カテゴリー別アーカイブ: 出来事

必然の理

徒歩2分の実家にて騒動が勃発。まず父が重度の巻き爪で歩行困難、それから母が玄関で転倒し両足大怪我(右踝:骨折、左踝:捻挫)。それから新型コロナVに感染し二人とも発熱…と次々負傷&発症に見舞われ私もその世話に追われている。
母は「何でこんな次から次に?呪われてるみたい…」と訝しく思っているがそうではなく、全ての事象には原因が存在し、必然の理があることを私から説諭。

一つに高齢者の手には負えない量の植木の栽培。これは以前からヤメるように忠告してたのに一向に言うことを聞かず、足の悪い父に代わって暑い日中水やりをして母が転倒→負傷。これも「異常な暑さだから昼は外に出ちゃダメ」と口すっぱく注意しても従来の行動を変えない、老人特有の思考パターンに起因してると言える。
そしてコロナVは、怪我で通院したオンボロ病院で感染したと推測。ここは昔から不衛生、ヤブで怖いことで有名で、現在も口コミ欄に悪評判が多数書き込まれている(読むのは面白いが、実害はおもしろくない)。斯様にものごとには原因があるのだ。

日曜のお昼はNHKのど自慢(宮崎県日南市)
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出会いを求め『嫁に来ないか』を歌う古代人(公園管理:46歳)
こんな素敵な古代豪族を全国の独身女性は放っておかないだろう!!おそらくNHKに問合せ電話がジャンジャンと…それも必然。

ゴーヤとミョーガの季節

暑くて不快な夏が苦手だが、美味しいゴーヤと茗荷が手に入るという点では夏は素晴らしい。むかし母から「茗荷を食べ過ぎるとバカになるよ」とよく言われたが、この恐ろしい教えを立証するかのように私は大変に物覚えが悪い (ということは既に茗荷キャパオーバー?)

そもそも茗荷過食による記憶力欠乏に科学的根拠はあるのか?

心配はご無用。これは単なる迷信で、仏典のこんなお話に由来があるのだ…「釈迦の弟子の一人に若くして悟りを開いた優秀な人物がいたが彼には〈異常に物覚えが悪い〉という重大な弱点があった。釈迦は不憫に思い弟子の首から名札を下げてあげたが、とうとう自分の名前すら覚えられぬまま死んでしまった!そして弟子の死後、墓の周囲から生えてきた奇妙な赤紫色の芽を、首から下げた名札にちなみ『茗荷』と名付けたという」
…人の顔と名前、そして漢字と英語が異常に覚えられない私にとって弟子の悲劇は決して他人事ではなく切実だ。バカになる茗荷とは逆に物覚えのよくなる食物が存在するのなら、私はそれを過剰摂取し記憶力抜群の利口になりたい!

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巨大ゴーヤを111円(税別)で購入

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チャンプルーとサラダ以外の新調理法《ゴーヤチヂミ》にチャレンジ
キムチとチーズ入りでうまい!ビールに合いそうだけど昨晩は炭酸割ザクロ酢液
(茗荷は毎日食べる.更に記憶力低下!)

わたしの盆休み

(実家は徒歩2分/里帰り無用) 行きたいところには気が向いた時に行くので休暇のレジャーとは無縁のわたしだ。今は複数の案件の下絵を同時に描かねばならず、特に遠出の機運ではない。
現下盆休み真っ只中の世間とは無関係な静かな生活は本日も変わらず、今晩は冷蔵庫内の余り物でおつまみを作って晩酌してみたよ。

下絵と副菜だらけの卓上で
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ツルムラサキの辛子マヨ和え/冷奴/茎ワカメ酢の物/干貝柱/薬味のせ油揚げ/笹かまぼこ/かやくご飯/極上ワサビ漬け(松本駅ビルで購入うまい!!)
にごり酒(¥198) は冷orロック推奨だったので半分冷、半分ロックで…

