本日23日は現天皇の誕生日だと思う?確かにそうだけどカジミール・マレーヴィチのお誕生日でもあるんだよ。
先日、知人のトークショー2次会の席でお友達とゴヤの版画のことなどお喋りをし、その流れで「絶対美は存在する」という説を聞かせてもらった。絶対という力強く厳しい語句に相応しい美とは?私の知る限りではマレーヴィチも「絶対」の域に到達した画家だと思う。今夜は(定規を使用したであろう)美の巨人の生誕145年を祝って乾杯だ!
バッハは死んだ
歩く女は夜空に輝く南十字星を見たいと思っている。
彼らはその傍らで靴下とネクタイを結ぶ作業をしている。
左様、彼らの頭の中で谺するのは物悲しいメロディ。
「バッハは死んだ」その確信がビートを刻み、彼らの行進は続くのだ。
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以上の素晴らしい現代詩〈バッハは死んだ〉はThe Residentsのアルバム『DUCK STAB』に収録されている歌で、ダックスタブCDは30年来の愛聴盤です。今年の誕プレはそのレコジャケTシャツに決定!
《1アルバム1コンセプト主義》を教えてくれた眼球先生への信奉は来週月曜日に52歳になっても変わらず続く。
Happy Birthday to me!!

学生時代に路上で拾った額縁に吉祥寺の中古レコード店で買った『DUCK STAB』を入れてから30年。地下教室→ボロアパート→旧ランド→現ランドと常に私のそばにある神盤。今は寝台の頭上に飾ってるから、地震→落下→直撃→死もありうる(それはやだな)
レジデンツ様からの天啓〈1アルバム1コンセプト主義〉を〈1個展1テーマ主義〉に置換え、個展ごとに新テーマを決めて新作を揃えるようにしてます。そのせいでいつも死にそう…
東アジア反日武装戦線・さそりグループ所属の桐島聡が49年に及ぶ逃亡の果て「自分が桐島聡です」と告白して死んだという衝撃の一報後、続々と明らかになる人物像(音楽好きの呑兵衛)に親近感を覚えずにはいられない。国から紐付けされることなく税未納ロマンを貫徹した反体制人生が少し羨ましく思える。(確定申告シーズンだから特に)
潜伏地藤沢での偽名〈内田洋〉に私は直ぐに内田洋行を想起。満鉄御用達の製図用品メーカーと過激派との関連とは…ばくだん設計図作成でウチダの定規を使ったとか?
そんな時事情報で頭がいっぱいのせいか昨夜こんな夢を見た。
武蔵美学園同級生のHさんはアウトドア派で、リトグラフを刷る時も釣りベストを着ている男だった。約30年振りに再会すると今もそのベストを着ており、何故か私も釣りベストを着ている。前身頃に縫い付けられた大小のポケットをよく見ると、内田洋行高級製図セット内蔵のコンパス用替芯ケースを入れるための極小ポケットもあり、おそらくベストは釣り人用ではなく、定規を必要とする者のための着る製図セットにちがいない。
三角定規を心に当てて叫ぼう「愛魚精神万歳!」釣り反対派の私はこのベストで闘争!(もちろん非武装戦線)
It’s A Man’s Man’s Man’s World!

学生時代の私はカセットラベルを自作する
だが爆弾は作らない
うーやんとの共通点はJB愛聴のみ
ベンサムの幸福計算もマルクスのユートピアも信じない、水晶宮を建設する資材の何れにもなれない。ドストエフスキー『地下室の手記』の男は私と同類の社会不適合者だ。この引き篭もり中年による独白(陰鬱な小説)はボタ雪の追憶から始まる。その場面を彷彿とさせる昨夜の雪に乗じて、私も昔のことでも思い出してみようか….
先週の金曜日午后、O JUNさんの美しい新作を見るために神田小川町へ行った。私は32年前に小川町にある古書会館で入札会の雑用バイトをしたことがあり、この街を歩いてると当時の記憶が蘇ってくる。
大学3年生の兄が所属してた早大美術サークルのバイト先だった神田古書会で「人手が足らない」ということで私も駆り出されたのだが、仕事覚えも要領も悪くかえって邪魔だったような…早大生と底辺美術学生の差を痛感するばかりのバイトだった。(近代文学館が高額入札した夏目漱石の生原稿など見れたのは面白かった)
滅多にないインテリ学生とのふれあいで印象的だったのは、4年女学生の「人間への憎悪が残っているので肉は食べられない」という発言で、偏差値を超えて私は激しく同意した。
建物ばっかりの思い出フォトアルバムより

かつて神保町2丁目にあった〈東洋キネマ〉にはダダ建築という素敵な仇名が付いていた。私はこの支離滅裂な装飾が大好きだった。

タテカンが健在だった頃の明治大学。シュプレヒコールが聞こえてきそうな厳つい学府はもうない。(だがアイアンメイデンはまだいる)
怒涛の年末年始のせいで時間感覚が狂ってしまったが気がつけばもう2月。数少ないお正月の思い出を振り返ってみようかな?
姪っ子(中3)へのお年玉

受験真っ只中の姪の志望は都立高校。兄と義姉は青山/大泉、私は桜町(定時制)、妹は目黒と皆が都立高卒業 (それは授業料が安いから)
校則の無い学校に進学し髪を変な色に染めたい。そんな夢を叶えるために勉強に勤しむKちゃん。頑張って!
親へのお小遣い(少額)

数々の病気や怪我を治療しながら生きてるのに餅で死んだら大変!
なので注意喚起を袋に書いた「モチに全集中!」
老父母からの返礼品

(母の手作り)洗濯バサミを利用した猫ちゃんクリップ
(父の手作り) 風間キーホルダー。表=漢字、裏=平仮名
【忘己利他/もうこりた】キーホルダーは以前もらった父のオリジナルグッズ。天台宗の開祖・最澄の言葉を勝手に引用したという(不穏な書体と銀色がいいね!)
今から約20年前、島根県松江市の古社・神魂神社を参拝しここで奇妙な体験をした。巨木が林立する暗い石段を登り少し拓けた境内に着くと、古代にタイムスリップしたような厳かだけど胸騒ぎのする神殿が聳えている。太くはない柱の上にある本殿はどうして400年以上も変わらず残っているのか?とても不思議だ。おそらく結界に守られた神の領域の存在に間違いない。
畏怖の念で本殿を見上げると、開かれた扉に描かれた日月に強烈な日光が当たり反射して見えた。そこまでは事実なのだが、私は何故かこの記憶を「輝く神鏡を見た」と無意識に捏造し、思い出の光景は壁画ではなく本殿に祀られた古鏡の姿となっていた。そして昨年末、あんな素敵な呪物が家にあったらいいなという物欲は成就した!