防コレ(1)

今日もひきつづき堆積資料集のなかからご紹介しましょう。これは昭和11年締結の日独防共協定と15年締結の日独伊三国同盟に関連した紙ものです。国際社会から孤立した日本が強い独逸と同盟を結べた!という熱狂的な歓喜と浮かれ具合、そして鉤十字と日の丸という鮮烈なデザインにひかれてウッカリ集めた代物です。こういうハーケンクロイツとか満州国国旗などの図案のものは人気があって割と高価なので、安く入手できる好機のみの購入でボリュームに不足を感じますが…。
ファシズムの力強い広報に負けて散財しそうなところ自制できたのだから良しとしよう。

防コレ1
日独伊の親密な交流が記録された雑誌、防共記念の木版画、松岡外相の訪独をつたえる写真絵葉書や各国大使の訪日祝賀大会と合唱用?の歌詞カード(ドイツ国家/ナチスの歌/ファシスト党の歌/黒シャツ隊の歌)片仮名で書いてあるのでみんなで歌える。

防コレ2
少国民用の本と着物生地。

国防軍
防共とは無関係ですが、ドイツ国防軍のグラビア誌「ディーヴェーアマハト」
ポーランド侵攻直前の38年から後の40年の国防軍のキビキビした様子がわかります。
ナチ色は薄く、巨大砲台の建設現場、塹壕やバリケード設営が写真付きで報じられてる。
(6冊2000円という破格値で買ったような…そんな記憶がある)