタリア・リアリズム。
