〈麺紀行〉袋の人

百均ショップの夏用乾麺の並ぶ棚に鍋用スープが少しずつ進出しつつあるのを見て、夏の終わりを感じる今日この頃です。そして以前ご紹介した蕎麦の袋にも秋は訪れました。
〈大切な人の笑顔がうれしくて本気になって、打ちたて・茹でたて味わい舌づつみ〉と一途な女心をにじませた文面が微笑ましい『ざるそば』の袋だったのですが、先日購入したら例の文は書き換えられ、このような変化が!〈最新の設備を導入した事により、保水性の良い水々しいそばが出来上がりました。ぜひ、ご賞味下さい。〉…彼女に何があったのか?一切の私情を挟むことなく、最新設備導入をアピールする姿勢には以前の無邪気な姿はありません。この事務的な文言に、秋空のように切り替えの早い女心が見て取れます。きっと新型製麺マシーンの導入とともに気分一新したのでしょう。それもまたよし!

(リニューアルパッケージ)
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健気なあのコは何処に…

(旧パッケージ)
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思い出はここ(冷凍庫の扉)に

(自己紹介)
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麺であることは見ればわかる
「殊の外うまい」とはご謙遜。確かに1kg 250円の割には美味しいヨ