植物問題

窓辺(といっても閉めっきり)を片付けたら空間が生まれたので、観葉植物でも置いてみるか?と人間的な着想が一瞬頭をよぎった、が、しかしです。樹木と雑草ボーボーな中に建っているこの家の屋内にわざわざ「観葉」を導入する意味があるのかと…。外の葉っぱすら鑑賞したことも無いのに!それ以前に、この極寒の室内で水を断たれ痩せ細ったサボテン達の越冬こそが目下最大のミッションなのです(チランジアの生死は定かではない)。この部屋=シベリアに連れてこられる不幸な南国植物をこれ以上増やしてはいけない!
それでも空間ができれば何かを置きたくなるのが貧乏の悲しい性。というわけで枯れる心配も世話も要らない、尚かつ「癒され」目に優しい姿をした『磁石式電話機』等を並べることにしました。
おぉ〜癒される!!これは素晴らしいです。黒いベークライトの重量そして色ツヤ、申し分無し!シャビーな暮らしにお似合いなグリーンの生命力や潤いなど無用。超シャビー(オンボロ)な暮らしにはカラッカラに乾いたブラックがお似合いだ。そして窓辺がいっそう黒く暗くなりました〜。これはインダストリアル系お洒落インテリア。ではないな ….絶対。

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「磁石式電話機」ハンドルを回すと内蔵された磁石式発電機が作動し、ベル信号が送られ交換手につながる仕組み。交換機に繋がずに電話機と電話機を接続し、鉄道駅構内などの内線として利用されてたようです。ハンドルの回し加減でベルの音に変化がつけられるので、それでどこの部署からの電話か聞き分けていたとか…すごい。
このヌルっとしたフォルム。昔の国鉄の流線型機関車やディーゼル機関車にも似た重厚感と不気味さがある。

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PONY製スピーカーフォンの「ラルフ君」
41号M 磁石式電話機の「フローリアン君」

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手動式計算機、CONTEX-10の「カール君」は吉祥寺の道端に落ちてた。
4号M 磁石式電話機の「ウォルフガング君」
…以上、名前をつけてみました(KRAFTWERK初期メンバーから拝借)

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フローリアン君とフローリアン・シュナイダー氏
流線型も素敵ですが、この四角い存在感も捨て難い!

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台所に侵入した蔓草は今も元気!
小市民的観葉植物と一線を画すド根性植物

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風間城のシンボルツリー「ヒマラヤスギ」
もはや庭より森が相応しい大きさに…。