日別アーカイブ: 2015年9月24日

造動in台湾!

「もはや天才的芸術など無用だ!アトリエに籠る画家も不要だ!今、行動するアーティストの時代が到来したのだから!」開会式に集った聴衆の前で、革命家顔をした台湾作家は雄々しく鬨の声をあげるのでした。私は「こりゃまた随分勇ましいな…」と呆気にとられ、そして、ここ台湾に来てやっと「アートで世直し出来るかもよ」な理想に燃える展覧会に自身が参加してることに気づいたのです。革命も理想も正義も必要としない、無目的(大切!)虚無(重要!)と天才(最高!)を標榜(矛盾)する美術作家としては、この場所は相応しくないか〜もね?と思いましたが、既にこの展示の文脈の裡に取り込まれてるのだから抗いようがありません。
初日もろもろの催事の後、アジアのコレクター(富豪)が主宰する華麗なるディナーに招待され、会場のホテルに向かう車中「オファーされた時この展示のテーマを聞かされてなかったですよね。」ともう一人の日本人作家である金氏さんと顔を見合わせて、あぁそういえばね。と…。こうやって所謂アートは政治的にウッカリ染色される危険があるんだ。あぶない!
今回はアジア各国の作家達と展示して、彼等が自国の「民衆」として置かれている立場など強く意識して制作してることが分かりました。それには自由や独立や公平、そんな理想に満ちた純真さが感じられます。その理想の実現手段が即ちアートという流れですが、社会情勢がめまぐるしく変化する中で、記録映像などは特に美術でなくてもよいのでは?と暗に思ってしまいました。(会場では孫遜氏の作品が一際圧倒的だった。版木を使ったアニメーションなど黒っぽい世界に共感。)

そんなこんなで色々勉強になった初のアジア渡航。海外渡航経験の未熟さから、旅行準備の段階で多くの皆さんにご心配をお掛けしましたが、無事に帰国できました〜。ありがとうございました!

造動
ここが国立台湾美術館。
アジアンアートビエンナーレ/造動(アーティスト メイキング ムービング)の会場

会場
展示会場のまゆみさん

インタヴュ
3回もNGを出したインタヴューの光景

レセプ
隈取りを施した猛者が乱れ打ち!!
これはレセプション開始をつげる熱気溢れるパフォーマンス。
この壇上でWピース要求の集合写真を撮影。