愈々どおくまん『熱笑!!花沢高校』を全29巻を揃えてしまった〜。先きにバラで買ったり貰ったりした10冊とあわせて計39冊!こりゃ結構なボリューム。次回の作品のテーマを考察するにあたり重要な資料なので、引越しがあるので本を増やしてはいかんのだが購入です。この西日の容赦なく差し込む勉強部屋に長らく置かれていたであろう、背表紙の褪色ハンパない花沢高校はブックオフでも引き取ってくれそうにないな…。所望する人物にあげよう(いるか?)
ハンナ・アーレントが著書『暴力について』のなかで示唆した「暴力+機械=戦争」の図式を、この『熱笑!!花沢高校』は大胆に描写しているのではないか?という発見から、主人公のイジメられっ子の力(リキ)が、怪力と勝負強さという能力が仇となり不良の抗争に巻き込まれ、果ては「丸腰」のケンカから、改造バイクによる「武装」と組織化に至り「全大阪戦争」にまで発展するというストーリーをあらためて熟読し、考察してみたいと思ったのです。
「北大阪の虎」という機械化した支配力に対抗して、正義の武装集団「黒いゲリラ」が組織されていくプロセスは、いかに最小単位(個人)の感情からの行為と思われる「暴力」が、科学的助力(機械化)によって組織化され戦争に至るかという歴史を再考するにあたり、とても興味ぶかいものがあります。
と、呑気に読書したり考え事してる猶予はないのですが!しかし制作には確固たるテーマの確立が大切です…頑張ろう。暴力はスピードだ!!

暴力と戦争だったら「暴力大将」じゃない?とお思いになる方もおられよう。
しかし、主人公・力道の人望を中心とした立身出世物語はミラクル頻発(ヤクザ部隊のゲリラ作戦が面白いほど成功したり)で、正義は勝つというロマンと丸腰のヒューマニズムが色濃いのです。
読む順番は、ソレル「暴力論」→ファノン「地に呪われたる者」で焚き付けて、アーレントの「暴力について」で一旦鎮火。そして「熱笑!!花沢高校」。。漫画も含め読書スピードが超遅いので読破する自信はありません。
