アラジル男

アラジル男・・。そういえば「アラ汁」って本当に新潟の郷土料理だったのだろうか?そして本当に田中角栄の好物だったのだろうか?にわかに心配になったので調べなおしたら、代表格ではないけれど鮭のアラを酒粕で煮た汁物が存在し、角さんの好物の一つであったことを再確認し安心しました。制作時に一級資料として図書館で借りた『田中角栄データ集』という下世話なタレント本からの、正確なデーターに基づいた作画なので間違いはない筈です。「猫のエサだと思って魚屋でアラを買って来たら、旦那様用の食材だった」と語る、家政婦さんの証言でも裏が取れているのだから!(このシリーズ制作の為に決行した新潟への取材旅行=新婚旅行では、田中角栄記念館、山本五十六記念館、刈羽柏崎原発などを巡りましたが、これらの独断先行型の計画が破綻への一里塚だったとは知る由もなく…)

列島改造人間アラジル男は、只今オペラシティアートギャラリーで開催中「高橋コレクション展」にて観覧出来ます。その他戦闘員(センキョテロル、ドボッケン、弾丸レッシャー、ニシキゴイン)も廊下スペースに陳列されております。廊下はまあまあ長く会期は長い!6月28日迄。

arajiru
クールな出立ちのアラジル男に汁の要素ゼロ!これではアラマキ男です。
新潟県村上には鮭皮素材の紳士用ジャケットが実在する。着用男性はさぞかし猫にモテるだろう。
(列島改造人間シリーズ 2002年)

dangan
「弾丸レッシャー絵葉書」は隣接ナディッフにて絶賛発売中!
図版の選択は販売元サイドによるものです。(流線型人気は衰えを知らない)