酒に氷を入れて飲むのが好き それが誰の真似かも とうに忘れた頃〜♪と中島みゆき『りばいばる』など歌って良い調子。しかし日本酒に氷を入れるのはあまり美味しくないネ

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おやすみなさ〜い スヤスヤ…

幻のラーテ

かざまランド城壁(古いブロック塀)の建替工事は、こまめな休憩と作業時間の短縮で熱中症を回避しながら着々と進められている。塀が解体された初期段階には家の周りに小さな堀と残土の塁が築かれ、古戦場のような趣があり面白かった(家が丸見えで不安だったけど)

多分それでこんな夢を見た
ドイツで蚤の市ツアーに参加したのだが骨董市では何も買わず、団体客と次の場所に歩いて移動。その道中に3階建のビルがすっぽり収まりそうな深くて長大な塹壕があり驚嘆していると、塹壕に渡された高架橋の上を全長40mはありそうな超巨大戦車が移送されていくのが見えた。私の隣にいたツアー客が「ラーテだ」と言うので、あれが幻の超弩級戦車ラーテだったのだろう。

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水虫そっくりさん

数週間前、左手のひら中央に突如出現したカズノコ1粒大の水疱は、増減しながら赤くて痒い10円玉大の斑紋に拡大。このジクジク⇄カサカサの繰返しは…水虫?!

むかし鮮魚コーナーでバイト中、ゴム長靴長時間着用で足指に罹患した経験から、この症状は「水虫」だと直感。あの忌まわしい白癬菌がなぜ手のひらに?ゲゲゲの鬼太郎に登場するネズミ男のように全身◎マークになったらどうしよう…蔓延する前に病原菌を滅殺するよりほかない!
ブテナなんとか成分が水虫菌に雷の鉄槌をくだす図のピカピカ箱入り薬を購入し(予防のため)両手のひら全面に塗布、殺菌作戦を開始する。だがしかし1週間まじめに塗っても一向に消滅せず…敢え無く白旗を揚げお医者に診てもらうことにした。

診察はあっさりとしたもので、手のひらの皮膚片を顕微鏡で覗いた先生から発せられた「菌は無い」の一言で、幻の水虫との戦いが無意味だったことを知る(水虫ではなくアセモの一種だった!!)。

処方されたステロイド軟膏でたったの3日間で治癒した皮膚病は、水虫にそっくりな病気の存在と素人診断の恐ろしさを教えてくれた。みんなも気をつけよう!

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干物みたいに瘦せ細ったトリケラトプスを医院帰りの路上で保護した

Água de Beber?

〈A.ジルベルト『おいしい水』の直訳は飲める水〉
いつもボサノバ(歌無し)がBGMで流れてる歯科医にて奥歯4本の治療を続け、いよいよ現在治療中の歯が最後の1本となった。銀の被せ物を外して虫歯を削り、再度銀歯を被せる工事は時間がかかるのだが、今日は掘削工事に加え、レントゲンを撮ったり歯型を取ったりとさらに時間を要し、そのおかげで今まで気がつかなかった設備を発見した!

治療椅子の傍に置かれたニュートン記念堂に似た球体(バスケットボール大)。不透明の上半球には無数の穴が空いており、透明の下半球にはゆらゆら波打つ水が入っている。穴から気体が出る様子はなく、永久機関のように運動し続ける液体をボーっと眺めても、これが一体なんなのかトンと見当がつかぬ。
私はたまらず 歯科衛生士のお姉さんに「あの球体はなんですか?」と尋ねると「空気清浄機のような機械で水には薬品が数滴入ってます(なので変な色)、水は超音波で動いててオーロラのように発光させることもできます。」とのことだった。5~6年前に流行って現在もネットで購入可能とも教えてくれたけど、欲しいのではなく不思議だったから訊いてみただけです。(オーロラ発光機能は見たい)

(開催中)
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風間サチコの四大元素コーナー(水はダム2点)

(展示中)
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渋谷二丁目再開発地区仮囲いにて朝海陽子サンの写真展示中

さよならサンプラザ

昨年冬『年忘れにっぽんの歌』の公開収録を観に行った中野サンプラザが、過日2日に50年の歴史に幕を下ろし今後取り壊されると報道で知る。サンプラザホールで音楽鑑賞したのはあれが最初で最後になってしまったが、私が生まれた翌年(1973年)に竣工された三角ビルには、死んだ母方の祖母との楽しい思い出がある。

私が子供の頃、おばあちゃんは中野サンプラザ向かいのビル4階に住んでおり、ベランダからはサンプラザホールの通用口がよく見えた。私たち兄妹が遊びに行くと「ほら!五郎だよ」「ひろみが出てきたよ」とおばあちゃんがベランダに呼んでくれて、大好きだったカックラキン大放送で親しんでた芸能人を生で見ることができた。
今思うと、おばあちゃんは老人なのに目が良かったなぁ!(私にはあの距離から顔を判別することはできない)

居住用ビルからスナイパーみたいに見張ってた
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二間しかない仮住まいで印象的だったものは、寝泊りしにくる息子たちの置き漫画「ゴルゴ13」と仏壇に飾られてた高さ40cmもある翡翠色の観音様キャンドル。

白い夕餉

1925年7月1日。エリック・サティはアルコール常飲による肝硬変のため59歳でお亡くなりになった。…ということは本日7月1日はサティの98年目の命日にあたる。
理由は不明だが、エリック・サティは「白い食品だけを常食した」という。なので今晩のおかずは全て白で統一し、98年前にこの世を去った愛すべき変人に追悼を捧げる。

〈白い夕餉〉エリック・サティを悼んで…
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白だしぶっかけうどん(大根おろし乗っけ)
白い竹輪クリームチーズ詰め
白髪ネギ冷奴(塩と胡麻油)
白いクリーム大福(食後のデザート)
水道水
白髭に眼鏡の代表的なポートレートは53歳ごろに撮影した写真だと知り、自分と2つしか違わないことに驚いた。やはりお酒は若さと健康の敵だなぁ…せめて今日はお酒なしで!(お水で)

BGM『家具の音楽』
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「幕間」と「家具の音楽」が収録されたお気に入りCD
日常生活の邪魔をしない室内楽として作曲されたのが「家具の音楽」で、3曲のタイトルは…県知事の私室の壁紙 / 錬鉄のタペストリー / 音のタイル張り舗道
レコードの針飛びのように何度も何度も同じメロディーが繰返されるが音響機器の故障ではない。

サンキュー甘藷先生

先月参拝した目黒不動尊こと龍泉寺には、お寺なのに大黒天が祀られてたり、変わった鳥居や狛犬があったり、修験道の偉い人のお堂があったりと神仏習合の見どころたくさん!
中でも特に目を見張るビックリ物体は高さ7mもある巨大石碑で、これは江戸時代にサツマイモの普及に貢献した「甘藷先生」こと青木昆陽の功績を讃えた石碑だという。モノリスのように異様にデカい石板は、まるで山中に突如現れた瀑布のような迫力だ。ここまで巨大な石で後世に伝えたいことは、サツマイモ伝来の偉業である。

〈甘藷先生記念碑〉
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明治期に汽車で宮城県から運搬されたのだが、その途中で石が破損しこの大きさになったという。これよりもっと巨大になる予定だったのか!この雄勝石の産地に近い石巻でもこんなジャンボ石碑は見たことがない

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片手にサツマイモ…もしやあなたが甘藷先生?

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不動尊ラブキッズが育ててるサツマイモの畑。甘藷先生に対するリスペクトはお不動さんへの信仰と同等の篤さを感じる。焼き芋を食べるときは「ありがとう甘藷先生」と感謝を述べよう!

焼芋石

近所のスーパーで石焼き芋を購入し、ねっとり甘〜い芋に塩っぱいバターをのせて「うまい!」と独り言をつぶやきながら食べるというささやかな楽しみを繰り返した結果太ってしまった。
スーパーの青果コーナーに置かれた石焼き芋製造マシーンには常時焼き芋があるわけではなく空のときも屡々ある。紙袋に入ったサツマイモが熱々の小石の上に数本並んでるタイミングに出くわすとツイてる気分になってついつい買っちゃうのだった(そして太った)。

紙袋を持ち上げて重い個体を選ぶという欲張り行為の罰として(体重増加)は反省し受け入れるほかないが、紙袋に芋と一緒に入ってた小石は焼芋熱中時代の記念品として保存することにしたので返却はしない。

「なんだろう?」
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とりちゃん、これはなんでしょう?
答:焼芋石